オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ヴィンスが昌磨を、昌磨がヴィンスをインスパイアする

こんにちは。お盆期間に入った人も多いと思うので、

さわやかな話題を書きたいと思います。

 

ザ・アイスの余韻が覚めないながらも、どこか遠い昔のことのようにも感じられます。

あ~楽しかったよな~

 

 

今回のザ・アイスで、「見られて幸せ」と思ったプログラムの一つに、

ヴィンセント・ジョウの『ヴィンセント Starry, Starry Night』がありました。

 

写真は試合のときのもの

 

大好きな大好きなプログラム。

なんと、3回ショーに行って、3回とも『Starry, Starry Night』をやってくれたんです!!

私にとっては、とてもラッキーでした。

(スケーターがどのプログラムを滑ったからラッキーだったかは、人によって違いますよね)

 

実は、ヴィンスのバナーを作っていった私。

これが、なかなか素敵なバナーでして(自画自賛)

 

 

身バレ防止のため、お見せできないのが心苦しいですが…😂

 

ヴィンスが気づいてくれたかどうかはわかりませんが、

演技後、とても丁寧に、客席全体をゆっくりと見渡してから、

ゆ~らゆ~らと、星降る夜を表すような手の動きで挨拶してくれたヴィンス。

想いは届いたと、勝手に思ってます。

 

ここで、くだらない話を一つ😆(たいていの話は、くだらないが😆)

 

大阪公演に行く前日、急遽、海外から来てくれたスケーター用のバナーを何人分か手作りしました。カラープリントして使うタイプです。

 

国旗のエッセンスも入れながら、なかなかおしゃれなものに仕上がったと思います。(再びの自画自賛😆)

 

お見せできないのが心苦しいですが…😂

 

で、出発直前になって、「昌磨のバナーも作ろう」と思い立ちました。

公式バナータオルでいいと思っていましたが、Emmaちゃんカラーは、客席に埋没してちょっと目立たないんですよね。

 

その前のアイスショーには、「世界王者」系のバナーを持って行ったのですが、

今回は、ちょっと違う気もして…

昌磨のイラストもなく…あれこれ考えているうちに時間切れに😱

 

で、無料で使えるイラストACさんからイラストをお借りし、血迷って作ったのが「プードル」系の昌磨バナー。

 

どーんこちらです!!

 

 

なんじゃ、こりゃー😱

 

つくっている最中も、こっぱずかしい気はしていたが😅・・・

静まり返った厳粛な空気の中、息もつかせぬ『G線上のアリア』を演じた昌磨に対して、場違いもいいところのプードル系バナー。

 

とても広げる勇気はなく、かばんから取り出されることはありませんでした😭😂

 

そんなバナーの思い出を、ヴィンスのメッセージ動画を見ながら思い出しました。

こちらの動画は、Twitterのリンクからしか見られないそうです。

 

 

こういう話を、ザ・アイスの宣伝で流してくれたらよかったのに。

インタビューしてくれたらうれしかったのに。

もうこれからは、ファンに直接語りかけたほうが、きちんと届く時代ですかね。

勝手に訳せないので、一部だけ概要に触れさせてください。(と言いつつ、けっこうしゃべったかも。すみません🙏🙏)

 

日本は大好きな場所

日本は僕の大好きな場所。いろんなスケーターに、「演技をするのに好きな場所はどこ」と聞いてみて。多分みんな日本をあげると思う。理由は、

  1. ファンがとても親切で、支えになってくれて、世界中のどこよりも素晴らしい。(日本向けなので。他国を下げているわけではありません)
  2. 人々がとても勤勉で丁寧で、ボランティアやスタッフの方たち、そして全ての人たちが本当に素晴らしい仕事をする。
  3. 街中はいつもとても綺麗。美的センスが自分には心地いい。日本の建築が好きだし、雰囲気が好き。そして食べ物が本当に美味しい 
  4. 各地でローカルフードに挑戦してみた。
    ・名古屋ではきしめんと手羽先
    ・日本のカレーが本当に好き
    ・日本のそばをたくさん食べた。

街、人、食べ物…日本人として、誇らしい気持ちになりました。

ヴィンス、ありがとう。

 

特別なブログラム『Lonely』

ヴィンスは、北京オリンピックのEXで、ILLENIUM(イレニアム)の『Lonely』を滑りました。

今回のザ・アイスでも滑ったのですが、私が行った日は別プロでした。

が、スターズオンアイスで観ました。

このブログラムがとても大切なものであることを話しています。(インスタでも記事が上がっています)

 

