こんばんは。ロシアカップ・ファイナル(決勝)の男子シングルを見終わって、
な種子島ぴーです。
世界選手権への切符、残る1枚を賭けて戦われる男子シングル。
アリエフ、イグナトフ、モザリョフと言った実績がある面々にとっては、優勝すれば、一発大逆転という局面です。
私が応援しているのは、ドミトリー・アリエフ。
今シーズンは怪我やコロナ感染で絶不調ですが、昨シーズンの欧州王者、ロシア王者として、ここ一番の奇跡に期待したいところ!!
第一滑走は、いきなりコンドラチュクでした。
今シーズンは絶好調のシンデレラボーイ。優勝候補です。
が、ジャンプが粗すぎて…これは厳しい。
たとえフリーの演技が良くても、ここまでジャンプが粗いと、ロシアスケート連盟は選ばないと思います。根拠はないですが(笑)
続いて、セメネンコ登場。ロシアでの発音は、セメニャンカみたいな感じなんですね。
とても気品があるスケーター。ジャンプの軸が細くて美しい。
4T+3T、4S、3Aすべてのジャンプを決めて、コーチも大興奮。
94.95でトップに躍り出ます。
このすばらしい青年を育てた師匠は、どなたですか?
はーい、ワシじゃよ、ワシ。
セメネンコが選ばれれば、コリヤダ君と同じミーシン門下なので、最小人数で移動できていいですね。(女子トゥクタミシェワの結果はどうかな?)
続いてルカヴィツィン一家登場。
まずは、優勝候補の一角、マカール・イグナトフ。
4回転ループに挑むも大きく転倒。
本人も天を仰いでがっかりです。なんと、SPは7位(涙)
ルカ兄貴は気持ちを切り替え、続くアリエフのサポートへ向かいます。
きゃー、緊張する~。
登場したアリエフは、さすがの貫禄。
身体も絞れていて、期待がふくらみました。
もしかして、一発大逆転の奇跡は起こるのか?
できる、できれば、できるとき!! できてくれ~
はい、結論から申しますと、
アクセルがパンクして、1Aに。ノーカウントです(涙)
SP10人中9位というまさかの結果に…
ルカ兄貴もさすがに、門下生2人の順位がこたえた様子。
フリーでどう巻き返すのか…
好調だったのは、モザリョフでした。
3F、4T+3T、3Aを決めると、フィニッシュのポーズは超長めに20秒ほどキープ。
演技の出来がよくないと、1秒しかポーズを取りませんが、
うまくいったときは、しばらく動きません。
表現も本当に素敵な作品。93.83を出しました。
というわけで、もーその後の展開は、割愛します(笑)
SPの順位は以下の通り。
1 エフゲニー・セメネンコ94.95
2 アンドレイ・モザリョフ93.83
3 ペーター・グメンニク88.09
4 ロマン・サヴォシン87.36
5 アルテム・コバレフ85.61
6 アレクセイ・エロホフ85.29
7 マカール・イグナトフ84.66
8 マーク・コンドラチュク83.56
9 ドミトリー・アリエフ82.79
10 アルテム・レズェエフ82.64
まだフリーがあるので、勝負の行方はわかりません。
が、今回は、モザリョフが優勝でしょう。
と、勝手に決めつける。
優勝者の点数やネームバリューによっては、男子だけロシアカップ・ファイナルofファイナルが開催されると思います。