こんばんは。今日の(昨日の)東京は、暑かった~
35度ぐらいありました。
6月でこれだと、真夏が怖いです。
さて、以前ちょっと触れた、「華麗なるスケート衣装の世界Ⅲ」。
そろそろ読み終わった方も多いと思うので、ネタバレを含んで書きたいと思います。
とても中身の濃いおすすめの一冊ですが、
昌磨の衣装でおなじみのマシュー・キャロン(カロン)さんのインタビューが載っていました。
(インスタより、マシューさんのお顔↓)
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マシューさんデザインの昌磨衣装が初お目見えしたのは、
2018年シーズンのSP『天国への階段』でした。
それまでの衣装とは雰囲気や色づかいがガラッと変わりましたよね。
ラインがシンプルになって、「4回転ジャンプの本数が増えたので、動きやすくしているのかな」と思ったものです。
プラム色のラインでボレロ(ショートジャケット)が表現されていて、おもしろいし機能的に見えました。
マシューさんは、カナダで昌磨に会ったそうです。
この年、競技用のプロは樋口美穂子先生の振り付けですが、EX『Time After Time』でデヴィッド・ウィルソン、『グレイト・スピリット』でシェイ=リーン・ボーンに振り付けをしてもらっているので、その時に会ったのかもしれないですね。
二人が一緒にいる写真を見たことがありますが、どこで見たか忘れました。
で、先シーズンのフリー『ボレロ』の衣装を初めて見たとき、ブログにも書いたのですが、「『天国への階段』とデザインが似ているな」と思いました。
よく見ると、違うデザインなのですが。
曲名が『ボレロ』だから、衣装にもボレロを付けたのだろうか…と疑問に思っていたのですが、
今回、「華麗なるスケート衣装の世界Ⅲ」を読んで初めてわかったのは、
昌磨サイドから「2018年(天国への階段)に作った衣装と同じ形のものをつくってください」という依頼があった、ということ。
『天国への階段』のパープル衣装が、特段好評だった記憶はないのですが、(すいません。忘れました)、ボレロ型のデザインというのは、選手側からのリクエストだったのですね。
ご家族(たぶんお母さま?)やコーチが、昌磨にいちばん似合うスタイルをわかっていたのではないでしょうか。(本人が衣装を何か言うとは思えないので)
振り返ってみると、全世界を驚かせた『ブエノスアイレス午前零時+ロコへのバラード』のときも、ボレロがついた衣装です。
ジュニアの頃も、ボレロではないけれど、短いベストがついたような衣装や、
平昌オリンピックシーズンの『トゥーランドット』も上着を羽織っている風だし、
上半身をゴージャスなボレロにすると、顔が引き立つだけでなく、細いウエストと強い腹筋も引き立ちます👍
マシューさんも、「ショウマにはボレロがよく似合う」と。
昨シーズンの『ボレロ』のボレロは、より立体的に、上半身が動きやすくなっていることがわかります。
黒ボレロと青ボレロの2着ありますが、
この形が昌磨に似合うとわかっていたので、万が一にそなえて色違いで作ったそうです。
ゴールドの刺繍の「金」は、マシューさんこだわりのラッキーカラー。
みなさんは、どちらがお好きですか?
私は、リンクに映える青ボレロが好きでした。
新シーズンの衣装も、マシューさんなのかな?
フリーの衣装が特に楽しみです。
水色とエメラルドグリーンのグラデーションがついた生地で、ドレープがたっぷりのバロック風衣装ではないかと空想しています。(最近、昌磨が、ミズノさんのエメラルドグリーンのウェアをよく着ているので)
SP『Gravity』も、マシューさんがどんなひねりを利かせてくるか、興味津々です。
プリンスアイスワールドで着ていたスーツタイプの衣装は、仮のものだと予想しています。
シンプルなジャケットを着るタイプの衣装は、そんなに好みではない私。(すみません)
ボタンで留めているのが、どーも動きにくそうに見えちゃうんですよね。
せっかくの個性が、型にはめられてしまうようにも感じるし。
型からはみ出して色気をこぼれさせるところに、スーツ衣装のだいご味があるのかもしれないですが。
いずれにしても、マシューさんのインスタに、臨戦態勢のアトリエの様子が上がっていたので、新シーズンに向けて、続々と衣装が作られているのかと思うとわくわくします。
ということで、本日の結論としましては、
- 昌磨にはボレロ衣装がよく似合うし、
- 曲の『ボレロ』も似合っている。
- が、ボレロを着て『ボレロ』を演じたのは、ダジャレでもなんでもない。