こんにちは。遅ればせながら、名古屋フィギュアスケートフェスティバルを見ました。(ローソンチケットで購入。1/7までアーカイブ視聴可能)
昌磨は、赤い衣装で、2022年初演技。
SP『オーボエ協奏曲』を滑りました。
赤い衣装が、『オーボエ』の新衣装なのか、
他のプロ用の予備なのか、昌磨の気持ちを表したものなのかはわかりません。
とにかく、ものすごい鬼迫を感じる、しびれるような『オーボエ』でした。
ジャンプは、4回転トゥ2本とトリプルアクセル。
4回転トゥ、特に1本目の着氷は、柔らかく軽く、今まで見た中で一番好きかも。
実況席からも、思わず「ぅググ」という感嘆のうめき声が漏れていました。
全日本選手権の後で、ジャンプの加点に言及していたので、
早くも着氷を意識し始めたのかもしれません。
2本目の4Tは高さがあり、トリプルアクセルはナイフのようにとがりながらも、着氷は甘やか。
すべての所作に一分の隙もなく、会場の空気を止めたかのような、厳かな世界を創っていました。
その荘厳な雰囲気の中で舞うステップもスピンも、
全日本選手権のときよりも、ずっとのびやか。ずっと良かった。
足の怪我が治ったこともあるだろうし、数日の間に、さらに進化したのかもしれません。
元旦一発目の“芸能”ニュースに対して、
もしかしたら、ナウボイスで何か話すかなぁとも思いましたが、
「事実です」という必要もないし、「違います」でも事は治まらない。「真剣ではありません」も妙過ぎる(笑)。
アスリートたるもの、本業で答えるのが、至極全うな道だと思います。
そして、これが昌磨の答えだと、一方的に決めつけて納得しました(笑)
新春初『オーボエ』を見れば、今この瞬間、昌磨がスケートに全身全霊を傾けていることに、疑いの余地はありません。
それで十分だと思います。
そしてまた、足の怪我を心配しているファンに対する答えだ、とも思いました。
あとはもう、北京まで、ひた走ってくだせぇ!!