こんばんは。今夜も怒涛のフランス杯でしたね。
眠くて限界ですが、男子フリーの感想だけ、
ざっくりおしゃべりしてから寝たいと思います。
まず、三宅星南選手、残念ながら棄権となってしまいました。
SPのときから、体調がよくなかったそうです。
『タイタニック』は、全日本選手権に持ち越し。
そこで結果を出して、世界の舞台でリベンジしてくれることを願いましょう。
さて、第一グルーブで印象に残ったのは、
昨日、忘れられないSPの演技を見せたウクライナのシュムラトコ選手。
他の選手とは異質な“何か”。
「ウクライナのアスリートは、国際大会に出ることが国存続の証になる」とオリンピックのときに代表団が話していました。
フリーも、深い選曲。
見た後に、ネットサーフィンして意味を考えたくなるプロでした。
『Find Me 』+『On the Nature of Daylight』+『This Place Was a Shelter』
ほぼ、メッセージに乗せて滑っているような感じです。
両腕に鳥肌、背中にゾクッ。ただ、見つめるのみ。
第二グループのトップは、韓国のシヨン・リー 。
『Cyrano de Bergerac シラノ・ド・ベルジュラック』
本日も、4回転からアクセルまで、すべて両手を挙げてジャンプする男。
素晴らしい安定感。圧巻のノーミス演技でした。
ただ、『シラノ・ド・ベルジュラック』って、
「大きく醜い鼻を持った男の苦悩を描く物語」だった気がする。
記憶違いなら申し訳ないが、すっきり美しい彼の淡々とした演技からは、
特に物語性は伝わってこなかった気がします。
166.08で暫定1位に。
続いて、今大会で話題の一人となった、
フランスのリュック・エコノミドの『Wild Is Life』。
フランス男子は、個性的な選手が多くて楽しいですね。
まず、ニック・ベルレオスさーん。この衣装どうですか?
胸元の具合が、マックス・アーロン超えでは?
個性あふれるコリオをすばらしく演じて、
何かと強面(こわもて)のアモディオ先生も「グッ、グッ、グーッド!!」
152.41で暫定2位に。
キスクラで笑ってるアモディオ先生、初めて見たかも。
ちなみに、ジュベール先生も、キスクラでは強面気味。
続いて、エストニアのミハイル・セレブコ『What Could Have Been』。
今日はジャンプの調子がよくなかったみたい。
フリーは11位となってしまいました。
どーでもいいけど、セレブコの先生も笑わないよね😂
話はそれますが、私はお兄さんの演技が恋しいです。
続いて、ジョージアのニカ・エガーゼ登場。
ネイサン風衣装で『悩める地球人のSOS』。
ネイサン風っていうのは、これを指します↓
『悩める地球人のSOS』は大好きな曲だし、彼にはもちろん罪はないが、
この曲でロシアのコーチがついていると、なんというか…。
今日もいるということは、ロシアのコーチは大会に参加していいということなのかな。
ニカ・エガーゼが、個人的に、この曲に何かメッセージを込めているのだろうか。
いい時とそうでないときの波がある選手ですが、
確実に巧くなってきていると思います。
フリー3位で総合暫定2位に。依然としてシヨン・リーがトップです。
ここで、アダム・シャオ・ヒム・ファ登場。
大歓声です!!
『Horizons』+『ラン・ボーイ・ラン』。
衣装がSPの色違い風だなぁ…と思っていたら、
SP
FP
出だしのコリオがSPと同じじゃありませんか!!
もしかして、二部作なのか?
かおちゃんの時みたいに、「ショートとフリーがつながっていましてね、はっはっはっ」みたいなブノワ・リショー氏のメッセージが聞こえてきそうで嫌だが、
眠いので、細かい検証はまた後日。
やっぱり、脚力が増量されてますね。
4回転サルコウが、高すぎ。
暴れん坊なステップで転びそうになっても転ばない。
また手強い相手が出て来たなぁと、昌磨の顔が浮かびました。
180.98でもちろん1位に躍り出ました。
友野君がアダムを抜くには…友野君のシーズンベストより35点近く高い…
(ちなみに、アダムはお気に入りスケーターの一人です)
しかし、日本代表の二人に頑張ってもらいたい!!
地元アダム・シャオ・ヒム・ファの演技への熱狂が残る中、友野君登場。
いけー!! ヨハン・シュトラウスの『こうもり』です。
4T+2T決まったー。4回転サルコウは、ちょっとだけ片手をついた。
が、緊張しているのか。ワルツのステップが遅れ気味。
ジャンプのタイミングも、ちと早い。
いつもの友野君の膝じゃない😂あせる私。
と、カメラが一瞬こけた😂
私もカメラも落ち着こう。後半で挽回だぁぁ。
と思ったけど、あーでも、やっちまったかも…。
達観したような平池コーチに、ズーム・イン。
フランス杯のカメラワーク、本当に謎です(笑)。
演技後に、「最後、自分がなくなっちゃった」と、友野君。
最後のステップは、いきいきとしていて、楽しませてもらいましたよ、私は。
問題は、メダルに届くかどうか。
159.31で、一人残してフリー3位です。
総合では、暫定2位。よっしゃー、メダルは確定。おめでとう!!
最終滑走は、山本草太選手。
ラフマニラノフのピアノコンチェルトです。
冒頭の4回転サルコウで転倒。
が、落ち着いて4T+3T。
今日も、いい顔してます。
美しい。スケーティングも美しい。つるつる、すべすべです。
いける。まだ金メダル、いける!!
と思っていたら、突然のトリプルアクセルのパンク。1Aに。
もしかして、これが明暗を分けたか??
フリーは、165.48で3位。ルッツにアテンションがついたり、ちょっと減点されていたみたい。
しかし、総合2位です。おめでとうございます。本人は、悔しいと思うけれども。
フランス杯男子の結果
金メダル アダム・シャオ・ヒム・ファ 268.98
銀メダル 山本草太 257.90
銅メダル 友野一希 248.7
スケート・アメリカから三大会連続で、
日本男子の表彰台が続いています。