おはようございます。女子のSPが終わりました。
簡単な感想の走り書き。
坂本花織選手は、最終滑走。
すごい歓声!! すごい日の丸!!
ジャネット・ジャクソン・メドレーは、
パワーと疾走感と貫禄が半端なかった。
「目の前で滑るのを見られただけで、観客は大満足なのではないだろうか」
…と思うような大迫力の滑りで、リンクを爆風のごとく駆け抜けていました。
プログラムの輪郭がグンとはっきりしてきて、細かいコリオを表現している分、
ジャンプを跳ぶタイミングが難しいのかな。
今日はジャンプの加点が、かおちゃん比で今一つ。
コンビネーションジャンプのセカンドが2回転になったのも、うーん、惜しい…
辛くもトップに立ちましたが、本人と中野コーチは、キスクラで渋い顔。
しかし、こういう展開のとき、フリーはものすごい演技をするのが坂本花織なので、
『エラスティック・ハート』で、ぶちかましていただきましょう!!
第一滑走は、グレイシー・ゴールドの『エデンの東』。
大人気、大歓声。会場全体が応援しているのがわかります。
コンビネーションジャンプが成功した後の、花のような笑顔!!
エレメンツを一つこなすごとに拍手が沸き起こる、しあわせな演技でした。
グリーンの衣装も、ずっと持越し。以前のグレイシーなら考えられなかったことなので、そこにも、大きな意味を感じます。SP4位です。
エリスカ・ブレジナは、大好きなプロ『スイート・ドリームズ』を持越し。
リショーさんだからって、片手側転が追加されていたけど(笑)、
この場合は、ピリッと効果的でした。
ミハル兄さんがコーチでついている。そーか、ここはアメリカでした。
アンバー・グレンの『Hit the Road Jack』も、シャープでキレキレ。
自信にあふれた彼女を見るのは、とてもハッピーでした。
松生理乃選手の『Papa,Can You Hear Me?』も好きなプログラムです。
前半、すごくスピードがあっていつも通りだと思ったけど、
ちょっと緊張していたのかな。スピンがもったいなかった。
キスクラでは涙も見えましたが、
すっきりして、フリーではいい演技をしそうな予感。
『Nella Fantasia』、楽しみにしているので、いつものスケール感ある滑りで世界を驚かせてほしいです。
ニコール・ショットの『Despedida』。彼女もいいな。
ヨーロッパの香りがする、趣あるスケーター。
こういうスケーターがいると、大会にメリハリがつく。
コストナーの指導を受けているのもうなづける演技。
エカテリーナ・クラコワは、『プレスリー・メドレー』。
前半後半のカラーが、ガラっと変わる面白いプログラム。
前半の『Can't Help Falling In Love』は、なんでこの曲を??と思ったけど。
後半の『おしゃべりはやめて』は、観客へのアピールも抜群のノリノリナンバーで、クラコワちゃんの新しい一面が見えました。
スケート・アメリカの前、「ダイナミックな坂本花織とロシア味のあるイザボー・レヴィトーと、どちらが評価されるだろうか…」と考えていました。
レヴィトーの滑りは、好きなタイプではないと思っていたのですが、
伸びるスケートが気持ちいい。特に、後ろ向きで滑っている時、後ろから誰かに足を引っ張られているかのよう。
『Una Noche Mas』の切ない世界観はまったく感じなかったけれど、スター性は感じました。
韓国のヘイン・リーも、好きなスケーター。
たいていノーミスで、盤石な感じがすごい。
選手紹介のときも、演技開始前も、なぜか笑っているのがすごい。
しかし、点数、低っ(驚)。明らかな回転不足があったからかな。
SPの順位はこうなっています。
かおちゃんとレヴィト―が僅差。
フリーでは、どうなるでしょうか。
3位のアンバー・グレンと4位のヘイン・リー、どちらも3Aを跳んでくると思うので、そのあたりも注目しています。ヘイン・リーは強心臓だから、ノーミスもあり得ます。
松生選手も、上位と点差が開いていないので、まだひっくり返せると思います。