オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ラトビアで健闘する日本ジュニア3選手

こんばんは。ジュニアグランプリシリーズ、見てますか?

昨日から始まった、第3戦のリガ(ラトビア)大会。

 

©ISU

全部見るのは無理ですが、試合はリアルタイム観戦が一番面白いので、

中井亜美選手の演技を夜分に見て、夜中にむっくり起きて中田璃士(りお)選手の演技を見て、その後、寝落ちしたけど予感がして再びむっくり起きたら、周藤(すとう)集(つどい)選手の演技が始まるところでした👍

 

第3戦のリガ大会には3選手のみの出場ですが、

3人ともすばらしく、3人ともSPトップ3に入っています。

 

女子は、第一滑走が、世界ジュニア選手権銀メダルのシン・ジア選手(韓国)で、彼女が最後までトップを維持するという、珍しい展開でした。

 

しかし、日本代表の中井選手の演技も、すばらしかったんです!!

 

 

ガーシュインの『アイ・ガット・リズム』を、まったく萎縮することなく、はつらつとしてノーミスで演じて見せました。

まさに、リズムが体に宿って、音符になったような演技!!

 

解説「なんてチャーミングな演技。ただもう素晴らしい。喜びにあふれ、ダイナミック。そして、ノーミス」「ジャンプを跳び終わってスマイル。演技のいたるところでスマイル」。

まさに、「喜びにあふれ、ダイナミックに弾けていた」演技でした。

 

 

演技中は、大きく見えたけど、キスクラで見ると、幼なさが残っててかわいい。

 

中田選手は、急流を下っていくボートのような、すごい勢いの『ビリーバー』。

息継ぎができないくらい引き付けられて、見入ってしまいました。

 

 

あまりに急流で、足替えスピンでバランスを崩してしまったのが、惜しかった。

「本人も、息継ぎできなかったのだろうか?」と思ったくらい、本当に勢いがある演技でした。

 

実況のヘンレッティさんとバートンさんも、何かを感じたようで、「彼には、何か特別なものがある」と言っていました。「エネルギーに満ち、音楽をよく聞いて、ためらいなくエレメンツに入り、全体の流れがある」。

スピンがノーカウントでも暫定1位。最終的にSP3位です。

アイスショーで見たときは、「華があるちびっこスケーターだな」と思いましたが、短期間でとてもうまくなっていてびっくり。

バートンさんが「今日は、彼のお誕生日です」と紹介していました。ヘンレッティさんも「遠いラトビアのリガで迎えた14歳のお誕生日を、彼は忘れられないだろうね」って。おめでとうございます。

 

周藤選手は、ジュニアとは思えない情感あふれる『Per Te』(あなたのために)。音楽のボリュームに、まったく負けていないボリューム感ある滑り。

 

 

上半身と腕の動きに、少し前の“宇野昌磨味”を感じてネットで調べてみたけれど、そのあたりの情報は特になし。

 

コンビネーションジャンプが入らなかったのが惜しかったけれど、解説のお二人に、スケーティングスキルを絶賛されていました。「右回り、左回りの得意不得意を感じさせず、全方向に自然に動けている。方向転換やアイスカバー率もいい」とかなんとか(不確か)。実際、スケーティングスキルは全選手中1位ですね。

「日本ジュニア男子の中でも、音楽表現、感情の込め方が特に上手い」とも。初めて演技を拝見しましたが、楽しみな選手を発見。(今頃?😅)

 

トップのニコライ・メモラと約13点の差が開いています。メモラは、表現力が素晴らしいイタリアの次期エースで、たぶんファイナルに進むでしょう。今年でジュニアは卒業。ジャンプは得意とは言えないので、周藤選手が、どこまで追い上げるか。

 

順位はともかく、フリーでも中井(SP3位)、中田(SP3位)、周藤(SP2位)の3選手の演技は、要チェックです。