オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

PIW横浜29日午後公演の備忘録

こんばんは。プリンスアイスワールド横浜公演は、まだ好評開催中。

 

 

並行して、米国では坂本花織選手がロヒーンと新プロを振り付け、プロに転向した田中刑事氏が記者会見を開き、THE ICEの出演者が発表され、チケット抽選申し込みに向けたアレヤコレヤをチェックし、宇野家のモフモフたちも稼働中…。

 

ということで、ちょっと疲れてブログに手が回らない中、5月に入ってしまいました。

完全に忘れてしまう前に、29日午後のPIW横浜で、印象に残ったことをメモしておこうと思います。

 

「Brand New Story」を連続して見ているため、デジャヴなところもあれば、新しい部分もあり。今回は、Ⅲでいよいよ最終章です。

 

 

👍オープニングのチームメンバー紹介。これが、本当にかっこいい。「ジャン!」「ダン!」という音に合わせて、大型スクリーンにメンバーが一人ずつ映し出されます。「そうそう、この感じ!!」と、前回の記憶もよみがえってきました。

 

👍冒頭は、全員での『アメイジング・グレイス』。国内外のさまざまなことに対する鎮魂の意味もあるのだろうか…と勝手に感じながら見ていました。会場に流れた音楽も、メンバーが歌っているのかもしれませんが、生でも歌っているようで、会場に一体感が生まれました。

 

👍リーダー小林宏一さんのオーラ、半端ない。「どの瞬間も魅せてやる」っていう強い意志と、「俺を見ろ」的なプロ魂を常に感じました。ラインリーダー松永幸貴恵さんの“華”も、半端なかった。

今回は特に、「スポットライトが当たることの意味」を考えながら見ました(めんどくさい客)。スポットライトが自分に当たっている責任と誇りを意識して演じている人もいれば、「もったいないなぁ」と感じる人もいました(めんどくさい客)。

 

👍PIWメンバーのプログラムで一番印象に残っているのは、女性6人(?)がブラックのタンゴ風の衣装で演じたもの。曲名は覚えていないのですが🙏、クールな演目でした。全員の容姿や動きがそろっていて、「このチームに選抜されるのは難しいんだろうな」と感じさせるプロでした。

 

ゲストのプログラムは、

 

 

👍トップは、三浦佳生くんで、エド・シーランの『ギブ・ミー・ラブ』。

チャコール系の素敵なジャケットでスマートに演じていたのですが、

突然、背中から落ちる転倒でびっくり。そういえば、肉離れと世界選手権での足の怪我から日にちが経っていないことを思い出しました。

ジャンプが決まらず、悔しそうな佳生くんは、その後も、キッズプロに加わった時やフィナーレで、ジャンプに挑みました。しかし、ことごとく不調。表情から闘志が伝わってきて、「ここでジャンプ跳ぶな」「あ゛~」と、彼の心を読みながら緊張して見ました。この意地があるから、彼はジュニアトップなんだと納得。

 

👍佳生くんの後は、本田真凛ちゃん。♪ズンチャカ、ブンチャチャ♪という昭和歌謡みたいな音楽だったので、「これをステファンが??」「試合用?」と意外に思ったのですが、報道でチェックしたら、「RICH Man`s Frug」という60年代にヒットしたダンスホールナンバーらしいです。YouTubeの映像を見ると、イメージが変わりました。

Bob Fosse dance numbers - " The Rich Man's Frug " - YouTube

 

👍ジャンプと言えば、本田武史さんが怪我で途中降板に。私が鑑賞した日は、ソロのプログラムのジャンプで痛めたのか、右の脇を押さえながら退場していきました。白い和装で竹刀を振り回し、グループナンバーでも活躍していたのですが、あの役は誰と交代したのだろうか・・・。

 

👍本田望結選手は、「韓国ガールズグループの曲かな?」と思って見ていたのですが、なんと、自分で歌っている『Dilemma』という曲に合わせて演じていたとのこと。びっくりです!!過ごすぎない?

今回、彼女を見て感じたのは、まず身長が伸びていたこと。そして、動きがダイナミックだったこと。長洲未来選手を思い出しました。

競技者としては、やや苦戦しているということですが、日本にはあまりいないタイプのスケーターになれそう。

また、SMAPの『世界に一つだけの花』での、サビの手の振り(手話?)への感情の込め方と動作が圧巻でした。「私も一緒にやればよかった」と、最後に気づいたのですが、時すでに遅し…。

 

👍プロに転向した田中刑事さんの『ショパンの夜に』は、前回も書いたように、出色の出来でした。

帰ってからプログラムを読むと、今回の作品は「プロフェッショナル・ピース・プロジェクト」の最初の作品で、ショパンの24の前奏曲の中から、ナンバー4とナンバー24を用いた二部構成になっているとのこと。

