オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

本音で10分しゃべり切る、昌磨の「話す力」

こんばんは。昌磨の最新「ナウボイス」、もうお聞きになりましたか。

 

いつも以上に本音で意味のあることをしゃべっていたと思うのですが、

なんと、長さが10分36秒もあるんです。

 

 

よく、「30秒で自己紹介してください」とか、「3分以内にまとめて話してください」という場面がありますよね。

30秒って、けっこう長いです。

かなり長く話したつもりでも、1分も経っていないこともあります。

 

ダラダラと意味のないことを話すエライ人の場合、あっという間に時間がすぎると思いますが、それでも10分話すのは、至難の業😅

 

意味のある内容を10分以上話し続けるって、かなりの能力が必要です。

 

昌磨の最新ナウボイスは、地雷をふみそうなポイントを、爆発しないように巧みに処理しながらのトークで、「すごいなぁ」と感心する箇所が何度もありました。

 

とりあえず、「他のスケーターの好きなプログラムを教えて」というリクエストのところで、

「昔から知っているので自然と応援するスケーター」として、五銃士のネイサン、コリヤダ君、ボーヤンの名前が挙がったのが、私としてはウヒャヒャ😘な箇所でした。

 

特に、コリヤダ君を「コリヤダ」呼びしたのと、「ボーヤン」のイントネーションが、特殊な感じだったのが、ツボ中のツボ。

 

昌磨がコリヤダ君のことを「ねぇねぇ、コリヤダ」みたいに呼んでいる場面を想像すると😍😍😍(笑)

 

©Mikhail Kolyada

 

「ボーヤン」の発音は、初めて聞くイントネーションでした。「棒ヤン」みたいな。中国杯で耳にする発音とも違うけど、あれで呼びかけてるのかな。

「棒ヤン、踊ろうよ」「オーケー、ショーマ!!」

 

 

昌磨がコリヤダ君の『ホワイト・クロウ』を見ているであろうことや、ボーヤンの『グリーン・デスティニー』や『ボレロ』をリンク脇から見ている光景が目に浮かんで、うれしい気持ちになりました。

もちろん、ネイサンのプロは、ガン見でしょう!!

 

宇野昌磨公式サイトより

 

ジュンファンも、「いつも話しかけてくれて、会うたびに笑顔」なんだって♡

先日のSOIでも、フィナーレで昌磨と手をつないでいました。

「他のスケーターの好きなプログラム」と聞かれて、ジュンファンのプロが真っ先に浮かんだとのこと。

(私も、ジュンファンの前シーズンのSP『Fate of the Clockmaker』が好きです)。

 

「誰のプロ」が「なぜ好きか」に言及するのは、なかなか難しいと思います。

本来は、難しくないのですが、率先して曲解する人もいますからね。

 

昌磨は、「ジェイソンのプロは、芸術性が別次元ですばらしい。ジュンファンのプロは、芸術性と試合用に攻める部分の両方を備えている点がすばらしい…」と言っているように、私は受け取りました。

 

ネイサンを応援することについても、「漫画とかでも順当に勝ってほしい」という自分の考え方を、実に巧みな言葉のセレクトで語っていました。

 

聞きながら、「話がおもしろい」とか「興味深い」とかいうことに加えて、

「いや、うまいよなあ、話し方が」と、何度も思いました。

 

昌磨が「言葉で表すのは難しい」「変に言葉を選んで勘違いされるのは嫌ですが」と言いつつも、具体的な話ができるのは、2つの側面があると思います。

  1. 昌磨の「話す力」が優れている。
  2. 昌磨が、自分のファンをある程度信頼している。

 

どんな話し方をしたところで、悪意のある人は揚げ足を取るし、読解力のない人も増えています。

 

昌磨も、「僕が話していて思っているのは、『変に勘違いしてほしくないな』って。上から言ってるわけじゃないですよ。って、これも勘違いされたらあれですけど」って、もう、切りがないよね(爆)

 

だけど、「自分のファンはやばい」と思っていたら、面倒を避けるために、

「どの選手のどのプロにもそれぞれの良さがあるので、僕はみんなのプロが好きですね」とか、「選手はみんな頑張っているので、同じアスリートとして全員を同じように応援しています」みたいなことになって、

 

「つまんねーよ」ってなるじゃないですか(笑)

 

だけど、ちゃんと伝えようとしてくれるのは、ファンをある程度信頼してくれている証なんじゃないかと、手前みそながら思っています。

 

選手のコメントや動画を楽しみに待っている人がいる一方で、

コメントや動画が出てきたら、とにかく罵倒してやろう、批判してやろう、っていう人も待ち構えています。

そこが難しいところ。

 

コロナ禍で、試合やアイスショーに制約がある中、SNSで近況を話したり、練習動画をアップするスケーターのモチベーションを、つぶさないでほしいと思います。

 

今回のナウボイスでは、本音を話すことの難しさや、他の人の名前を出すことの難しさも語られていましたが、

私は、昌磨の言葉を曲解することなく、真意を理解しようと耳を傾ける所存ですので、

引き続き、「今一番優先している本心を話したい」(by 昌磨)を実行してほしいと思います。


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