こんばんは。三連休の最終日、家でまったりしている種子島ぴーです。
さて、先日、宇野昌磨選手の新EXまたは幻の新SP『オーボエ・コンチェルト』について、私はこのように書きました。
前半の甘美なメロディライン、どこかで聞いた覚えがあります。
映画かドラマで使われていたような気もするし…たぶん、ヨーロッパ映画かな?
一瞬で、ノスタルジックな世界に引き込まれます。
また別の記事では、こう書きました。
過去に続くトンネルを突き抜けて、違う世界に連れていかれたかのような感覚。
過去のどの場面、どの記憶というわけではないけれど、
なんだか懐かしく温かい気持ちになって、
目頭が熱くなり、ついでに鼻の頭も赤くなり…(笑)
そのときは、何の曲だかわからなかったのですが、
調べてみると、興味深いことがわかりました。
曲名は、「オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章 アダージョ」。
作曲は、中世イタリアのヴェネチア出身のアレッサンドロ・マルチェッロです。
1669年8月24日 生- 1747年6月19日没。数学者・哲学者・音楽家として、多分野にわたって活躍したイタリア人貴族。バロック・コンチェルトの作曲家として有名。
代表作のひとつ《オーボエ協奏曲ニ短調》は、バッハによってチェンバロ曲(BWV974)に編曲された。
出展:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典
なんだかんだで、中世ヨーロッパの雰囲気が似合ってしまう昌磨(笑)
中盤の力強いパートはチェンバロの音が聞こえるので、バッハの編曲が使われているのかもしれません。(真偽不明)
私は、曲にヴィバルディ味を感じていましたが、
過去においては、ベネデット・マルチェッロやアントニオ・ヴィヴァルディの作品と誤って伝えられてきた。
出展:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典
ということです。
面白いですね。過去の専門家でさえ、ヴィヴァルディ作と間違えるとは。
そして、この曲は『ヴェニスの愛』(1970)というイタリアの映画で使われていました。
驚いたのは、映画の内容です。
原題は、『LOVE MEMORIES---THOSE WERE THE DAYS』。
直訳すると、『愛の想い出---あの素晴らしき日々』といった感じでしょうか。
私は、昌磨の演技から、郷愁、追憶、ノスタルジアを感じて
温かく泣きたいような気持になったのですが、
映画のストーリーは、まさしくそういう世界なんです。
ヴェニスを舞台に、一組の男女が過去の想い出をたどりつつ▽×◎という内容です。
(ネタバレをふせぐために伏せておきます)
昌磨自身は、アレッサンドロ・マルチェッロが作曲した当時の背景その他は、いつものごとく知らないと思います(笑)
「感性のままに音を表現する」という、いつものスタイルだと思います。
にもかかわらず、私の想像力をかき立て、心をヨーロッパまで連れていくとは!!
偶然ながら、挿入曲として使われた映画の内容まで感じさせてしまうのだから、すごいなぁと思います。
(たぶん、私はこの映画を観ていないと思います)
音楽を聴いたままに表現する昌磨のすごさを、一番わかっていたのは、美穂子先生かなと思います。
フリー『トゥーラン・ドット』の音源を、
2015-2016は、ポール・ポッツ歌唱
2017-2018は、ホセ・カレーラス歌唱 に変えたのは、有名な話ですよね。
余談ですが、海外の記事によれば、『オーボエ・コンチェルト』は、結婚行進曲の定番になっているそうです。知りませんでした。
教会で流れてきたら、泣いてしまいそうですね。
【公式】宇野昌磨アップロードチャンネルも更新されているので、見てくださいね!!