こんにちは。深夜にむっくり起きて世界選手権女子フリーを観戦し、
しばし眠ったあと、再びむっくり起きて、プリンスアイスワールドのチケットを予約した種子島ぴーです。
女子フリーは、最後の結末あたりで、どーしてそうなのかわからなくなってしまいましたが、みなさんはどうでしたか?
とりあえず、私の今日の一番は、トゥルソワ選手でした。
ファイブ・クワドですよ!! 4回転5本!!
それを、一切の迷いなくガンガン跳んで、ガシガシ転倒していくのですが、
4回転を跳ぶだけあって、最後まで加速していたと思います。
見終わって、「あー、いいもの見せてもらった。これでこそスポーツ」と思いました。
ただ、題名を『ロミオとジュリエット』で申請しちゃってるので、曲の解釈としては、どうなのかと。
『ハンティング』とか『宇宙戦士vsモンスター軍団』とかだったら、PCS満点でもよかったと思います(笑)
カレンもよかった。ジャンプの回転は、いつもどおりでしたが、『梁山泊』の世界観が素敵。
これで、米国女子はオリンピック3枠を獲得しました。
大一番に“カレン・チェン”という選択をした米国スケート連盟の慧眼(けいがん)に、感服です。カレンが北京オリンピックに行けるといいのですが…
坂本選手もすばらしい演技でした。
冒頭のアクセルは、流れるようだった。
3回転のコンビネーションは、フリップがオーバーターンになったものの、続くトゥループもきれいに決めたし、ダメージは最小限だったと思います。
ただ、力強く流れの美しいジャンプに、思ったほど加点がつきませんでしたねー。
少しずつ、少しずつ、期待より加点が低い気がしました。
でね。PCS(プログラム構成点)がとても低いんです。
前回の世界選手権のときと比較してみたのですが、
どの項目も、軒並み下がっています。
トータルで、73.26⇒67.70で5.56下がっています。
ルッツのエッジエラーが付いたのとオーバーターン以外、目立ったミスもなかったし、そのあとに演技をしたロシア勢に比べて、だんぜんスピードもありました。
大会が違うとはいえ、スケーティングスキルなんて、現在のほうが確実にうまくなっているはずなのに、どういうことなのか?
前回の73.26から、さらに上がっているべきでは??
小林(元)部長、出番です!!(笑)
トゥクタミシェワが表彰台に乗ったのは、うれしかったし、感激しました。
キスアンドクライで点数を待つ⇒フリー暫定2位⇒総合暫定1位とわかる⇒メダル確定⇒涙。いいシーンでした。
ロシアカップファイナルのときよりも、スピードがなく、慎重になっているようだったので、演技自体からは感銘は受けませんでした(すみません)。
しかし、トリプルアクセル2本跳びましたからね。オリンピックにも出てほしいです。
優勝したのは、アンナ・シェルバコワでした。
新型コロナに感染したあと、体調が万全ではないようでしたが、
冒頭で4回転にも挑んで、必死に演じ切ろうとすると姿勢に胸を打たれました。
ただ、後半は特に、疲れているのかスピードも落ちて、苦しそうでしたね。
ということで、152.17点。
えええー?? よくわからない。
どういう計算なのかわからない・・・もちろん、彼女は何も悪くない。
本人も優勝して驚いていましたしね。
そして、紀平選手。「足に力が入らなかった」ということですが、
どこか傷めていないといいのですが。
故障があっても、その場では口にしない選手だと思うので心配です。
確かに、ジャンプ構成も、優勝を争うには見劣りしたものになってしまいましたが、フリー9位ですか‥残念です。
宮原選手は、ジャンプで転倒やアンダーローテがありましたが、
ステップは、「世界もうなる」といった感じで、存分に魅せていました。
個人個人ではいろいろな想いがあると思いますが、
総合力でオリンピック3枠を獲得したのは、すばらしい結果だと思います。
そういうわけで、ロシア国内選手権のような採点で、ロシアが表彰台を占めて終わりました。
今夜の男子も、楽しみですね。さて、何が起こるでしょうか。