こんばんは。今日の東京は気温30度を超えて、夏がやってきたようでした。
今は、とても気持ちのいい夜風が吹いています。
その夜風に吹かれながら、昌磨の『オーボエ・コンチェルト』を、繰り返し見ています。
新SPになるかもしれないし、ならないかもしれないというプロです。
美しいです。心がザワザワして、センチメンタルな気分になる。
涙さえ、こぼれそうになります。
でも。
北京オリンピックの喧騒に包まれた会場で、
昌磨がこれを滑っているところをイメージすると、何かが足りない気がします。
(賢二先生に怒られそうだけど、そもそもブラッシュアップする時間がなくて、完成形ではないという話もあります)。
なんだろう。美しすぎ?
最初に見たとき、粛々としている感じがしたんですよね。
『ヴィヴァルディ 冬』と類似した感じもありました。
私は昌磨のスケートが好きだし、昌磨本人も好きだから、
見ればもちろん、引き込まれていくけれど。
一般の人が見たとき、これがベストなのかわからない。
ナウボイスで話していた「彫刻のようなポーズ」は、独創的で現代的。
風神雷神像のような“型”を決めながら、氷の上を滑っていく技術は、難しいものらしいです。
それでも・・・。
フリーの「ボレロ」が衝撃的すぎたせいもあるかも。
「ボレロ」って、昌磨から、感情やエネルギーをぶつけられている感じがあるんです。
「オーボエ」は、過去に自分が見た情景に、引き戻される感じ。
感情の外向きと内向きの違いなのか?
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音楽を自分の中に取り込んでから、観客に向けてドーンと放射するのは、
宇野昌磨というスケーターにしかできない才能だと思っています。
(あ、高橋大輔氏もできますね)
「オーボエ・コンチェルト」も、他のスケーターが滑ったら、
もっと淡々としているでしょう。
それでも、「オーボエ」以外のSPを見てみたい。と思う私は、ぜーたくですか?
ステファン・ランビエールのコメントが聞きたいなぁ。
「オーボエ」については、まだどこでもコメントしてないですよね?(してたらごめんなさい)
ステファンは、これで満足していない予感がします。
「宇野昌磨」という逸材を得て、共に時間を過ごし、もっともっと昌磨の良さを引き出すプログラムとコリオを構想していたと思う。
「オーボエ」は、ファンからの評価も高く、美しいプロだと思うけれど、
「これでオリンピックシーズンを戦おう」という覚悟は、まだ固めていない気がします。
だから、6月のなるべく早くに昌磨がシャンペリーに戻れれば、
即効で新しいSPを振り付けて、アイスショーやチャレンジャーシリーズ大会で試してみるのではないでしょうか。
新型コロナの影響が、本当にもどかしいですね。
すでに、新シーズンのコリオを振り付けるには遅い時期だと思います。
新プロを消化する時間はあるのか??
間に合わなければ、『オーボエ』をブラッシュアップするのかな。
3シーズン続けて『グレイトスピリット』ってことは、ないですよね。
ってか、『グレスピ』+『ボレロ』は、体力的に無理がありすぎ(笑)
『オーボエ・コンチェルト』は、EXで見たい。
新SPは、ステペン先生のプロも見てみたい…と願う私。
賛否両論あると思います。
みなさんのご意見は、どんな感じでしょうか。
(すでに、『オーボエ』で確定していたら、申し訳ない)