こんばんは。東京は、一気に寒くなりました。
みなさんがお住まいのエリアはいかがでしょうか。
さて、グランプリファイナルに向けて、
徐々に気分を高めていきたいと思っておりますが。
GoldenSkateに、グランプリファイナル男子プレビューが載っていたので意訳させていただきます。
2022-23 Grand Prix Final: Men's Preview - Golden Skate
By Tatjana Flade
2022年12月8日に、グランプリファイナル2022-23男子SPがスタートします。
6人中5人の男子選手が、グランプリファイナルの新顔です。宇野昌磨だけが、過去に何度かこの大会に参戦したことがあります。
理由の一つは、グランプリシリーズの常連の何人かが、引退したり休養に入ったりしているためです(ネイサン・チェンや羽生結弦)。また、ミハイル・コリヤダやドミトリー・アリエフといった、過去にはファイナルの資格を得ていたロシアの選手は、ウクライナへの戦争の結果課された制裁のため、ISUの大会で競うことを禁じられています。
宇野昌磨(日本)
宇野は、グランプリファイナルに4回出場していますが、まだ優勝したことはありません。現世界王者は、2つの銅メダルと2つの銀メダルを獲得しています。
今シーズン、彼は、グランプリシリーズのスケート・カナダとNHK杯の両方で、金メダルを獲りました。しかしながら、2度とも、SPで苦戦し、フリーで巻き返しています。
宇野は、4回転フリップ、ループ、サルコウ、トゥループをレパートリーに持っているだけでなく、スケーティングスキルと力強い(すばらしい)プログラムによって、高い構成点を獲得しています。
フリーの『G線上のアリア+Sanctus Petrus Et Sancta Maria Magdalena: メア・トルメンタ,プロペラート!』は、特に突出しています。
日本のスター(昌磨)は、ファイナルでの優勝を望むなら、マリニンがいるのでミスをする余地はあまりなく、集中する必要があるとわかっています。
イリア・マリニン(米国)
マリニンは、大会で最も高い総合点の積み重ねで、ファイナル進出者のトップになりました。
また、大会で初めて(そして現時点で唯一人)4回転アクセルを着氷し、歴史を作りました。12月2日に18歳になったばかりのジュニア世界選手権王者は、スケート・アメリカとフィンランドエスポ―大会で優勝しました。フィンランド大会では、脚の怪我を抱えていましたが、4回転アクセルを回避することはせず、さらに4つの4回転ジャンプをフリーで跳びました。そのうち3つ(フリップとトゥループ2本)は、クリーンでした。マリニンは、間違いなく、現在最強のジャンパーです。そして、もし彼が健康でうまく滑れば、表彰台に乗るでしょう。マリニンは、シニアのグランプリシリーズを、初めてフルに戦っています。
2020年に国内で開催されたスケート・アメリカに出場し、2021-22シーズンは、ジュニアグランプリシリーズに戻りました。
ダニエル・グラッスル(イタリア)
グラッスルは、ファイナルに出場する唯一人のヨーロッパ選手です。イタリア人である彼は、母国開催の大会で競うのを楽しみにしており、ホームの観客のサポートも期待できます。
グラッスルは、3年前、トリノで開催されたジュニアのファイナルに出場しましたが、スケート靴の問題で、ベストな演技ができませんでした。今回の大会では、自分がトップであることを確認したいと思っています。
2022年の欧州選手権銀メダリストは、イギリス大会で、イタリアの男子選手として初めて金メダルを獲得し、スケート・アメリカでは4位になって、ファイナル進出を決めました。グラッスルはまた、ファイナルに進出する初めてのイタリア人男性スケーターです。フリーでは、4回転ルッツ、フリップ、ループを入れています。
三浦佳生(日本)
三浦は、スケート・アメリカとスケート・カナダで銀メダルを獲り、初のグランプリ2大会でメダルを獲得して、今シーズンを昨年よりもかなり成功裏にスタートさせました。
四大陸選手権銅メダリストの彼は、大会で一貫した演技を成し遂げ、両大会とも、SPのタンゴプログラムで、首位に立ちさえしました。フリーでは、『美女と野獣』の音楽で演じます。もし、安定性を維持できれば、トリノのファイナルで、メダルを獲るチャンスがあります。
佐藤駿(日本)
佐藤駿が、またトリノに戻ってきました。彼は、2019年のグランプリファイナルで優勝しました(が、その時の開催地もトリノでした)。フィンランドのエスポ―大会で2位、英国シェフィールド大会で3位に入り、ファイナル最後の切符を勝ち取りました。この日本のスケーターは、4回転ルッツとトゥループを武器にしています。が、パフォーマンス方面では、何人かの出場者に比べてまだ足りない部分もあります。
山本草太(日本)
山本は、かつて怪我に苦しんだ、エレガントなスケーターです。しかしながら、愛知出身のスケーターは、ついにブレークスルーを迎え、2018年シーズンにシニアグランプリに出場して以来初めて、メダルを獲得しました。彼は、フランス大会とNHK杯で2個の銀メダルを獲りましたが、どちらの大会でも、フリーでいくつかのミスをしました。
SPの『イエスタディ』by マイケル・ボルトンは、とても人気があります。
6人の2大会の平均得点を並べて見ます。
*違う大会なので、点の出方を一概に比較できません。
SP2大会平均 | FS2大会平均 | 総合2大会平均 | |
---|---|---|---|
マリニン | 85.83 | 193.56 | 279.38 |
昌磨 | 90.82 | 185.64 | 276.46 |
佳生 | 94.51 | 174.73 | 269.24 |
グラッスル | 87.64 | 173.38 | 261.02 |
草太 | 94.46 | 163.42 | 257.88 |
駿 | 82.14 | 173.49 | 255.62 |
佳生くんと草太君は、SPが強いですね。
マリニン君は、どーやったって、フリーで4回転さく裂で迫ってくるでしょう。
昌磨も、今のところフリーで追い上げ型なんですよね。
駿君は安定感があり、何より、怪我からの復調途中なので、ファイナルではさらに上をくる可能性が大です。
そして、マリニン君は、疲れが出ていたのかと思いましたが、脚を怪我していたんですね。
しかし、怪我をしていても逃げないところが、キュートな顔とは違って、“闘士(ウォーリアー)”ですね。
そして、我らが宇野昌磨は、ステファンとブラッシュアップ。
2分30秒あたりから↓
【お風呂大好きワンコ‼️】#uno1ワンチャンネル #宇野昌磨 #宇野樹 #いぬとの暮らし #トイプードル生活 #フィギュアスケート - YouTube
さらに細部に神が宿りそうな予感はうれしいものの、
4回転5本跳んだあとに、きつすぎるシットスピンの強度をもう一段階上げて、
「そうでーす」って、鬼だな(笑)
しかも、気の抜け具合が自然すぎる日本語で。
いやー、しかし、このスピンはすごい!!
昌磨君の仕上がりは、順調そうですね。
「そうでーす」