こんばんは。ワインとチーズが美味しい今宵。
繰り返し、NHK杯昌磨のエキシビションとフリーを見ています。
優勝の後に見る『Padam, Padam』は、華やかさも格別です。
あ~しあわせ。
ここだけの話、SPとしては断然『Padam, Padam』推しなのですが、
昌磨本人が、『Gravity』が気にいっているということで、好きこそものの上手なれ。
それに、『Padam, Padam』から感じる華やかさと高揚感は、
エキシで演じているからこそ、なのかもしれないので、
今シーズンの『Padam, Padam』は、貴重だと思っています。
すごいなぁと思うのは、同じようにヨーロッパの世界観を感じさせても、
『G線上のアリア+メアトルメンタプロペラート』は、ドイツやウィーンの雰囲気。
『Padam, Padam』は、フランスのパリの雰囲気。
と、まったく違う空気や物語を感じるところです。
それが顕著だったのは、アンコール。
『Padam, Padam』で、パリの街灯の下にいたと思ったのに、
昌磨が首をクルンと回したら、
『メアトルメンタプロペラート』で、ドイツの大聖堂の中にいましたとさ。
というくらい、舞台がガラッと変わりました。
同じヨーロッパでも、2カ国を瞬時に演じ分けられる昌磨。
曲の音やリズムを正確に拾って演じていても、
『Padam, Padam』は、ふんわりとしたボリュームと退廃的な柔らかさを感じるのですが、
『メアトルメンタプロペラート』は、レース細工のような精緻さを感じます。
そして、異なる性質にもかかわらず、
どちらからも、強さと主人公のドラマを感じるのです。
『Padam, Padam』は、男女の運命や国を背負った使命感。
『メアトルメンタプロペラート』は、神や天界とつながった男。
どちらも、何回見ても、また見たい。
何回見ても、しあわせ。
何回見ても、「ほほー」と、うなりたくなります。
ISUのエキシの解説を聞いてみたところ、
ショーマ・ウノほど、なめらかに滑るスケーターを見たことがない。
動きにタメをつくり、振り付けと曲の感情に、とてもコミットしている。
何か特別なものを持っている。彼は、とても特別なスケーター。
世界中の人が、この青年のスキルとキャリアの遍歴をリスペクトしている。
みたいなことを言っていました。
グランプリファイナルが待ち遠しいです。
世界中のより多くの観客に、別次元に突入した宇野昌磨の滑りを見てほしいです。
そんな素敵な昌磨さんですが、
試合から一夜明けて、今日のエキシは疲れていたようです。
今回のNHK杯では、田中刑事さんと宮原知子さんが、
大会アンバサダーとして、選手と競技会を盛り上げていました。
放送にはほぼ登場しなかったのですが、インスタグラムで発信しており、
そちらもチェックするのが楽しみでした。
ボロボロ感のある昌磨を見るのは、かなり好き(笑)
エキシのオープニングに登場したとき、
スケーターが、どーもくんとハイタッチしたり、抱き着いたりしていましたが、
「絶―――っ対に、昌磨はスルーするな」と思って、楽しみにしていたのですが、
カメラが切り替わって、確認できませんでした。
どうだったんでしょうか。
アンバサダーは、知子ちゃんには海外選手が、
刑事さんには、昌磨たち後輩がポロっと本音をもらしてくれるし、
昌磨のように「聞いてください」と自ら近づいてきて
「6分間練習終わってから、僕、エッジの位置変えたんです」とか😱、
「4回転フリップが成功していたら、後半もたなかったと思う」といった、
貴重な発言をしてくれたりして、大活躍でしたね。
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しかし、エッジを付け替えてから、ぶっつけ本番でリンクに上がって
ジャンプ全滅してたら、
ステファン、ぶっ倒れて、救急車で運ばれてたんじゃないかい??
試合後のステファンの高揚感、多幸感は、アレが原因だったのかも…。