大阪公演、2回見てきました。
楽しすぎた。盛り上がり過ぎた千秋楽。
余韻だけが体に残って、頭はボーっとしています。
今回は、2公演とも、コラボも男性グループナンバーも、昌磨よりもネイサンのほうがよく見える席でした。
「ネイサンの演技を生で見られるのも、これが最後かもしれない」と思って、
一瞬たりとも見逃すまいと、食い入るように見てきました。
しかし、脳裏に焼き付けようとすればするほど、視界が涙でくもってしまう。
昌磨とのコラボ『ガブリエルのオーボエ』では、
昌磨を見つめるネイサンの表情をずっと見ていました。
(「昌磨を見ない」。これ以上贅沢なことがあるでしょうか?!)
昌磨を愛おしそうに見つめてから、フッと視線を一度落とし、
もう一度顔を上げてから、かすかな微笑みを浮かべて、名残惜しそうに手を差し伸べるネイサン。
😭😭😭
ブラウスの袖で控えめに光るスパンコールが、きらきらと美しい。
サイドバイサイドのジャンプでは、内回りのネイサンとタイミングを合わせるために、
外回りから助走少な目で踏み切った昌磨、偉かった!!
昌磨も、ネイサンの動きを必死に見ている😂
私も、ネイサンの動きを必死に見ている😂
夢のコラボは、30秒くらいで終わっちゃった…
個人プロは、今日は『モーツァルトメドレー』。
撮影・長久保 豊氏(新潟公演2日目のもの)
スポニチ写真映像部公式インスタグラム on Instagram: "〈ザ・アイス新潟公演2日目〉ネイサン・チェン(撮影・長久保 豊)"
- 自由奔放すぎる荒ぶった髪の毛も、
- ヴェラ・ウォン先生の衣装も、
- 滅多に見られないジャンプの転倒も、
- バックフリップも、
- 端正な横顔も、
記憶すべきものすべて、ぜーんぶパッケージにして、最後に見せてくれました。
- ネイサンの、柔らかな股関節が好きでした。
- ジャンプの後の流れるように伸ばした腕が好きでした。
- 完璧なラインのキャメルスピンが好きでした。
- 腕を体にしっかりと巻き付け、きりもみ状態で跳ぶジャンプ姿勢が好きでした。
- どんな体勢でも崩れない、強い背筋が好きでした。
そして、今日気づいたのは、オリンピックのときよりも、ジャンプの着氷が優しくソフトになっていたこと。
彼もまた進歩を続けているからなのか、4回転ではない気持ちの余裕からくるものなのか。
撮影・長久保 豊氏
スポニチ写真映像部公式インスタグラム on Instagram: "〈ザ・アイス新潟公演〉ネイサン・チェン(撮影・長久保 豊)"
スケートだけでなく、人間性もまたすばらしい。
どんなときも、潔く、謙虚で、思いやりがあって知的で、
時には私の“希望”でした。
北京オリンピックが始まる前、私は周囲に言いました。
「これでネイサンが金メダル獲れなかったら、半年くらい寝込んで、立ち上がれないと思う」と。
わかる人には、わかりますよね、この気持ち。
オリンピックの団体戦SPが始まる瞬間も、個人戦SPが始まる瞬間も、
スタート位置についたネイサンの頬が緊張でビクンビクンと動くのを、
心臓が飛び出しそうになりながら見ていました。
昔むかし、くだらない記事を書いたのですが、
ネイサンって、もともとスタート地点で神経質に悩まないタイプだったんですよ。
それが、北京のときは、唇をなめたり、顔をこわばらせたりしていたので、
見ているだけで緊張しました。
私も昌磨と同じく、北京オリンピックではネイサン・チェンに金メダルを獲ってほしかった。
絶対に、獲ってほしかった。
金メダルを獲ったときは、本当に本当にうれしくてうれしくて!!
思い出すだけでも、ハッピーです。
ずっとグランプリ大会や世界選手権を盛り上げてきてくれたネイサンがいなくなるのは、寂しさと空虚さしかありませんが、
医学かサイエンスかわかりませんが、「どの道に進んでも、きっと成功すると確信しています」by 昌磨。
ネイサン、ありがとう。
違う道でも、絶対にしあわせになってほしい。