こんばんは。きょうは、過去に書いた真央ちゃん関連の記事が、アクセスの上位にきていたので、何かあったのか?(突然、今日、ラストダンスとか)と、心臓が縮みあがりました。
何もないようだったので、ほっ。
ロシア関係の記事は、このブログではあまり読まれない傾向があるのですが、
こりずにロシアカップ・ファイナルの話題を書きたいと思います(笑)
さて、優勝すれば世界選手権の切符が手に入ると言われている、ロシアカップ・ファイナル。20時から男子のフリーが行われました。
SPの順位は、ミーシン門下のセメネンコがトップ。
しかし、世界ジュニア選手権優勝のモザリョフと一心同体のコーチ キリル・ダビデンコが、優勝するのではないか…というのが、私の予想でした。
ほかに、優勝を狙えるとすれば、ペーター・グメンニク。
その他の選手は、ちょっとどーかなぁと。
とはいえ、応援しているドミトリー・アリエフが、9位から8人抜きで優勝するという奇跡を、密かに願っていた私です。
本日のフリー、アリエフは、2番滑走でした。
曲は、暗く陰鬱なイル・ヴォーロの『リメンシータ』。
♪この世界のどこかに、私を愛する人がいるはずだ~ あぁ、いるはずだ~
重々しい曲に乗って、冒頭に4回転ルッツ!!着氷は乱れたものの、続けて4T+3T!!
攻めてます。それでこそ、欧州王者!!
3Tもアクセルも決めて、なんか行けるきがしてきたよ!!
ここでもう1本4回転が入れば、優勝も夢じゃないかも??
と思ったら、リカバリーの4回転トゥが3回転に!!
リピートで、ノーカウントだー!!
ルカ兄貴、リンクの壁を叩いて、吠えてました。
それでも172点。暫定首位に立ちました。
あそこで4回転が入ってればねー。
アリエフの優勝が消えた(たぶん)ルカ兄貴は、マカール・イグナトフに集中。
しかし、今日のイグナトフは、途中からジャンプの跳び方がわからなくなってしまったみたい。
フィニッシュと共に、天を仰ぐイグナトフの背景に、「ノーノーノー」と首を横に振るルカ兄貴がシンクロ。
マーク・コンドラチュクは、今日もジャンプが粗かったものの、テクニカルポイントがアリエフをわずかに上回ってしまいます。
「しまいます」っていうのも不謹慎ですが、PCSの差でアリエフが4点差で1位をキープ。
次のグループに移って、プルシェンコアカデミーのコバレフが登場。
「すばらしいプログラムです」と解説。うーん、手ごわい。
前半は、4回転サルコウ2本を跳んで、いい感じだったのですが、
曲調が変わって後半に突入すると、
アクセルで転倒。
フリップで転倒。
ヴォルコフコーチが、のけぞるのけぞる(笑)
プルシェンコがいないので、のびのびオーバーリアクション。
163.12で、暫定3位。
ここまで、1位アリエフ、2位コンドラチュク、3位コバレフです。
ここで、SPトップのセメネンコが登場。
アリエフよりテクニカルで上回ってしまいます。スポーツマンシップに欠ける表現で申し訳ない
それでも、PCSがアリエフを下回り、170.18。
なんとなく、ロシア連盟の見えざる手を感じてしまいますが、それでも総合暫定1位に。
セメネンコでオリンピックの枠取りは、どうなんでしょうか。
ここで、私が優勝すると見込んでいたアンドレイ・モザリョフが登場。
しかし、トリプルアクセルの跳び方を忘れてしまったようで、撃沈。
フィニッシュのポーズも、今日は1秒で切り上げました。
テクニカルがアリエフを下回り、みなさんなかなか、アリエフの上に行きませんねー。
暫定3位です。
こーなると、最終滑走のグメンニク頑張れ!!
グメンニクも好きな選手です。
グメンニクは、ジュニアの後半から身長が倍に伸びたのに(やや誇張)、
ジャンプを180cmの長身に合わせて、ちゃんと跳んでいるのがすごい。
表現もエレガントで、大味ではありません。
そして、「セカンドにループを跳ぶ男」としても知られています。
今回は、3A+3T+2Loと3F+3Lo。
コンビネーションを決めると、「キャー」って、黄色い悲鳴が上がっていました。
よし、グメンニク、セメネンコを抜いて優勝してくれ!!
と思ったのですが、採点に時間がかかっており…結果は、総合2位に。
そういったわけで、アリエフの優勝ならず。
奇跡は起こりそうで起こらなかったものの、ハラハラして盛り上がりました。
この結果からすると、世界選手権に行くのは、コリヤダ君とセメネンコ。
・・・となるのかな。
セメネンコにはミーシン巨匠が付いているものの、
採点を見ていると、ロシアスケート連盟は、できればアリエフに行ってほしい感じはしましたよ(笑)
セメネンコが世界選手権で上位に入るイメージは、ちょっとないですもんねー。
あと3週間足らずで、アリエフが体力を回復できるのかも謎ですが、
アリエフが選ばれそうな気がします。どうでしょうか。