こんにちは。ザグレブで開かれているゴールデン・スピンはご覧になりましたか?
無料視聴でしたがアーカイブが残らないので、ライブで見られる人は限られていたかもしれませんね。
映像が遠目で解像度も高くなかったので、雰囲気だけ楽しんだ覚書です。
順位は、こちら。
金 キーガン・メッシング カナダ 255.07
銀 アンドレイ・モザリョフ ロシア 252.15
銅 ジミー・マ 米国 250.97
まず、私の好きなモザリョフが、フリー1位で銀メダル。
SP6位からの巻き返しです。キリル・ダヴィデンココーチも、キスクラでやっと笑顔が見られました。
ジュニアで鍵山選手と競ったトップ選手ですが、身長の伸びや怪我で苦戦しています。
フリーでは、4T+3Tや4Sを決めて、トップを猛追しました。
先日のブログに「ジミー・マに負けちゃだめだ!」と書いたのが聞こえたのでしょうか(笑)
音楽が『コロンブス』ではなく『グラディエーター』だったら…編集がもう少し魅力的だったら…と思わずにいられません。
そして、そのジミー・マ。ジャンプの安定感が驚異的に増して、存在感が出てきました。
無良崇人さんのような、骨太のジャンプです。
実を言うと、彼のキスクラでのノリが得意ではなかったのですが、実力は認めざるを得ない状況になってきました(笑)
ジュニアの頃から、コーチの頭をなでたり抱き寄せたり、バンバンたたいたりする感じが、人懐っこいのか無邪気なのか甘えん坊なのか俺様なのかわからないですが😅そんなジミー・マです。
北京オリンピックも狙っていると思いますが、確実に次世代の米国トップの一人になると思います。
そして、キーガン・メッシングさん。優勝おめでとう!!本当によかったけど、ハラハラしました。
カナダ男子のオリンピック出場争いは、キーガン・メッシング、ナム君、ロマン・サドフスキー選手の3人だと言われています。
が、なぜか今シーズンは、3人とも思うような結果が出せておらず、シーズンベストの点数に注目が集まっています。
キーガンは、前の世界選手権で270.26を出していますが、今シーズンということであれば、スケート・カナダで238.34、フランス大会で253.06。
それを、ロマン君がロステレコム杯で253.80を出して抜きました。
が、今回、メッシングさんが255.07で抜き返しました。
大会が違うしチャレンジャー大会なので、比較はできませんが。
フリーの『Lullaby for an Angel』+『Home』は、口笛が聞こえてきそうなナチュラルな滑りで、メッシングさんの身体能力が高そうな滑りを見ているだけで幸せ気分に。
ただ、後半になると跳べるはずのジャンプがふるわず、フリーは6位。
オリンピックにもつながる優勝を逃すのでは!!とドキドキしながら見ていました。
そして、デニス・ヴァシリエフス選手!!
メダルに0.9点届きませんでした。うぅ~惜しい。
冒頭の4回転サルコウで転倒しなければ、表彰台は間違いなかったと思います。
タラレバで言っても仕方がないですが。
プログラムを“演じる”という側面では、一人だけ異次元でした。
ノリのいいロミジュリの曲ではないのですが、あっというまに終わってしまいました。
一人だけショートかと思うような短さでした。
そして、先日、ドルフィーニ監督かも…と書いたキスクラの人は、
ヨアン・デロコーチでした。
ステペンは、全日本選手権での来日に備えているのかな。
今、来日可能なビザでの隔離期間が何日になっているのかわかりません。
いずれにしても、デニス、ステペンを譲ってくれてありがとう。
そして、怪我から回復途中のケヴィン・エイモズ選手。
4回転は跳ぼうとして跳べなかったけれど、エネルギーが戻ってきていました。
フランス選手権までには、怪我を治して仕上げてくると思わせてくれました。
最終順位は7位でした。
他に気になったのは、エストニアのアレクサンダー・セレブコ選手を久しぶりに見られてうれしかったです。総合5位でした。
「世界のトップグループに名を連ねるか~??」というタイミングでのコロナ禍突入。エストニアの練習環境はわかりませんが、気力は充実しているように見えました。
演技後に小さくガッツポーズ。キスクラで大きくガッツポーズが出ました。
カナダのコンラッド・オーゼル選手にオーサーコーチが帯同していて、すごいなと思いました。理由はありません(笑)
米国のエリック・シオベルク選手は12位。動きの美しい選手だし、これから上がってくるのかな、と思ったら、ラファの生徒でした。
以上、昨夜見たゴールデン・スピンについてのおしゃべりでした。