オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

翼が生えた宇野昌磨、スケート・カナダ優勝

こんにちは。

朝から、涙が出すぎて、瞳が潤っちゃってる種子島ぴーです。

 

宇野昌磨選手、スケート・カナダ優勝おめでとうございます!!

 

 

かおくんも、おめでとう!!

マッテオ君も、おめでとう!!

 

 

試合前に、昌磨の予定構成を見て、笑いが出てしまいました。

逆転優勝に向けて攻めるのは確実だと思っていましたが、

後半に4T+3Tと4T+1Lo+3A。

 

 

今シーズンの重点項目かつ重要項目かつSPのリベンジである4回転のコンボを、

逃げ場のない後半に持ってきています。

 

4T+1Lo+3Aは知らんけど、この男、本気だな、と。

昌磨って、本当におもしろい。

 

さて、直前のメッシングさんとマッテオ君の心躍るパフォーマンスを

手拍子をしながら楽しんでいたら、突然、昌磨が登場。

そうだ、佳生くんのほうが後だった!!

 

いつものように静々と、リンクの氷をすくい上げ、天上から天使を迎える昌磨。

 

 

水を打ったように静まりかえる会場。

ステンドグラスから差し込む光をまぶしそうに手でさえぎると、穏やかに滑り出す。

 

一連の動きを見ているだけで、スーッと違う世界に引き込まれていきます。

 

最初に4回転ループ。

わずかに着氷が乱れたけど、拍手。

続いて、サルコウ。

壁が近かったけど踏ん張ったので拍手。

会場のすべての目が、昌磨に注がれているのを感じます。

 

ここで、完璧な軸の4回転フリップ!!

拍手~ なぜか、涙があふれてきた。

 

トリプルアクセルを決めて、会場から悲鳴。

 

コリオシークエンスは、昌磨が放つ静寂に、試合会場であることを忘れて、

ただただ見入るのみ。

まるで、空気を連れて動いているみたい。

昌磨の周りの空気が、一緒にやさしく動いてる。

 

ここまでで、もう十分、堪能させていただきました。

「ここで終わり」って言われても、大満足。

 

が、曲調がかわって、『メア・トルメンタ・プロペラート!』へ。

ここから、4回転トゥフェスティバル。

思わず、「よし行け」と声に出してました。命令形かい(笑)

 

4回転トゥからの~~3回転トゥ!!!

決まったー。美しく決まったー

もう、拍手、拍手、拍手。すごい加点。

 

飛距離のある3A。最前列の観客何人分だろうか。

4Tは着氷…うーんだけど、どーでもいいぞー。拍手~

 

すべてのジャンプを終えると、スイッチが入った昌磨。

これまでの、どの『メア・トルメンタ・プロペラート!』よりも、

大きくしなやかに上半身を使って、腕に翼を付けて舞っているようなステップシークエンス。

今日は、翼が見えました。

 

 

今日のステップは、本当にすばらしかった。

かかとを触るようなしぐさも素敵。

 

残るはスピン。

ステファンが、リンクの壁をバンバン叩くのが見えました。

ジスランも、バシバシ手を叩いている。

行け~

最後の力を振り絞って、力強いスピンでフィニッシュ。

 

かわいい♡

これだけやって、まったくバテてない。

昨シーズンの鬼『ボレロ』がきいてるようです(笑)

 

歓声と悲鳴が起こり、

一斉に観客が立ち上がって、スタンディングオベーション。

昌磨バナーと日の丸も揺れてるよー。

 

演技中は、メモを取りたくないので、

何かあったら吹き込もうと、スマホで録音していたのですが、

拍手と鼻をすする音しか入っていませんでした(笑)。

 

で、今、腕が痛い。拍手しすぎで、腱鞘炎ぎみ。

 

 

ペコリとしたとき、ファンが投げたぬいぐるみと、お尻とお尻がコッツンコ。

気になったので訂正 昌磨とぬいぐるみのお尻こっつんこを、昌磨が笑っていたので「かわいい」と書きましたが訂正します。
今、女子フリーを見ていたら、マデリン・シーザス選手の演技後に、「リンクに異物があった」と届け出がありました。なんだろう。気持ち悪い。

大怪我につながらなかったのが幸いですが、(転倒に影響がなかったとは言い切れない。選手は納得いかないかも)
やはりリンクに何か投げるのは、いろんな意味で危険。怪我もあるし、ぬいぐるみや花束に変な液体や危険物が付いている可能性も否定できず。全面禁止にすべきかも。

 

点数は、ジャンプで細かい減点があったから、昌磨比で高くなかったけれど、

今日の演技に、私は大満足でした。

 

観客の呼びかけを無視できない昌磨

 

4T+3Tが成功しただけで十分だったけど、

ステップも、つなぎの動きも堪能させていただきました。

ジャンプが乱れても、何一つ崩れなかった。

最後まで、プログラムの世界の住人でしたよね。

 

ありがとう、昌磨!!

すばらしい世界を見せてくれて、ありがとう!!

風邪ひかないでねー。