この場面で、この演技。
この場面で、PBの105.46。
しびれるしかない😆
「北京オリンピックが終着点ではない」ことは、わかっている。
それでも、平昌後のあれやこれやを、
総括して見せてくれたような、
昌磨の『オーボエ・コンチェルト』。
目をそらしていい瞬間が、一瞬たりともなかった。
すべての動作に意味があり、すべての技術に“美”があった。
プレシーズンの早い時期からアイスショーでも滑り込んでいたプログラム。
ショーを見に行ったファン、試合を見に行ったファン、お茶の間で観戦したファン。
「私たちすべての“あの時”が、この演技につながっている」。
最後のステップを見ながら、ふとそんなことを思って、
勝手に誇らしくなった私。
実際には違うと思うが(笑)、一人で鳥肌。一人でじんわり。
4回転フリップ、完璧でした。
着氷の流れが、以前とは別人のように美しくなっている。
ステファン、見てる?
4回転トゥ。美しい流れだったけれど、高さはそれほどないように見えたので、
いつものように2Tさんを連れてくると思った。
でも、迷いなく高速で、3Tさん、いらっしゃーい♪
ステファン、見てる?
演技を終えると、ふっと笑みがこぼれ、小さくガッツポーズ。
落ち着いていたし、攻めていた。
各国の応援席も、息を止めたように見つめていた。
時を止めたような厳かな空間の中で、
昌磨だけが動いて絵を描いているようだった。
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キスアンドクライで点数が出た時の、鍵山優真選手の表情!!
目の中に、尊敬と喝采と喜びが見えたよ。
たぶん、団体戦のフリーは、ゆまちが滑ると思う。
滑りたくて、うずうずしてると思う。
4年に一度の緊張の舞台で、今回は観客の後押しもない。
異様な空間の中で、先陣を切って驚異の演技をしてみせた昌磨。
前にも書いたけど、私にとっての“エース”とは、
困難な場所や局面において、みんなの精神的な支柱になれる人。
自らも、結果を出して見せられる人。
“スター”と“エース”はちがいます。
だから、日本のエースは、宇野昌磨です。