オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨のEX『オーボエ・コンチェルト』を使った映画

こんばんは。三連休の最終日、家でまったりしている種子島ぴーです。

 

さて、先日、宇野昌磨選手の新EXまたは幻の新SP『オーボエ・コンチェルト』について、私はこのように書きました。

 

前半の甘美なメロディライン、どこかで聞いた覚えがあります。

映画かドラマで使われていたような気もするし…たぶん、ヨーロッパ映画かな?

一瞬で、ノスタルジックな世界に引き込まれます。

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また別の記事では、こう書きました。

過去に続くトンネルを突き抜けて、違う世界に連れていかれたかのような感覚。

 過去のどの場面、どの記憶というわけではないけれど、

なんだか懐かしく温かい気持ちになって、

目頭が熱くなり、ついでに鼻の頭も赤くなり…(笑)

 

そのときは、何の曲だかわからなかったのですが、

調べてみると、興味深いことがわかりました。

 

曲名は、「オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章 アダージョ」。

 

www.youtube.com

 

作曲は、中世イタリアのヴェネチア出身のアレッサンドロ・マルチェッロです。

1669年8月24日 生- 1747年6月19日没。数学者・哲学者・音楽家として、多分野にわたって活躍したイタリア人貴族。バロック・コンチェルトの作曲家として有名。

代表作のひとつ《オーボエ協奏曲ニ短調》は、バッハによってチェンバロ曲(BWV974)に編曲された。

出展:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

 

なんだかんだで、中世ヨーロッパの雰囲気が似合ってしまう昌磨(笑)

 

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中盤の力強いパートはチェンバロの音が聞こえるので、バッハの編曲が使われているのかもしれません。(真偽不明)

 

私は、曲にヴィバルディ味を感じていましたが、

過去においては、ベネデット・マルチェッロやアントニオ・ヴィヴァルディの作品と誤って伝えられてきた。

出展:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

ということです。

面白いですね。過去の専門家でさえ、ヴィヴァルディ作と間違えるとは。

 

そして、この曲は『ヴェニスの愛』(1970)というイタリアの映画で使われていました。

 

驚いたのは、映画の内容です。

原題は、『LOVE MEMORIES---THOSE WERE THE DAYS』。

直訳すると、『愛の想い出---あの素晴らしき日々』といった感じでしょうか。

 

私は、昌磨の演技から、郷愁、追憶、ノスタルジアを感じて

温かく泣きたいような気持になったのですが、

映画のストーリーは、まさしくそういう世界なんです。

 

ヴェニスを舞台に、一組の男女が過去の想い出をたどりつつ▽×◎という内容です。

(ネタバレをふせぐために伏せておきます)

 

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昌磨自身は、アレッサンドロ・マルチェッロが作曲した当時の背景その他は、いつものごとく知らないと思います(笑)

「感性のままに音を表現する」という、いつものスタイルだと思います。

 

にもかかわらず、私の想像力をかき立て、心をヨーロッパまで連れていくとは!!

偶然ながら、挿入曲として使われた映画の内容まで感じさせてしまうのだから、すごいなぁと思います。

(たぶん、私はこの映画を観ていないと思います)

 

音楽を聴いたままに表現する昌磨のすごさを、一番わかっていたのは、美穂子先生かなと思います。 

フリー『トゥーラン・ドット』の音源を、

2015-2016は、ポール・ポッツ歌唱

2017-2018は、ホセ・カレーラス歌唱 に変えたのは、有名な話ですよね。

 

余談ですが、海外の記事によれば、『オーボエ・コンチェルト』は、結婚行進曲の定番になっているそうです。知りませんでした。

教会で流れてきたら、泣いてしまいそうですね。

 

【公式】宇野昌磨アップロードチャンネルも更新されているので、見てくださいね!!


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