オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フランス杯男子、山本草太、友野一希が表彰台。日本男子の快進撃続く。

こんばんは。今夜も怒涛のフランス杯でしたね。

眠くて限界ですが、男子フリーの感想だけ、

ざっくりおしゃべりしてから寝たいと思います。

 

まず、三宅星南選手、残念ながら棄権となってしまいました。

SPのときから、体調がよくなかったそうです。

『タイタニック』は、全日本選手権に持ち越し。

そこで結果を出して、世界の舞台でリベンジしてくれることを願いましょう。

 

さて、第一グルーブで印象に残ったのは、

昨日、忘れられないSPの演技を見せたウクライナのシュムラトコ選手。

 

 

他の選手とは異質な“何か”。

「ウクライナのアスリートは、国際大会に出ることが国存続の証になる」とオリンピックのときに代表団が話していました。

 

 

フリーも、深い選曲。

見た後に、ネットサーフィンして意味を考えたくなるプロでした。

『Find Me 』+『On the Nature of Daylight』+『This Place Was a Shelter』

ほぼ、メッセージに乗せて滑っているような感じです。

両腕に鳥肌、背中にゾクッ。ただ、見つめるのみ。

 

第二グループのトップは、韓国のシヨン・リー 。

『Cyrano de Bergerac  シラノ・ド・ベルジュラック』

 

 

本日も、4回転からアクセルまで、すべて両手を挙げてジャンプする男。

素晴らしい安定感。圧巻のノーミス演技でした。

 

ただ、『シラノ・ド・ベルジュラック』って、

「大きく醜い鼻を持った男の苦悩を描く物語」だった気がする。

記憶違いなら申し訳ないが、すっきり美しい彼の淡々とした演技からは、

特に物語性は伝わってこなかった気がします。

166.08で暫定1位に。

 

続いて、今大会で話題の一人となった、

フランスのリュック・エコノミドの『Wild Is Life』。

フランス男子は、個性的な選手が多くて楽しいですね。

 

 

まず、ニック・ベルレオスさーん。この衣装どうですか?

胸元の具合が、マックス・アーロン超えでは?

 

個性あふれるコリオをすばらしく演じて、

何かと強面(こわもて)のアモディオ先生も「グッ、グッ、グーッド!!」

 

 

152.41で暫定2位に。

キスクラで笑ってるアモディオ先生、初めて見たかも。

ちなみに、ジュベール先生も、キスクラでは強面気味。

 

続いて、エストニアのミハイル・セレブコ『What Could Have Been』。

今日はジャンプの調子がよくなかったみたい。

フリーは11位となってしまいました。

どーでもいいけど、セレブコの先生も笑わないよね😂

 

 

話はそれますが、私はお兄さんの演技が恋しいです。

 

続いて、ジョージアのニカ・エガーゼ登場。

ネイサン風衣装で『悩める地球人のSOS』。

 

 

ネイサン風っていうのは、これを指します↓

 

 

『悩める地球人のSOS』は大好きな曲だし、彼にはもちろん罪はないが、

この曲でロシアのコーチがついていると、なんというか…。

 

 

今日もいるということは、ロシアのコーチは大会に参加していいということなのかな。

 

ニカ・エガーゼが、個人的に、この曲に何かメッセージを込めているのだろうか。

いい時とそうでないときの波がある選手ですが、

確実に巧くなってきていると思います。

フリー3位で総合暫定2位に。依然としてシヨン・リーがトップです。

 

ここで、アダム・シャオ・ヒム・ファ登場。

大歓声です!!

『Horizons』+『ラン・ボーイ・ラン』。

 

衣装がSPの色違い風だなぁ…と思っていたら、

SP

 

FP

 

出だしのコリオがSPと同じじゃありませんか!!

もしかして、二部作なのか?

 

かおちゃんの時みたいに、「ショートとフリーがつながっていましてね、はっはっはっ」みたいなブノワ・リショー氏のメッセージが聞こえてきそうで嫌だが、

眠いので、細かい検証はまた後日。

 

やっぱり、脚力が増量されてますね。

4回転サルコウが、高すぎ。

暴れん坊なステップで転びそうになっても転ばない。

また手強い相手が出て来たなぁと、昌磨の顔が浮かびました。

180.98でもちろん1位に躍り出ました。

 

友野君がアダムを抜くには…友野君のシーズンベストより35点近く高い…

(ちなみに、アダムはお気に入りスケーターの一人です)

 

しかし、日本代表の二人に頑張ってもらいたい!!

 

 

地元アダム・シャオ・ヒム・ファの演技への熱狂が残る中、友野君登場。

いけー!! ヨハン・シュトラウスの『こうもり』です。

 

 

4T+2T決まったー。4回転サルコウは、ちょっとだけ片手をついた。

が、緊張しているのか。ワルツのステップが遅れ気味。

ジャンプのタイミングも、ちと早い。

いつもの友野君の膝じゃない😂あせる私。

と、カメラが一瞬こけた😂

 

私もカメラも落ち着こう。後半で挽回だぁぁ。

と思ったけど、あーでも、やっちまったかも…。

達観したような平池コーチに、ズーム・イン。

 

 

フランス杯のカメラワーク、本当に謎です(笑)。

演技後に、「最後、自分がなくなっちゃった」と、友野君。

最後のステップは、いきいきとしていて、楽しませてもらいましたよ、私は。

 

問題は、メダルに届くかどうか。

159.31で、一人残してフリー3位です。

総合では、暫定2位。よっしゃー、メダルは確定。おめでとう!!

 

最終滑走は、山本草太選手。

ラフマニラノフのピアノコンチェルトです。

冒頭の4回転サルコウで転倒。

が、落ち着いて4T+3T。

 

 

今日も、いい顔してます。

美しい。スケーティングも美しい。つるつる、すべすべです。

いける。まだ金メダル、いける!!

 

と思っていたら、突然のトリプルアクセルのパンク。1Aに。

もしかして、これが明暗を分けたか??

フリーは、165.48で3位。ルッツにアテンションがついたり、ちょっと減点されていたみたい。

しかし、総合2位です。おめでとうございます。本人は、悔しいと思うけれども。

 

フランス杯男子の結果

金メダル アダム・シャオ・ヒム・ファ 268.98

銀メダル 山本草太 257.90

銅メダル 友野一希 248.7

スケート・アメリカから三大会連続で、

日本男子の表彰台が続いています。