こんばんは。秋の気配が強くなってきましたが、
今のうちに太陽を浴びておきたいと思う種子島ぴーです。
サマリンではなかった理由
さて、ロシアがオリンピック3枠目をかけてネーベルホルン杯に送り込む代表選手が、
サマリンではなくコンドラチュクに決定した件。
疑問が解けました。
両選手のコーチであるスヴェトラーナが、インタビューに答えています。
アレクサンドル・サマリンは、重傷から回復したばかりなので、彼にそのような責任を負わせるべきではありません。彼は落ち着いてグランプリ大会のステージに備える必要があり、最高の形でロシア選手権に出場する必要があります。
なるほど!!ケガから回復したばかりのサマリンが、傷が完全に癒えない状態で、
「恐ロシアのオリンピック3枠目をゲットせよ。できなかったら各方面からメチャメチャ責められますよ」という極限状態に置かれるべきではないと。
ごもっともです。納得しました。
そして、サマリンの演技の後、スヴェトラーナコーチは、やはり涙ぐんでいたようです。
一度は引退を考えたというサマリン。
大事に大事に復帰してほしいです。
ところで、今回、ロシアと米国が、ネーベルホルン杯でオリンピック3枠目を確定させる必要がありますよね。
ロシア男子は、コリヤダ君とセメネンコが世界選手権に出場して、
本来なら3枠を与えられるはずの13ポイントをゲットしています。
米国も、ネイサンとジェイソンが、13ポイント以上をゲットしています。
なぜ、このようなシステムになったかというと、
ハビエル・フェルナンデスのいたスペインのように、
突出した1人、2人の選手がポイントを稼いで枠をゲットし、
本来はオリンピックに出る力がない選手が、出場するのを避けるためのようです。
ということで、米国のヴィンセント・ジョウやロシアのマーク・コンドラチュクのように、オリンピック枠をかけた緊張の競技が、ネーベルホルンで繰り広げられます。
そして、重責を負っているコンドラチュクは、
グランプリ大会にはアサインされていないんですよね。
先日も書きましたが、ジュニアで活躍してから、成長期特有のケガで長らく休養していたので、昨年、復活しましたが、シニアでの実績ポイントが足りないようです。
激しく行きたいNHK杯!!
シニアの実績ポイントと言えば、本人には何の罪もないが、
実績がないのにグランプリ2大会にアサインされて物議をかもしたサムソノフ君。
彼は、ケガから復帰してまた故障があったようですが、
NHK杯に出場できるのでしょうか。
と言いますのも、昨日発表された、NHK杯のチケット情報。
とてもとても行きたいのですが、抽選に当たる確率は、かなり低そう。
昌磨のほかに、かなだい、羽生君、かおちゃん、紀平選手、アリサ・リュウにシニツィナ&カツァラポフ、戦士トゥルソワまで駆け付けちゃったら
、
どーにもこーにもなりません😭
from feelingmathieucaron
だけど、とてもとても行きたいので、公式サイトの中をすみずみまで読みました(笑)
そして、出場予定者にサムソノフ君がいることを、再確認したのです。
もう、ずっと、サムソノフ君の演技を見ていません。
予定通り来日するのか、あるいはモザリョフあたりに交代するのか…
TBAは、男子が三浦佳生選手、女子が松生 理乃選手。
納得感のある選出だと思います。
二人とも、大会の台風の目になる可能性が十分にあります。
アイスダンスは、小松原美里&尊ペア。
早くも全日本の前に、かなだいペアとの対戦が見られます。
見られるというか、見たいのか?
わからないが、ちょっとどきどき。
昌磨の試合を都内で生観戦できる数少ない機会なので、
代々木のNHK杯には、とてもとても行きたい。
でも、チケットの抽選にあたる気が、まったくしないから困ったもんです。
テストスケートでのエテリ氏の表情
たいへんくだらない話で恐縮ですが、
先日のロシアテストスケートで、教え子の演技が終わるたびに映されるエテリ・トゥトベリーゼコーチの表情が、とても興味深ったです。
各選手のフリーの演技の後の表情を確認してみましょう。
ダリア・ウサチョワ
昌磨を思い出す『トゥーランドット』で滑ったウサチョワ選手。
ジャンプの転倒もあり、3人とも「うーん」って感じ。
というが、あまり彼女の結果に興味がないようにも見えて、そっちのほうが気になりました。
マイヤ・フロミフ
これまた昌磨を思い出す『ブエノスアイレス午前零時』を『ムーラン・ルージュ』に差し込んだ、マイヤのフリー。
ジャンプの前やつなぎに、せわしなく足を上げるので、情緒も何もないような…それは、ウサチョワの『トゥーランドット』にも言えることですが、ストーリー的には、何の意味もないので、落ち着かない。
ジャンプのパンクと転倒があったためか、エテリコーチの表情は、「・・・」。マイヤも泣きそうな表情だし…。
アンナ・シェルバコワ
指の骨折の影響で、4回転ジャンプなしで演技に挑んだアンナ・シェルバコワ。
4回転はなくても、渾身の演技には、ぐっとくるものがありました(私は)。
演技が終わると、肩をすくめて「オーケー」とエテリ女史。
「4回転がなければ、話にならないけど、現時点では…」と言ったところか。
アリョーナ・コストルナヤ
フリーでは、トリプルアクセルをクリーンに決めたコストルナヤ。
しかし、エテリコーチは渋い表情。
「4回転がないなら、3Aは2本入れなきゃ」ってことらしい。
アレクサンドラ・トゥルソワ
非公認ながら、女子で史上初、5つの4回転ジャンプを成功させたトゥルソワちゃん。
コーチ3人、大満足。
技術コーチのデュダコフは、トゥルソワのエッジカバーにチュッとキス!!
さらに、グレイヘンガウスに握手を求めた。
カミラ・ワリエワ
もー、全然納得していない、エテリコーチ。
しかし、前にも書きましたが、私はこの『ボレロ』が、ワリエワ選手をぶっ壊してしまうのではないかと懸念しております。
時には完璧に演じられるかもしれないが、どっか故障しそうで心配です。
以上、ロシアテストスケート女子、エテリコーチウォッチングでした。