「プロフェッショナル・ピース~」というのは、プロだけのためにアイスショーならではの振り付けを創るという意図があるようです。コリオも演じ手も素晴らしく、その意図は100%達成されていたと感じました。冒頭の印象的なコリオ、スケート靴の先でリンクをカツカツやる場面では、昨今の「リンクの穴にはまる問題」が頭をよぎったことを、付け加えさせていただきます。

演技の後、総スタオベでした。

 

👍三原舞依ちゃんは、『ネバー・イナフ』。このプロを堪能するには、ベストな方角に座っていた私。繊細な表情もスパイラルもジャンプも、べスポジから鑑賞。やはりうまいですよね~。ジャンプの助走も短い。見せ場の連続ジャンプは、ファーストジャンプが両足着氷になったものの、そこから3回連続で跳んで拍手を浴びていました。

彼女も、総スタオベでした。見られてよかった~というか、彼女の出演日を選んでチケットを買いました。

 

👍キッズと一緒に滑るナンバーに、ケージ・タナカと佳生くんが登場。

ケージ・タナカは、平昌オリンピックシーズンの『フェデリコ・フェリーニメドレー』の青い衣装を着ていました。懐かしい~

 

この衣装です。

👍友野くんは、『ニュー・シネマ・パラダイス』。

感情移入もジャンプも試合と同じようにすばらしくて、“ゾーン”に入ったような演技に鳥肌が。演技後にリンクをはけていくときも、『ニュー・シネマ~』の世界に入ったまま目の前を通り過ぎていきました。もちろん、総スタオベです。

 

👍鍵山優真選手は、19-20シーズンのSP『宿命』。この曲がかかるときは、いつも本気度マックスですよね。イントロから、観客の背筋も伸びます。ぴーん!!

リンクを移動するスピードが速いし、ジャンプはスフレのようにふんわり。演技が終わると「うまいよねー」「銀メダリストは違うわ」などの感嘆と、ため息が聞こえました。もちろん、総スタオベでした。

 

👍荒川静香さんは、『Always Remember Us This Way』。

本当にすごいスケーターだと思います。トリノで金メダルを獲ってから17、8年くらい経っているの??信じられない。引退後にプロに転向してから洗練されてさらにうまくなり、そこから一切劣化も退化もしていない。いつ見ても一級品の演技。そして、衣装も美しすぎる。

もちろん、総スタオベでした。

 

👍そして、この一級品の演技の後に、ステファン風味のスーツ姿で登場した昌磨。

【フィギュア】〝出来たてホヤホヤ〟宇野昌磨が新SP『Gravity』披露「曲調の強弱を表現できたら」 (中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

すでに感想は書きましたが、かなり仕上がっていました。感情表現は、ここからさらに深めていくのだと思いますが、ジャンプその他の技術面では、昨シーズンに積み上げていく感じ。これまでは、シーズンが終わると、ジャンプが乱れたところから再度組み立て直す印象がありました。「シーズン後半には、きっとまとまってるよ…」みたいな。

今回は、「いったん下がる」がなくて、昨シーズンの土台にプラスしていく感じがあり、見ていて危なげなかったです。もちろん、総スタオベでした。

フィナーレでは、3回転ルッツを、とてもきれいに跳んでいました。グランプリ大会のころには、4回転ルッツを跳んでいるかもしれません。

 

👍終盤の『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、ゲストスケーターたちが列になって、本田武史隊長の後に従い、宝を受け取りに行くようなシーンがありました(うろ覚え)。どのような設定なのか、今一つはっきりしなかったのですが、昌磨先生も、ざっくりと列に加わって動いておりました(笑)

 

👍最後に、ふれあいタイムの代わりに集合写真を撮っていい時間が設けられていました。が、PIWの会場って、いつもスモークがたかれたみたいに曇っているし、それなりの準備が必要。私は、最初から勝負を避けており、スマホしか持ってきておらず。しかも電源を切っていたのであわてて電源を入れるテイタラクでした。

昌磨は、演技を無事に終えてほっとしたのか、やわらかい笑顔で、いつものように会場全体にまんべんなく手を振ってくれました。

彼女との距離がどうだったのか気になっている方もいるかもしれませんが、人気ゲストスケーターゆえに、結局隣同士に。しかし、言葉は交わさないようにしていたように見えました。

 

明日5月2日は休演ですが、3、4、5日と、残り6公演の長丁場です。たいへんだ~。みなさん、怪我無く乗り切ってほしいです。

そして、昌磨の『グラビティ』は、初日とは別物のように進化しているのでしょうね。

 

以上、長いだけであまり内容のないメモでした。


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