このプログラムは僕にとって特別なもの。オリンピックまでの眠れない夜から、何度も救ってくれて、(目標を?)やり遂げさせてくれた。大きなストレスに晒されているときはこの曲を聞くと、やる気にさせてくれた。北京オリンピックでコロナ陽性判定が出たあと、世界中が自分のことを報道していて、作者のイレニアムが自分のことを知って連絡をくれ、サポートし励ましの言葉をかけてくれた。僕は、「あなたの曲がどれほど自分にとって意味があったか」を話した。

 

ヴィンスは、この曲で滑りたいと思ったけれど、演じるには長すぎたんですね。

そこで、短くして使っていいか尋ねたそうです。

すると、イレニアムは、快諾して曲を短くし、冒頭にピアノバージョンをプラスしたものをヴィンスに提供してくれたそうです。

 

公式にリリースされていないスペシャルバージョンの『Lonely』。

自分にとって本当に特別で、とても大きな意味を持つもの。僕はこのプログラムを滑るのが本当に好き。


これまでのプログラムの中で最高にエンターテイメント性が高いプロとは言えないかもしれないし、他のプロスケーターがより良いプログラムを見せるかもしれないけれど、自分の気持ちの上ではこのプロはとてもとてもスペシャルで愛していてこの曲で滑るのが好き。このプログラムへの情熱がきらめいて皆さんに伝わるとうれしい。

 

この部分を聴いて、泣いちゃいました。

実は、SOIで見て、内向的で寂しい気持ちになるプロだな、と思ってあまり…衣装の凄さのほうに目がいって…ザ・アイスでも『Starry, Starry Night』のほうを見られて舞い上がっていました。

 

ヴィンスに、「そんなにエンターテイメントなプロじゃないかもしれないけど、自分にとっては大事なプロで」って言われて、

ごめんなさい。ごめんなさい…

 

男子世界トップ10が集うショー

THE ICE のことも話しています。

というか、ヴィンスの横に置いてあるポスター風のは、ザ・アイスの会場で販売されていたオーガニックルイボスティー1,500円也。

 

©VincentZhouJPFC

どうしていつもルイボスティーなんだろう?

「女性はルイボスティーが好き」って思われている気がするけど、私は苦手で、いつもパス。深蒸し茶とかダージリンティーにしてくれれば、がっつり買います😋

 

で、ヴィンスのお話に戻りますと、

 

前回出演したのは2019年で、どんなに楽しかったかをいつも思い出す。すごくスペシャルなツアーだけど、今回はさらにスペシャル。

本当に親しい ベストフレンドたちと一緒に滑ることができるし、今回は、世界の10人の男子シングルのベストスケーター達と一緒に滑ることができる。


世界トップ10の男子シングルスケーターが集まって、一つのショーで一緒に演技をするなんて他ではない。そのキャストの一人になれることは本当に光栄なこと。

 

本当にそうですよね。世界トップ10の男子シングルスケーターが集まるすごさを、もっとバンバン報道してほしかったなぁ。

チュッキョ@ctveventkawa·7月21日Twitter

 

一緒に出演している素晴らしいスケーターたちにとてもインスパイアされるし、謙虚な気持ちになる、学ぶことが多い、と。

  • 宮原知子のスケーティングスキルや芸術性は極めて美しい。
  • ジェイソンブラウンの芸術性はご存知の通り。
  • 宇野昌磨と一緒に練習をして、彼のブレないところ(一貫性、安定性)は、傑出している。縦横無尽にリンクを流れるように滑る様は、すばらしい。
  • 友野一希は、エンターテイナーで、演技を見ていて楽しい。

ヴィンスって、本当に謙虚ですよね。

昨シーズン、スケートアメリカに出場した昌磨が、「ヴィンスの演技を見て、大会に向けて誰よりも練習していたのが分かった。彼の日々の練習を見る機会があれば、それを見せてもらって、それ以上の精神力を持って練習に励みたい」と話していましたよね。

 

 

ヴィンスが真摯にスケートと向き合う姿が、昨シーズンの昌磨をインスパイアしたものの一つではないでしょうか。

 

映像の最後に、ファンへの感謝を述べ、「たくさんのプレゼントありがとう。こんなにしていただかなくてもいいのに。お気遣いなさらずに。でも、本当にありがとうございます」と話すヴィンスに、再び、涙腺が緩むのであった😭

 

「日本でのアイスショーまでは、高いレベルを維持しなければ」と話していたヴィンス。ザ・アイスの演技は、トップ10男子の中にあっても、レベルの違いを感じさせるものでした。

改めて考えてみると、昨シーズンのグランプリ大会初戦のスケートアメリカで、ヴィンセント・ジョウに出会って、スケートに真摯に打ち込む姿と超ハイレベルな演技を目のあたりにしたことが、その後の昌磨につながっていったように思えてきます。間違いなく、要因の一つではないでしょうか。

メッセージビデオは8分ほどありますが、どの話も素敵なので、ぜひ見てくださいね。