こんばんはー。
お正月に続く三連休で、脳と体が伸びきっている種子島ぴーです。
そんな怠け者の私が、
温かい部屋の中でコタツに座りながら見た日本学生氷上選手権(インカレ)。
今頃書いてもタイムリーではないですが、とてもよかった😊
すごくよかった😊👏
開催地である苫小牧市は、試合当日、
最低気温がマイナス10度を下回る極寒だったようで、
試合会場でも、みんな寒そうでした。
「名フェスの翌日が試合」という過密スケジュールの選手もいましたが、
気合を入れて、極寒の地に駆け付けている。
それくらい、選手にとって、価値や意味のある大会なのでしょう。
(居住していらっしゃる人もいるので、極寒という表現はよくないですね。北海道としては、まだまだこんなもんじゃない??)
私は、主に坂本花織選手と佐藤駿選手を目当てに見始めたのですが、
通常の大会とは違うストーリーが、リンクの内外に散らばっていて、
面白かったし、見入ってしまいました。
「これでスケート人生は終幕」という人もいて、
演技後の仲間やコーチとの抱擁や握手に、じーん。
キスクラで引退の挨拶をする選手もいて、知り合いじゃないのに、勝手に泣いた(笑)。
全日本やブロック大会に出場するのは、ほんの一握りのスケーターで、
スケートを愛する人たちがこんなにたくさんいることに、改めて敬服しました。
男子の個人は、佐藤駿選手が優勝!!
最近、私が昌磨以外に演技を楽しみにしている男子スケーターは、
佐藤駿選手と三浦佳生選手です。
「絶対、何かやってくれる」という期待を裏切らない、
信頼の「アスリート魂マーク」付きの選手です。
駿君は、ジュニアグランプリで見てから密かに応援しているスケーターですが、
「表現力よりもジャンプが得意な選手」みたいに評されがち。
でも、ちがーう!!
確かに、ジャンプは天才的に巧いですが、機械的にジャンプを跳んでいるわけではなく、独特のリズムと“熱”を感じます。
今シーズンは、腕の使い方が、とてもしなやかに美しくなっています。
来シーズンは、次のステージに向かうと思います。
The Skating Lessonのジョナサン・バイヤー氏も、
「全日本選手権でシュン・サトウを見て、彼の演技に心を震わされた」と言っていました。(SPの『キャロル・オブ・ザ・ベル』もFPの『レッド・バイオリン』も)。「平均的な選手ではなく、何かある」とも。表現力のあるスケーターに引かれるジョナサンも、駿君の良さに気づいたのかも!!
私も、『レッド・バイオリン』、めちゃめちゃ好きです。
今回は、全日本で着氷が乱れた4回転ルッツを完璧に決めて、GOEが4.60!!
降りた瞬間の「やーっ」っていうみんなの感嘆の声が、快感でした。
彼のすごいところは、どの試合でも、大崩れすることがないところ(怪我をしていた時期をのぞいて)。
ただ、今回は、寒すぎて一部コリオの記憶が抜けてしまったみたい😆
フリップの前の素敵なターンとかが何もなくて、
キスクラで日下コーチも、「フリップの前のステップ抜けてて、一般滑走で跳んでるときみたいだった」と笑ってました。
しかし、すごい高得点が出て、なんか笑ってしまっていたのも楽しかったです。
他の試合よりも、キスクラがフランクな気がしました。
女子は、坂本花織選手が優勝!!
名フェス後のハードスケジュール組の一人でしたが、
「大学の名前で試合に出られる唯一の機会なので、知名度を上げることにも貢献したい」と、駆けつける姿が、かおちゃんらしくて素敵。
神戸学院大学です👍
ハードスケジュールなのに、全日本選手権のときの勢いとクオリティをキープした、パワフルで伸びやかな『エラスティック・ハート』。
かおちゃんと園子先生のキスクラも漫才みたいで楽しかった。
花 プっ😆(カメラの前に)「足を閉じてね」って書いてある。
園 いつも書いてるやん。西日本のときも書いてあったよ。
花 西、出てないから。
園 あ、そうか。書いてあった。
花 へぇ、めっちゃ、おもしろい、これ。
園 いつも先生が言ってるやん。(脚閉じてって)。書いてくれてるよ。
花 知らなかった。
園 で、足は閉じてな。
花 閉じるよ!!
全日本選手権のときキスクラで中野コーチが、
かおちゃんに「脚!!」って言って、
かおちゃんが、ピシって脚を閉じてましたよね🤣
試合の途中、整氷タイムに、予告なくインタビユー動画が流れることがあったのですが、
宇野昌磨選手のインタビューもありました。
途中から聞いたのですが、最近、何度が耳にした
「採点ルール上、ジャンプは重要だけど、表現力もあきらめたくない」「ジャンプも大事だが表現がすぐれている選手になりたい」という内容だったと思います。
その中で、「フランスのアダム選手も、“こういうことを表現したい”というのがプログラムから誠実に伝わってくる」と。
「フランスのアダム選手」って、アダム・シャオ・イム・ファですよね??
彼に注目するとは、昌磨もお目が高い!!って、当たり前か。
「アダムがグランプリファイナルに出場したら、昌磨の驚異になるかも…」と思った瞬間もあったので、
昌磨の口からアダムの名前が出てはたのは、新鮮でした。
究極のジャンパーだった彼が、
表現力も突出したスケーターになるとは、感慨深いです。
そして、「そういうジャンプも表現も優れた選手がトップにならないといけないと思うので、自分がトップでいられる今だからこそ、そういうことを意識している」とも話していました。
正確な記憶でなくてすみません。
そういうわけで、学生時代をスケートと共に歩んできたみなさんの姿に、
遠い昔の😑青春を思い出したインカレ観戦でした。