オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

グランプリ大会は全6戦。第4戦の地は未定。

こんばんは。そろそろグランプリシリーズのアサインが発表されるかなと思っていましたが、また延期になりそうです。

 

 

ISUからレターメールが届きました。(意訳)

ウクライナで進行中の戦争と、中国でコロナウイルスによる衛生状態が悪化していることを受けて、ISUグランプリシリーズのロステレコム杯と中国杯は、予定通り開催することができません。代替地探しは、ISUメンバーのサポートによって、探す必要があります。

中国スケート連盟は、2022年に恒例の中国杯を開催することは、もはや実現できそうにないと、ISUに通知してきました。

2022年11月11~13日に開催されるシーズン第4戦のグランプリ大会は、現在保留中であり、開催国はまもなく発表されます。

(中略)ISUは、ウクライナでの紛争の影響を受けたすべての人々との連帯を、繰り返し表明しています。

IOCの勧告に従い、スケート競技会の威厳を守り、すべての参加者の安全を確保するために、ロシアとベラルーシのスケート連盟に属するスケーターは、国際スケート大会には、引き続き参加できません(規則参照)。職員についても同じです。

(これによりロシア開催が不可になったため)グランプリ大会第6戦は、2022年11月25日~27日に、フィンランドのエスポ―で開催されることが決定しました。

フィギュアスケートのISUグランプリシリーズは、6つの都市と国で開催され、各カテゴリーで最高の6人(組)のスケーターだけが競う決勝のISUグランプリファイナルで、クライマックスを迎えます。

 

【結論】

  • グランプリシリーズは、これまで通り、6大会+グランプリファイナルで開催。
  • ロシアとベラルーシの連盟に属するスケーター、職員は、大会に参加できない。
  • ロシア杯の代替地は、フィンランドになった。
  • 第4戦(中国の代替地)は、まだ決まっていない。

場所が決まっていないのに、選手をアサインすることはできないので、アサイン発表も延期になっていると思われます。

 

一昨日ぐらいに、ISUのサイトで、中国杯の代替地がイギリスのシェフィールドになった状態で、試合のカレンダーが掲載されていました。

でも、すぐに消えちゃったんですよね。

 

あれは、発表がフライングだったから消されたのではなく、イギリスのシェフィールドでの開催に、物言いがついたのではないかと、私は邪推していました。

 

イギリスと中国のあいだには、政治的にいろいろありますからね。

 

 

主要大会のホストになることは名誉なことなので、イギリスには譲れない…って思惑もあるのではないかと。

 

または、中国スケート連盟の職員や選手の中には、イギリスに入国しにくい人もいるのでは…と思ったり、思わなかったり。(完全な憶測&私のヨミです)

 

いろいろあると思うけれど、6大会+ファイナルの開催は決定事項みたいで、大きな混乱は避けられそう。

 

それから、ロシアとベラルーシの選手は、大会に参加できないわけですが、

ロシア国内でロシア人のコーチに指導を受けて、ロシアのアイスショーに参加しているジョージア国籍のスケーターは、参加できるわけですよね?

 

そのあたりの線引きが、よくわかりません(モリシを個人攻撃しているわけではありません)

 

先日、ウクライナのシュムラトコ選手が、メッセージを発信していました。

 

 

概要はと言いますと、

2月24日のロシアのウクライナ侵攻以来、ウクライナの100人以上のアスリートが、殺されてしまった。自分もその一人になっていたかもしれない。スポーツと政治は、無関係ではない。

「スポーツと政治は切り離すべき」という言葉をよく耳にするが、それは、戦争を支持するアスリートやコーチが、文明化された世界の大会に参加することを正当化するための嘘だ。

 

そして、「ロシアのスケーターたちとアイスショーに出ているアノ選手は、国際大会(もちろんグランプリ大会も)に出場するだろう。それでいいのか?」と、問いかけています。

あなたは、どう思いますか。