こんにちは。
朝から、涙が出すぎて、瞳が潤っちゃってる種子島ぴーです。
宇野昌磨選手、スケート・カナダ優勝おめでとうございます!!
かおくんも、おめでとう!!
マッテオ君も、おめでとう!!
試合前に、昌磨の予定構成を見て、笑いが出てしまいました。
逆転優勝に向けて攻めるのは確実だと思っていましたが、
後半に4T+3Tと4T+1Lo+3A。
今シーズンの重点項目かつ重要項目かつSPのリベンジである4回転のコンボを、
逃げ場のない後半に持ってきています。
4T+1Lo+3Aは知らんけど、この男、本気だな、と。
昌磨って、本当におもしろい。
さて、直前のメッシングさんとマッテオ君の心躍るパフォーマンスを
手拍子をしながら楽しんでいたら、突然、昌磨が登場。
そうだ、佳生くんのほうが後だった!!
いつものように静々と、リンクの氷をすくい上げ、天上から天使を迎える昌磨。
水を打ったように静まりかえる会場。
ステンドグラスから差し込む光をまぶしそうに手でさえぎると、穏やかに滑り出す。
一連の動きを見ているだけで、スーッと違う世界に引き込まれていきます。
最初に4回転ループ。
わずかに着氷が乱れたけど、拍手。
続いて、サルコウ。
壁が近かったけど踏ん張ったので拍手。
会場のすべての目が、昌磨に注がれているのを感じます。
ここで、完璧な軸の4回転フリップ!!
拍手~ なぜか、涙があふれてきた。
トリプルアクセルを決めて、会場から悲鳴。
コリオシークエンスは、昌磨が放つ静寂に、試合会場であることを忘れて、
ただただ見入るのみ。
まるで、空気を連れて動いているみたい。
昌磨の周りの空気が、一緒にやさしく動いてる。
ここまでで、もう十分、堪能させていただきました。
「ここで終わり」って言われても、大満足。
が、曲調がかわって、『メア・トルメンタ・プロペラート!』へ。
ここから、4回転トゥフェスティバル。
思わず、「よし行け」と声に出してました。命令形かい(笑)
4回転トゥからの~~3回転トゥ!!!
決まったー。美しく決まったー
もう、拍手、拍手、拍手。すごい加点。
飛距離のある3A。最前列の観客何人分だろうか。
4Tは着氷…うーんだけど、どーでもいいぞー。拍手~
すべてのジャンプを終えると、スイッチが入った昌磨。
これまでの、どの『メア・トルメンタ・プロペラート!』よりも、
大きくしなやかに上半身を使って、腕に翼を付けて舞っているようなステップシークエンス。
今日は、翼が見えました。
今日のステップは、本当にすばらしかった。
かかとを触るようなしぐさも素敵。
残るはスピン。
ステファンが、リンクの壁をバンバン叩くのが見えました。
ジスランも、バシバシ手を叩いている。
行け~
最後の力を振り絞って、力強いスピンでフィニッシュ。
これだけやって、まったくバテてない。
昨シーズンの鬼『ボレロ』がきいてるようです(笑)
歓声と悲鳴が起こり、
一斉に観客が立ち上がって、スタンディングオベーション。
昌磨バナーと日の丸も揺れてるよー。
演技中は、メモを取りたくないので、
何かあったら吹き込もうと、スマホで録音していたのですが、
拍手と鼻をすする音しか入っていませんでした(笑)。
で、今、腕が痛い。拍手しすぎで、腱鞘炎ぎみ。
ペコリとしたとき、ファンが投げたぬいぐるみと、お尻とお尻がコッツンコ。
点数は、ジャンプで細かい減点があったから、昌磨比で高くなかったけれど、
今日の演技に、私は大満足でした。
4T+3Tが成功しただけで十分だったけど、
ステップも、つなぎの動きも堪能させていただきました。
ジャンプが乱れても、何一つ崩れなかった。
最後まで、プログラムの世界の住人でしたよね。
ありがとう、昌磨!!
すばらしい世界を見せてくれて、ありがとう!!
風邪ひかないでねー。