チャンネル1杯、ワールドと同日開催
こんにちは。
延期されていたロシアの「チャンネル1カップ(トロフィー)」が、
世界選手権の日程にぶつけて開催されることが決まりました。
ロシアは、ウクライナへの軍事侵攻に関連して、
ロシア国内での営業を停止する外資系企業の店舗、設備、資産を差し押さえるようです。
全方位で、世界に喧嘩を売る方針のようです。
昨年の「チャンネル1カップ(杯)」は、ロシアの勢いを感じるものでした。
今年は・・・見たいような、見たくないような、見ちゃいけないような・・・。
「見る気力がわかない」というのが、正直な気持ちです。
特に女子シングル…。
ロシア女子不在のワールドへの期待
今年の世界選手権は、ロシア女子が出場しません。
ロシア女子がいない試合を久しぶりに見ることに、わくわくしています。
「ロシアの女子選手を見たくない」ということではなくて、
彼女たちの存在がない大会を目にすることで、
自分の感覚にどんな変化が起きるのかが、楽しみなんです。
Number webのこちらの記事を読みました。
かおちゃんについてのコメントも読みごたえがありましたが、
「リショーさん、正直だな」と思ったのは、この部分。
「ドーピング疑惑で、今までとは見方が変わってしまいました。いつも僕は自分の生徒に、ロシアの選手はこういう技をやっている、と言って刺激を与えていました。でも彼女たちはドラッグの助けを借りていた可能性があると思うと、生徒たちにどう説明すれば良いのでしょう。スポーツはクリーンでなくてはならない。早く真実が知りたいです」
まさに「今までとは見方が変わってしまいました」ですよね。
そして、文脈は違いますが、トゥルソワ選手のPCSに触れた部分で、
「ジャッジは目を覚まさなくてはいけないと思います」とも。
ロシア女子が不在の期間は、
観客も含めて、みんなが目を覚ます機会になるかもしれません。
私には、女子の演技にまったく興味がなくなってしまった時期がありました。
いつ頃からかと振り返ると、メドベージェワ選手の天下になった頃です。
何がいいのか、よくわからなかったんですよね。
(彼女のファンの方、すみません。本人の何かを批判しているわけではありません)
不安定な着氷を、フリーレッグをグイっとあげ、上半身を吊り上げることでバランスを取ってカバー。せわしなく動き回り、手を振り回すコリオ。
見ていて落ち着かない。心に響かない。
(ファンの方、本当にすみません。本人批判ではないので)
エテリ組でも、リプニツカヤ選手の時までは、よかったと思う。
『シンドラーのリスト』は、今でも鮮烈に記憶しているし、
ジャンプの跳び方も、今の選手たちとは違うと思います。
私が、メドベージェワ選手の傾向を一番感じるのは、アンナ・シェルバコワ選手です。
ただ、シェルバコワ選手の精神力は、すごいと思う。
骨折しようが感染しようが高熱が出ようが、
“ここ一番”という場面で、
人間離れした気力と集中力と遂行力を見せる点は、敬服します。
人間離れした…あれ??
そうなんです。もう、そういう目で見ちゃうんです。
今回、ワリエワ選手の薬物使用が明るみに出ましたが、
サンボ70の中で、ワリエワ選手一人がドーピングをしていたとは、
おそらく誰も思っていないでしょう。
過酷で熾烈な代表争いの中で、
ワリエワだけが薬物を使いながらモリモリ、バリバリ練習することを、ほかの選手が許すとは思えません。
エテリ組女子選手は、1、2週間見ないうちに「トリプルアクセルが跳べるようになりました」「4回転が飛べるようになりました」って、驚異的なスピードで進化していきましたよね。
北京の金メダルは坂本花織では?!
で、北京オリンピック女子シングルは、
金メダル アンナ・シェルバコワ
銀メダル アレクサンドラ・トゥルソワ
銅メダル 坂本花織
なわけですが、
内心、こう思っている人も少なくありません。
実際のところ、坂本花織が金メダルなんじゃねーの??
ほかの2人も同罪だろう。
はい。私もそう思っています😉
トゥルソワ選手、好きですけどね。
女子だけではなく、試合の時にリンクサイドに疑惑の医師(犬温め係)が立っている男子選手も、疑惑の目で見てしまっています。
彼は、世界選手権には出場するけれど。
スポーツがその人の生き様を映すものである以上、
どんなにすごい点数を叩き出そうとも、
もうエテリ組の演技には心が動かない気がします。
そんなわけで、世界選手権で自分の感覚がどのように変わるのか、わくわくしています。