オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

“かなだい”のデニス・テン杯エントリーに想う

こんにちは。容赦なく進んでいくジュニアグランプリやチャレンジャーシリーズに、

ブログがついていけてない種子島ぴーです。

 

次から次に発生する感動の余韻に数時間浸っただけで、

次の感動に上書きされていくもったいなさ…。

 

今週は、いよいよ昌磨初戦のジャパンオープンがあるし、

ジュニアグランプリの第6戦とチャレンジャーシリーズのフィンランディア杯もあります。

 

そういえば、“かなだい”が、カザフスタンで開催されるデニス・テン・メモリアル杯にエントリーしていますよね?

 

他にシングルでも日本選手の名前はないし、二度見、三度見しても、本当かどうか自信がなく😅

大輔さんファンの方のブログで、真偽を確認しました。

 

世界選手権の代表選考条件等をかんがみると、

CS大会のどこかにエントリーしてほしいなぁと思っていましたが、

スケートアメリカの日程を考えると、

フィンランディア杯がギリギリ最後ではないか…😑うーん、ダメか…😑と思っていました。

 

が、まさかのスケートアメリカ直後のチャレンジャーシリーズに入っているではありませんか!!

しかも、デニス・テン・メモリアル!!???

 

デニス・テン・メモリアル杯は、設立2年目にしてチャレンジャー・シリーズ(ポイントが加算される国際大会)に指定され、

ロシアや欧州からトップスケーターも参加していました。

 

しかし、今年はロシアが参加できないため、ややサイズダウン感があったところ、

“かなだい”が参加となれば、1粒100万倍の華やかさ。

 

 

母国フィギュアスケートの発展を願ったデニスの意志と夢を、

強力にバックアップすることにつながりますよね!!

 

と、前のめりに興奮していますが、

出場は、スケートアメリカ後のコンディション次第かもしれないと思っています。

 

しかし、いい戦略ですね。

滑り込めていない段階で試合に出るのは、印象に響くな…と、

他チームを見て感じていました。

リズムダンスはフレンズオンアイスがギリギリ。フリーは、まだこれからという雰囲気でしたものね。

 

で、デニスのことをまた思い出してネットを見ていたら、この写真が。

 

写真・図版(4枚目)| 非業の死を遂げたデニス・テンさんの名前を冠した競技会開催へ 追悼式には高橋大輔、浅田真央らが参加〈週刊朝日〉 | AERA dot. (アエラドット)

 

悲報に接して昌磨が出したコメントを、テンさんの追悼ショーのときに、追悼幕にして掲げてくださった方がいたようです。

 

昌磨は、世界選手権2019のエキシビションで、

テンさんを追悼する『See you again』を、ブラックの衣装で演じました。

 

 

あのとき、会場でデニスを偲ぶ展示会も開かれました。

確か、樹君が昌磨の代わりに、メッセージを残していた記憶があります。

 

その後の大会やアイスショーでも、

ステファンやシェイ=リーン、ヴォロノフといったワールドスケーターたちが、

デニスを追悼するプログラムを滑ったことを記憶しています。

 

そうそう、グランプリ大会のフランス杯では、EXで追悼式がありましたね。

 

毎年、命日やお誕生日には、世界各国のスケーターや指導者が、

インスタグラムに思い出の写真を載せ、デニスに言葉を贈っています。

 

何が言いたいかというと、

デニス・テンさんが亡くなったのは、弱冠25歳のとき。

若すぎる、短すぎる人生だったにもかかわらず、影響力がすごすぎる。

 

演技を見られたのは、あまり長い期間とは言えないのに、

開催中のジュニアグランプリで、

日本選手が、好きなスケーターや尊敬するスケーターにデニス・テン選手の名前を挙げて話題になりましたよね。

 

「👨‍🦰日本には鍵山優真や宇野昌磨もいますが、インスパイアされた選手は?」

「👦デニス・テン」

「👨‍🦰おぉぉぉ アメージング」みたいなね😆👍

 

「祖国カザフスタンでのフィギュアの普及」という夢の実現スピードも、驚異的です。

現役時代に、国際的なスターを招いてのアイスショー開催を実現したし、

「国際的な競技会の開催」という夢は、ご家族や関係者が継承してデニス・テン・メモリアル杯へ。わずか2年目で、ISUのチャレンジャーシリーズ指定になりました。

 

2020年には、デニス・テンアカデミーを開設。(コロナ禍での状況は不明)

今年のデニス・テン・メモリアル杯には、カザフスタンのスケーターがたくさんエントリーしています。

 

アイスダンスにも一組います。

 

リーダーとしての能力や、人に愛される力が高かったのではないかと推察します。

存命なら、国を引っ張るリーダーの一人に、きっとなっていたと思います。

 

 

“かなだい”や昌磨が現役のうちに、吉田希選手、周藤集選手なども一緒に、

テンさんと縁のある選手が、日本から大挙してデニス・テン杯に出場すれば素敵…などと夢想する。

 

高橋大輔のシングル引退を惜しみ、復帰を予言し、復帰をとても喜んでいたデニス。

アイスダンサーとしての大ちゃんが訪ねて来てくれたら、とてもとても喜ぶと思う。まるで、そこにいるかのように。

 

というか。

結論はいつも同じ。

なぜ彼があんな目に。早すぎる。惜しすぎる。

 

“かなだい”のデニス・テン・メモリアル杯エントリーを見ながら、

いろんなことを思い出し、考えた昼下りでした。