こんばんは。
最近、驚いたものの一つが、ペギー・フレミングトロフィーでの
アリサ・リュウ選手の演技です。
別人のようになっていて、驚きました。
米国フィギュアスケートのファンゾーンで見られますが、再生されるまでが重たいです。
U.S. Figure Skating Fan Zone - Official Athletics Website
YouTubeのほうが軽いです。
https://www.youtube.com/watch?v=8upqVvTV--8&t=37s
アリサと言えば、ジュニアの米国選手の中では、
3Aも4回転も跳べる(ルッツ)異色の存在で、
文句なくすごいうえにタレント性もバツグン。
ただ、スピードがあまりなくて、回転不足も多い選手でした。
昨シーズンは、身長の変化にも苦戦しているように見えました。
これまてば、外見の変化におどろかされていました。
今回は、演技とスケーティング技術の変化に、
びっくりしました。
滑走スピードが倍速ぐらいに速くなっています。
スピンは粗削りなものもありますが、最後のビールマンは美しくて回転も速いです。
何よりも、「滑っているだけで優美」というのは、これまでのアリサ・リュウから感じたことはありませんでした。
チャイコフスキーの『ピアノコンチェルト』に乗せて、
滑る喜びも爆発しているように見えます。
ジェレミー・アボットが昨年からコーチに加わりましたが、
アボットの手腕ですよね、きっと。
にしても、短期間でこれほどまでに進化できるものなんでしょうか?
アリサは元々、周りに4回転や3Aを跳ぶ女性の先輩やリンクメイトがいない中で、
一人で高度ジャンプに挑んでいたので、並みの精神力ではないと思います。
が、身長が変化した中で、短期間でここまで技術を進化させられるなんて、
彼女はやはり只者ではないですね。
上半身の動きも、かわいいから、伸びやかな美しさへ。
ところどころ、遠目に浅田真央さんを思い起こさせます。
上半身や手先の動かし方など…。
ローリー・ニコルの振付なのかな。でも、マッシモ・スカリかな。
アボットは、アリサがマッシモ・スカリとリンクで練習しているところに居合わせ、「ちょっと一緒に練習してみたら」というマッシモの勧めで練習がスタートしたと聞いています。
アリサ・リュウは、今年はシニアのグランプリ大会に登場します。
スケートカナダとNHK杯。すごく楽しみです。
ペギー・フレミングトロフィーは、芸術性に比重を置いているので、
ルール上、4回転ジャンプは入っていませんでした。
昨シーズンは、3Aも4回転も封印していたので、そのあたりがどうなっているのかわかりませんが、再度、私の中で注目度が上がってきました。
3Aや4Lzがなくても、迫力満点の滑り。
今シーズンが楽しみな選手の一人です。