オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フリーの昌磨は崩れない。「経験で乗り切った4F。いい跳び方で失敗した4T」。

こんばんは。NHK杯男子SP 、ご覧になりましたか。

特に第二グループは、人気者&実力者ぞろいのすごいメンツで、

近年ないほどの豪華さに、心が躍りました。

 

「グランプリファイナルの6分間練習も、こんな感じなのだろうか」

と思いつつ、昌磨の状態を確認しようとしたけれど、

いきなりインタビュー動画と映像が挿入されて、楽しみを奪われました😢

 

それがまた、テレ朝かフジか日テレか?? と言った内容で、

「これだけ豪華なメンツが集まっているんだから、出ていない選手の映像はいいから、リンクを映してくれ!!」と思いました。

 

昌磨が、軽い3連続を跳んでいるのが見えました。

裏方チャンネルで、「始まる前のワンループ含む(?)3連続ジャンプは、感覚が4T+3Tに似ているからいい」と話していましたが、それですかね?

 

すばらしい4T+3Tとアクセルを決めているのも見えました。

これはいける!!

 

暫定トップの草太くんより上に行くために、

4回転フリップを確実に決めてくると思ったので、

プラスして、4T+3Tとアクセルがこの感じなら、ノープロブレム!!

 

さぁ、行きましょう!!

『Gravity』

 

 

冒頭のフリップは、どーだー??

4F おおおおーーー。美しく決まったー

ボードの暫定数字が、+4.18 すごーい。

と思ったら、+3.85に😆それでもすごい。

 

続いて、重点課題の一つ、4T+3Tへ。

跳び上がった4Tの軸は、まっすくだー。いける!!

 

と思ったら、つるっと滑って股裂き状態に。

3Aで、同じような股裂き着氷は見たことあるけれど、

4Tでは初めて見たかも。

スローで見ると、つま先で降りて滑っちゃったみたい。

 

これでコンボが消えてしまった・・・😂

しかし、トリプルアクセルは、美しい装いで+2.29。

着氷後の流れとフリーレッグが、最高によかったと思う。

 

 

ステップは、強弱がついていたし、エッジも深かった。

なにより、表情がグッド。

4T+3Tさんがいなくなった悲しみが、

メロウでアンニュイな雰囲気を醸し出していました。なんてね。

 

フィニッシュと共に、ちょっと考える表情。

 

 

ジャンプについて、分析していたのかな。

 

客席には、今日もたくさんのUNOUNOバナーが。

寒い中、現地応援ありがたい。(北海道で何か美味しいもの食べて帰ってくださいね♡)

 

 

リンクの外で、ステファンとデミさんが、抱き合ってました。

今の状態では、よくやったということなのかな。

キスクラで、ステファンが「ユー・キャン・ドゥ・イット」って、オバマみたいなことを言っていたけれど、なんだったんだろう。

 

得点は、91.66。

昌磨にしては、まずまずまずまず…なのかな。

「4Fの加点を4Tの転倒で失っただけ」と考えれば、

ダメージはそれほど大きくない…(と、考えることにした)。

 

でも、収穫はあったようです。

 

演技後のインタビューを書き起こします。

Q 今日を迎えるまでには、なかなか「十分ではない」という言葉もありましたが?

 

昌磨「フリップに関しては成功しましたが、今までの経験で乗り切ったという形で、決して前に進める成功だったかというと、そうではなかった。でも、長年のキャリアの賜物だなって思います。けれども、その分、やっぱり、トゥループを気にして、失敗が出ました。けれども、今までの試合での失敗とはまた違って、ちゃんといい跳び方で、着氷だけ失敗してしまったかなというイメージで、アクセルも跳ぶことができましたし、ステップもスピンもこの前のカナダ大会に比べると、しっかりやれていたんじゃないかと思います」

 

Q 明日のフリーに向けてどんなところを一番大事にしますか?

 

昌磨「そうですね。あの、どんな状態でも、本当に、今日まで欠かさず練習してきたっていうことは事実ですし、その練習してきたことをしっかり、気持ち一つですべてを無に帰してしまわないように、ちゃんと試合と向き合って、コーチにも、『ここに立っているからこそ、どんな状態でも、自分に完璧を求めすぎずにやっていった結果、完璧が待っているだけで、あまり自分のいい状態を求めすぎずに、ちゃんとやってきて』って言われたので、しっかりそれを体現したいと思います」

 

ということで、フリーでは、以下のような昌磨さんが見られる予定です。

  • 決して最高の状態ではないかもしれないが
  • 完璧な状態を求めすぎず
  • 練習してきたことや経験を活かし
  • 気持ちを切らさずにしっかり演技をする。

 

「気持ち一つですべてを無に帰してしまわないように」は、

“大崩れしない宣言”だと思うので、そこは安心です。

 

私も、大好きな『G線上のアリア+メアトルメンタ』を、

完璧を求めすぎずに堪能したいと思います。

『G線上のアリア+メアトルメンタ』は、ステップやスピンに関しては、どーやったって“一級品保障”が付いてますのでね(笑)

 

と言いつつ、演技が後半に突入したら、

「いけー!!」とか叫んでるんだろうな(笑)

 

SPの順位は

  1. 山本草太 96.49
  2. 宇野昌磨 91.66
  3. アダム・シャオ・イム・ファ 87.44
  4. 友野一希 85.07
  5. ニカ・エガーゼ 84.47
  6. ジュンファン・チャ 80.35
  7. マッテオ・リッツォ 78.57
  8. コンラッド・オーゼル 73.10
  9. ステファン・ゴゴレフ 69.01
  10. ガブリエラ・フランジパーニ68.78
  11. マウリツィオ・ザンドロン 68.21
  12. 樋渡知樹 57.18

 

山本草太選手とは、4.83差。

草太君にはいい演技をしてほしいと思いますが、

SBを考えると、昌磨がフリーでトップに立つと思います。

猛攻が怖いのは、アダム・シャオ・イム・ファかな、と。

 

しかし、半数の選手は、グランプリファイナル出場がかかっているので

今晩、いろいろ考えると思います。

申し訳ないけど、ひじょーに楽しみです。