こんばんは。深夜なので、ずーっと気になっていた案件を書いちゃいます。
ロシアを代表するフィギュアスケートコーチと言えば、エテリ・トゥトベリーゼ。
北京オリンピックが終わるまでは、女子シングル界を席けんし、誰もが認める“ロシアの誉れ”だったと思います。
もちろん、プーチン大統領にも、単独だったりスケーターと一緒だったりして、面会しています。
Kremlin.ru, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
元々、指導法には海外を中心に批判もありましたが、完全に流れがおかしくなったのは、
- 北京オリンピックでのカミラ・ワリエワ選手のドーピング事件
- 表彰式前のトゥルソワ選手との衝突
- ロシアのウクライナ侵攻です。
「エテリコーチは、ドーピング問題に対してどれほどの責任を問われるのか?」
という議論が整理されないままに、ロシアがウクライナに侵攻すると、プーチン氏と距離を置いて、早い時期に米国へ出国。
アイスダンスのロシア代表である娘のダイアナ・デイビスと、パートナーであるグレブ・スモルキンと一緒です。
米国入国直後は、「ドーピング」「10代の選手への虐待(過酷な練習)」により、ボストンのリンクに入れなかった…という噂もありながら、
結局はリンクに入って、ブノワ・リショー氏に、ダイアナ&グレブ・スモルキンの新プロを振り付けてもらったりしておりました。
で、何カ月か経ちましたが、
彼女は、いまだに米国にいて、ロシアに戻って来ていないのです。
おかしくないですか?
生徒たちが新シーズンに向けて、新プロの練習に励む時期ですよね??
振付は、ダニエル・グレイヘンガウス、技術はセルゲイ・デュダコフが指導するとしても、「あなたはこの曲で滑りなさい」とか、アドバイスはしないのかしら?
そこで、前々からささやかれていた、エテリ米国亡命説。
ロシアの自宅を売りに出しているとか、インスタからプーチン氏の写真が削除されているとか、いろいろ根拠はあげられていました。
ロシアは国際大会に出場できなくなったので、最愛の娘ダイアナ・デイビスが、アイスダンスの米国代表になれるように画策しているという噂もありました。
ダイアナは米国生まれで、米国のパスポートを持っていますからね。
でも、ダイアナの恋人でありダンスパートナーであるグレブ・スモルキンは、ロシア人。しかも、ロシアの有名俳優の息子です。
二人で米国に移るのは、難しいのでは?
と思っていたところ、ロシアメディアに新ニュース。
なんと、ダイアナ・デイビスとグレブ・スモルキンは、今年の3月に米国で結婚していたそうです。
わーお!!
一定の期間が経過すれば、二人は米国代表として、国際大会に出れそうですね。問題解決!!
でも、エテリは、スケートのコーチ以外に仕事はあるの?
どうやって生計を立てるのかしら?
ザ・スケーティング・レッスンのデイブ氏がYouTubeで語っていたところによりますと、
エテリに「ドーピングのことを知っていたのでは」とか「厳しすぎる指導&10代の少女スケーター使い捨て」とか、いろんな批判があったとしても、
米国には、「エテリに自分の娘を指導してもらいたい」と思う親が、何人もいるんですって。
わーお!!
言われてみれば、そうですよね。
娘を一流のスケーターにしたいという熱心なスケートママであれば、エテリに習わせたいと思うかもしれません。
だけど、シェルバコワとかトゥルソワとかワリエワとかフロミフとかウサチョワとか、
ロシアの教え子たちは、どうなるの?
知らんがな。
そこが一番、わーお!! だわ。
このままロシアに戻ってこなかったら、本当にすごいことになりそう。