オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フランス杯男子SP、山本草太、友野一希が1、2位。ロシアのあの人が会場に?

こんばんは。グランプリシリーズ フランス杯が始まりました。

女子は書く時間がなかったので、男子SPの直後の感想のみ。

 

第一グループに登場した山本草太選手。
リンクに出る前から、いちいちかっこいい草太くん。
ブラックシャツの着こなしは、当代一では??

 


曲は、樋口美穂子先生振り付けの名作『Yesterday 』by Michael Bolton。
山田組に移籍したばかりのシーズンの、

はかなさをまとった胸震えるような『Yesterday 』ではなく、


「俺はここにいるぞ」と、グイっと一歩前に出るような、堂々と自信にあふれた『Yesterday 』でした。


一蹴りでスピードを上げて、幅のある4T+3Tを当たり前のように決めて、
3回転かと見まごう4Sも+1.36。トリプルアクセルはちょっと揺らいだけれど、OK!!
92.42で、「まあまあ」という本人のリアクションでした。
めちゃかっこよかった。

 

しかし、今回のフランスのカメラは、アップに寄り過ぎです。
女子も、松生選手がスピンしているシューズの片方だけドアップとか
ルナ・ヘンドリックスがシット・スピンしているお尻の一部だけとか、
草太くんも手先だけとか、ひじょーに残念でした。

草太くんの美しい手のアップ。去年と同じ撮影担当か?

 

次に、ジョージアのニカ・エガーゼ選手が登場。
4S+3T、4Tをスコーンと決めて、3Aはパンクしたけど、
昨シーズンよりも好調らしい。


確かコーチはエテリ組でしたが、あれ、いいの?

こちらは、ドュダコフさんでは?

 


ロシアのコーチや審判は、国際大会に参加していいんでしたっけ?
ルールにうとくて…認識違いならすみません。

 

その後の滑走がウクライナのシュムラトコ選手というのも、なんだかなぁ。

シュムラトコ選手のSPは『Bilia Topoli 』。

この演技は、鳥肌が立ちました。
振付はウクライナの元アイスダンサー アレクセイ・オレイニク。

 

空襲警報に耳をふさぐ動作

 

独特の手の動き。服を引っ張ったり。

手を叩く音が「パチン」と、ここまではっきり入っている演技は初めて見た気がします。
空襲警報のサイレンが入っていたので、戦争と関係あるのは間違いない。
他の選手とは違う。何かが違う。国ごと背負って滑っているかのような何かに圧倒されました。

また見たい。リピしたい


ネットで検索して、Google翻訳にかけてみたら、
「ポプラの木のそばで」というような題名(不確か)の曲で
「黄金の牧草地
地平線へと導く
そして、あたりはとても悲しい。
ポプラ、ポプラが寄りかかった。
そこに年老いた両親
涙ながらに立って、
彼らは息子に別れを告げ、
彼がヒーローになる。
若者、若いコサック。
 
そこには、ポプラのゲルダー ローズが生えている近くに、
お母さんの目があなたを待っています。
彼女は必死に泣き叫び、
それでも息子を待っている。
しかし、神はすでに魂を持っています。
「ママ、私は遠く離れた自由のために戦いに行きました。
真実と新しい世代の運命のために、
海で遠く離れた方へ
そしてコウノトリの翼に乗って生き返る」。

演技後、シュムラトコ選手の目に涙が。

 

前半終えて、山本草太がトップです。

 

第二グループのトップは、三宅星南選手。

 



こちらは、ホワイトシャツを当代一の着こなしにて、『Unchained Melody』
スケート・アメリカでの忘れ物を、取り返していただきましょう!!


冒頭の4回転サルコウは、見事すぎるくらい見事に決まって+2.43(すべて暫定)。
しかし、続くアクセルが1回転に。うーん。惜しい。
サルコウが決まり過ぎたのかなぁ。

コンビネーションジャンプとスピンも、不安定になってしまいました。
しかし、魅惑のステップシークエンスがあるぞ!!


走り出す表情が素敵~~と思ったところで、カメラが寄り過ぎて、

星南王子の顔が切れて表情が見えなかった。無念。


キスクラでは、とても悔しそう。しかし、礼儀正しい。
今日は残念だったけど、明日のフリー『タイタニック』で魅了されることにしましょう。


そして、友野一希選手。

「トップになる」という目標を掲げてのグランプリシリーズ。

『ハッピー・ジャズ』。

 

 

冒頭の4回転トゥが乱れて、-2.99。そんなに減点しないでよ~。

しかし、友野君は、ひるまず4S+2Tへ。

うーん、この決断はかっこよし。

3Aもすばらしい。

そして、見せ場の友野ステップへ。

表情がはつらつとして、しかもかわいい。完全にNON-NOボーイですな。

89.46で暫定2位に。

 

最終滑走は、地元の期待を背負ったアダム・シャオ・ヒム・ファ。

すみません。彼のファンです。

 

 

シーズンオフは、コーチを変更して、

「これでもかっ!!」ってくらい基礎トレーニングを積んでいました。

なので、元々、身体能力が高いですが、脚力が鬼のように鍛えられています。

 

曲は『Rain, In Your Black Eyes』。引き続き、ブノワ・リショー氏の振り付けです。

コンテンポラリーダンス系のコリオですが、冒頭の腕の動きは、坂本花織で見たものがデジャヴ(笑)。

しかし、後半になるにつれて、表面上のコンテンポラリーではなく、迫真の演技になっていって、圧倒されました。

SP3位です。フリーでは、脚力でバンバン4回転を決めてきそう。

 

SPの順位

1位 山本草太 92.42

2位 友野一希 89.46

3位 アダム・シャオ・ヒム・ファ 88.00

4位 ニカ・エガーゼ 82.44

5位 ミハイル・セレブコ 79.40

 

日本勢の表彰台も気になりますが、

シュムラトコ選手のフリーのプログラム、星南王子の逆襲、アダムの脚力も気になります。