オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

静寂を放つ、という領域

こんにちは。

ジャパンオープンのマルチアングル映像の視聴が、明日までとなりました。

(万が一ご存知ない方はこちら↓)

フィギュアスケート「JAPAN OPEN2022」マルチアングル映像配信 | SV-Commerce - スワイプビデオ販売サービス

 

もう一度、5Cam、6 Cam、キスクラ、コーチ、7 Cam、MAIN、1 Cam、2 Cam、3 Cam、4 Camと、全部見返してみました。

 

そして、6カメさんの映像を見ていて気付いたのですが、

演技前にすでに、客席にたくさんの昌磨バナーが揺れています😮

当日は、ぜんぜん気づかず。

「どんだけ、昌磨1点に集中して見ていたのか」と、自分で笑えました。

 

さて、何度見ても心が落ち着く

昌磨の『Air on the G String +Mea tormenta, properate!』。

 

 

他の人の感想を見たり聞いたりすることで、

自分が言語化できなかった感覚を、

「それそれそれ!!」と気づくことがあるのですが、

 

The Skating Lessonで、

デイブとジョナサンのジャパンオープンの昌磨についての感想を聞いていて、

「それだー!!」と思ったことが。

 

デイブ・リーズの言葉で(意訳ですが)、

 

「“落ち着き”とは少し違う。体から放たれる静寂のような感覚をプログラムから受ける」と。

 

よく、スケート解説者が、「いいですよー。とても落ち着いています」と言いますが、

確かにあの「落ち着いている」とは違います。

 

昌磨自身が静寂を放ち、

見ている者を、まるで礼拝堂か禅寺の庭にいるような感覚に陥らせます。

自分の周囲から、人がいなくなるんですよね。

 

だから、試合を見て緊張したり興奮したりしているはずなのに、

演技が終わると、すーっと落ち着いた気持ちになりました。

グレスピやボレロを見たときとは違う感覚が残ったので、

「あれ?」と思ったのですが、そういうことだったんですね。

 

そして、昌磨の演技を語る時、アナウンサーも解説者も記者も、

誰もが上品で洗練された調子になるから不思議。

 

きっと、グランプリ大会でも、解説者は「やりました、宇野昌磨!! 」と興奮して叫ぶのではなく、

「ほぅー」と一息ついてから、「ビューティフォー」とか「アメージング」って感じになると思う。

 

かくいう私も、『G線上のアリア+メア・トルメンタ・プロペラーテ』ではなく、

『Air on the G String +Mea tormenta, properate!』と書いてみました。

だから、なんなんだって話ですが、なんとなく…。

 

また、The Skating Lessonでは、

「昌磨は、エキサイティングでワイルドなエネルギーを秘めていて、それが魅力でもあるけれど、(試合では)諸刃の剣でもある。このフリーでは、自分でしっかりと手綱をにぎって、自分のボディをコントロールしようとしているのを感じる」とも。

 

つまりそれが、「演じきっている」ということなのかな、と思うし、

「自らが静寂を放つ物体になる」という領域に、

昌磨は足を踏み入れたのだと思います。

 

一週間後に始まるグランプリシリーズ。

昌磨のグランプリ初戦スケート・カナダは、10月28日からです。

 

 

サイトのミニバナーにも、昌磨の写真を使ってくれています。

 

 

昌磨は、スイスには戻らず、直接カナダに行くようです。

カーニバル・オン・アイスに出演後のステファンが、

名古屋までレッスンに来てくれていました。

 

ステファンもまた、「静寂を放つ人」だと思う。

バムちゃん、お腹の上から動かないもの😂

 

ステペンに癒されるパムちゃん

 

スケート靴の調整も、うまくいきますように!!