こんにちは。スケート・アメリカの公式練習の情報を目にして、
気持ちが焦ってきました。
が、まずは昌磨の話題から。
トヨタイムズのインタビュー、すばらしかったですね。
TOYOTAが誇るフィギュアスケーター宇野昌磨と紀平梨花に迫る!!|トヨタイムズ放送部 - YouTube
謙虚さと冷静な自己分析、真のアスリート精神が、
画面からにじみ出ている内容でした。
しかしながら、「世界選手権で優勝しても、『本当に世界一と言えるのか』という葛藤が、昌磨本人にあった」というのは意外でした。
私は、初めて聞く内容ですが、もしかしたら届いたまま放置してある雑誌の記事には、書いてあるのかもしれません。
これまでは、「▽×選手が不在の大会で~」などと言われると憤慨していのですが、
今年は文句なく一番だったと思うので、
「本当に世界一と言えるのか」なんて本人が思っているとは、頭をかすめもしませんでした。
ネイサン・チェン選手と羽生結弦選手が世界選手権2022に出場していたとしても、
宇野昌磨が優勝した可能性は高かったと思っています。
もちろん、ネイサンがピークの状態で出場していたら強かったと思いますが、
怪我の具合もあったし、オリンピックで金メダルを獲った後のモチベーションは未知数。選手本人が、「出場しない」という選択をした状態だったわけです。
私は、スポーツは、その時その場所に来て戦った人のみで、
勝敗を語られるべきだと思っています。
どんなスポーツであっても、誰であっても、です。
そして、今年の世界選手権での宇野昌磨はすばらしく、
王者に異を唱える者はいなかったと記憶しています(一部の変な人をのぞいて)。
マスターピース『オーボエ協奏曲』と、炎のような『ボレロ』を讃える声が、
世界中から聞こえてきました。
…と、このようにワタクシが落ち着いて語れるのも、
世界選手権で優勝した時点より、昌磨が明らかに格段に数段うまくなっているからかもしれません。
プロにしかわからないような些細な変化ではなく、
素人の私が見てもわかる明確な変化。
オリンピックや世界選手権の頃と比べても、別人のようですらあります。
昌磨は、「『今年の世界で一番ですよ』ということを、だんだんと自分の中で整理して実感してきた」と話していましたが、
今の演技から感じる風格は、それも理由の一つでしょうか?(知らんけど)
それから、マリニン君の話題。
たぶん、「マリニン君、現れてくれてありがとう」「ジャパンオープンに来てくれてありがとう」と思っている宇野昌磨ファンは、多いと思います。
(思い出してください!! ジャパンオープンのとき、最初の段階では、マリニン君の出場は決定していませんでした)。
ネイサン・チェンもいない、ヴィンセント・ジョウもいない、鍵山優真もいない…となると、
シーズン一人旅はシンドイよなぁ…と思っていました(他意はありません)。
ジャパンオープンのときの、昌磨の「マリニン君、見ぃっけ~♡」という興奮は、半端なかったです。
しかし、“密かにメラメラ対抗心”ではなく、相手への賛辞を言葉にできる謙虚さ、相手の優れた点を自分の力に変えようとする人間力は、すごいと思う。
(マリニン君を見たとき)自分よりすぐれた技術をかなり持っていたので、いつか彼は圧倒的な存在になると思う。
僕もしっかりそれについていけるように、していきたいなって、すごくうれしかったです。
もちろん、彼に負けていないところもあるかもしれませんけど、
たぶんこのまま同じ状態で進んでいったら、いつか僕は追い抜かされてしまうという自覚があるので、彼のようになれるように頑張りたいと思います。
そう言える宇野昌磨は、まだまだいける。
まだ下り坂になる選手ではない。
ここからさらに昇っていく。
と確信する。
もしも、「僕はもう、オリンピックでメダルを3つも取ってるので、ほしいものはありません」とかって言われたら、丸めて月まで投げちゃうよね。ひゅーんって。そして、他のスケーターのファンに乗り換えちゃうよね。(誰?誰?誰にする??😆)
年は7個も下ですけど、スポーツ・競技をやっている以上、年の差なんて関係ないと思っているので。
この言葉もすごい。というか、競技スポーツの本質を突いていると思います。
フイギュアスケートは、解説者も関係者も、年齢に影響されすぎだと思う。
シニアに上がったばかりだとPCSを抑え、「経験を積めば上がってくる」と、謎の年功序列。
20代半ば以降は、「体力や体型が若い選手に比べて不利」と、不必要な心配を押し付ける。
勝手に旬の年齢を、狭めないでいただきたいですね。
ということで、今シーズンの宇野昌磨は、7歳下のマリニン君に刺激を受けながら、
さらなる高みに到達するという予報が出ています😄
あ、動画後半の「宇野選手とUNOをしよう」のコーナー。
私は、UNOのルールをよく知らないのですが、
世の中の人(宇野昌磨)は、脳細胞をフル回転させて状況判断をしていること、
頭の回転の遅い私にはできないゲームであることは、わかりました。