こんばんは。昌磨は、無事に帰宅し、るんるんステファンも、スイスへ戻ったそうです。
ここで、異次元の領域に突入した昌磨の演技を、海外がどう評しているか知りたくなり、米国NBC放送の実況を訳してみました。
B)テリー J)ジョニーT)タラ
映像はこちらのリンクをお借りしました🙏
素人訳なので、誤訳・空耳が含まれており、信頼度はそこそこです😆
B)さて、最後のスケーターが氷上に登場しました。
なんというすばらしいスケーターでしょうか。
名古屋出身の24歳、日本のショーマ・ウノ。
ショートプログラムの後、約5点差で首位に立っています。
二度のオリンピックメダリストであり、現世界選手権王者。ショートプログラムでは、その理由を見せてくれました。さあ、フリーの演技です。
今年のグランプリシリーズ、スケート・カナダとNHK杯の金メダリストです。
J)このフリー冒頭の数秒間だけで、昌磨が醸し出すイメージが、(同じフィールドの)他の選手たちとは際立って違うことがわかると思います。技術的能力と芸術の完全なる融合。技術と芸術性が、チョコレートとピーナッツバターのようにぴったりとマッチして、(美味しさを)高め合っている。とても美しい。
しかし、今日は、冒頭に4回転ループを配置し、成功させる必要があります。
T)おぅぅ(震える声で)。バターのような4回転ループ。
今の4回転ループのような質のジャンプを跳べば、3.0、3.5以上のGOEを獲得できます。(4Lo暫定GOE+3.60)
(4S。 暫定GOE+3.07)
J)これから跳ぶ3本目の4回転は、彼が競技会で初めて成功させた4回転フリップです。
(3A。暫定GOE+1.40)
▽曲が変わって後半の『メアトルメンタプロペラート』へ
J)加点の付く後半に、もう2本の4回転ジャンプを予定しています。
最初は、4回転トゥと2回転トゥのコンビネーション。
T)ここでもう1本の4回転。ふぅ~ 踏ん張りました。今日の彼は、絶好調ですね。
(3A+2A。暫定GOE+1.04)
▽3A+2Aでジャンプを〆るの、すごくいいですね。見ているほうも、すがすがしくステップ堪能態勢に突入できます。
▽右手をジャッジ席に伸ばして、トコトコトコと走っていくみんなが大好きなコリオ
T)このような場面は、彼の美しい4回転フリップや4回転ループと同様に、鮮烈な印象を与えます。ブレードのエッジの使い方を見てください。
(演技終了)
B)熟成された極上の演技!! ショーマ・ウーノ。現世界王者です。
The Best of The Best!! とびきり最高の演技でした。
T)その通りね。テリー。The Best of The Best。今日の彼は、とてつもなくすばらしかった。
フリーの演技は、パワーを制御して吸い付くような柔らかさがあり(ooey-gooey=ねばねば、ねっとりの意味ですが、パンに塗るチョコレートやピーナツバターのような、吸い付くようななめらかさをイメージしました)、彼が創り出す雰囲気は、ただもう魅惑的でした。
ジョニー、あなたは、「昌磨は“フルパッケージ”(すべてがそろっている)」と言ったけれど、それは、フィギュアスケート界で常に待望されている「技術と芸術性、そしてプレッシャー下でもやり遂げられるという3つを備えたユニコーン(滅多にいない存在)」ってことよね。ショーマは、その3つすべてを備えているわ。
J)ただもう、とんでもなくゴージャスな、ショーマ・ウノの演技。
5本の4回転ジャンプ、オープニングは、ループ、そしてこのサルコウ。エッジ系ジャンプの4回転は、つま先を付いて勢いを付けて跳び上がれないので、とても難しい。
この4回転フリップは、彼が初めて成功させたジャンプです。空中ですばらしく体を締めているのを見てください。
彼は、イリア・マリニンの技術のすばらしさを、今シーズンとても称賛していましたが、自分もまだ改善できる点があると話していました。まさに、この演技でそれをやってみせました。
グランプリシリーズでこれまで見た彼の演技の中でも、これは最高の演技でした。
すべての瞬間が前回よりも、より絵画のようで、より美しい。私には、それを余すところなく表現する言葉が見つかりません。
T)この場面は、とても難しい、トリプルアクセルからダブルアクセルへ入るシークエンス。
今シーズンから、(ルール変更によって)より高い得点を得られるようになりました。
J)彼のコーチ ステファン・ランビエールは、昌磨の芸術性、成熟性を高めることにフォーカスし、しばしば、先輩選手(割愛🙏)の陰に隠れていたスケーターから抜け出し、彼自身と内なる感情を世界へ発信することを助けました。さして、彼らは、このように素晴らしい仕事を共に成し遂げたのです。
B)現在上位のソータ・ヤマモトとイリア・マリニンが、グリーンルームで、ショーマがトップに立ち、金メダルを獲るのを見守ります。ステファン・ランビエール、2度の世界チャンピオン、2007年にトリノで開催されたグランプリファイナルで優勝し・・・(ここで点数が出ました)。オー、イエー!! 204.47。この点数はどーですか、お二人さん?
T)ふさわしい点数だと思う。
J)今シーズンの最高得点です。
B)300点を超えての優勝です。ショーマ・ウーノ、ゴールドメダリストです。グランプリファイナルに出場してはメダルを獲るのが常である彼ですが、今回は、グランプリ2大会で金メダルを獲り、ファイナルでも金メダルを獲りました。銀メダルは、ソータ・ヤマモト、イリア・マリニンがキビシイSPの後、巻き返して銅メダルを獲りました。
以上です。
言葉の言い回しなど、ジョニーとタラっぽくする時間がありませんでしたが、言ってることがなんとなく伝われば…。