こんばんは。
朝5時過ぎにスタートした全米男子SP。
早起きは無理なので、Jスポーツのアーカイブ配信が始まるまで、
結果がわからないように、ニュースを見ないように頑張りました。
配信は夜中の0時だと思っていたけど、16時には見られたみたい(涙)
しかし、待ったかいがありました!!
SPの上位3人は、
1位 ネイサン・チェン 113.92
2位 ヴィンセント・ジョウ 107.79
3位 ジェイソン・ブラウン 100.92
この高得点は、爆盛りでもインフレでもないんです!!
とにかく素晴らしかった3人の演技。
ぜひ、自分の目で確かめてほしいです。
まず、第二グループに登場したヴィンセント・ジョウに魅了されました。
曲は、『Vincent』より『Starry, starry night』。
このヴィンセントって、ヴィンス本人のことではなく、画家のヴィンセント・ゴッホのことです(笑)
私は、この曲を歌っているジョシュ・グローバンの声が大好きで、最近、YouTubeでいろいろ聞いていたので、曲にもうっとり。
今までのヴィンスは、両手を上げた高難度ジャンプを跳ぶものの、
回転不足が多く、弱々しさを感じていました。
タノジャンプだけが、印象に残っているというか…ね。
しかし!! 今回のヴィンスは違いました。
ジャンプがプログラムから浮いてないです。
しっかりした着氷で、動作と動作の間につなぎ目がない。
プログラムの中に、骨太のジャンプが埋め込まれていて、
冒頭の4回転+3Lz4回転Lz+3Tだけで20.30。4回転サルコウも幅がありました。
初めて、初めて、初めて、ヴィンスの演技に完全に魅了されました。
まいりました!! スタオベです。
107.79.ヴィンセント・ジョウが、再び、世界のトップ集団に戻ってきました。
そして、最終グループのネイサン・チェン。
実は、見る前に夫に「ネイサンの結果知ってるの?」と聞かれ、
「まだ知らないから言わないで」と答えたら、ニヤリとされたんです。
で、もしかして、ジャンプが抜けるとか、何かあったのかと思って
緊張して具合が悪くなりかけていました(笑)
しかし、ネイサンです!!
私の心配なんて、まったく意味がなかったです。
落ち着きすぎていて、すご味を感じるくらいでした。
ジャンプの腕の引き付けが完璧すぎて、芯が細い。
イーグルからのアクセルに、昌磨が頭をよぎる(笑)
ステップの一蹴りで、ぐいっ、ぐいっと進むのが、かっこいいですねー。
世界中のスケーターがネイサンの演技を見ながら、
「ウェーイ」って言ってそう。
昌磨も飛行機の中で見たかな??
衣装は、当然のようにホワイトのシンプルシャツとブラックパンツではあったものの、
ボトムにヒカリモノのチェーンを付けているので、お腹いっぱい感はなかったと思う。
演技を1回目に見たときは、緊張しすぎてよく味わえなかったので、
映像を巻き戻して何度か見ました。
全方位にすきがない。なさすぎ!!
フリーでは、すごいジャンプ構成に挑むようなので、またまた緊張しそうです。
そして、ジェイソン・ブラウンの『Sinnerman』byニーナ・シモン。
すごい作品です。
コリオが、まずすごい。
何度も見返して、特徴的な動きやポーズをピックアップしたくなるコリオ。切り取って油絵にしたいようなシーンが何か所かありました。
それを自在に演じられるジェイソンの肉体がすごい。
政治的なメッセージも入っているのかもしれませんが、曲を跳ね返す力強さがありました。見てるこちらが、息継ぎできない。
すばらしいものを見せてもらいました。
コロナ禍で、練習環境も整わず、試合にも出られない中、
米国のトップ3は、とんでもなく強くうまくなっていた。
「今年はしかたがないよね」ってなりそうなところを、前よりすごくなっているなんて、信じられないメンタルです。
私は、エネルギーをもらいました。
なんだかんだで、そろそろフリーが始まります。
このまま起きているしかないのか…