こんばんは。
Absolute Skatingさんのインスタで、
ステファン・ランビエールコーチのファンミーティングの模様を公開してくださっているのでシェアさせていただきます。
さわりの数分間だけかと思って見始めたら、
なんと、約50分のミーティングを全部公開してくれていて驚きました!!
参加者しか見られないと思っていたのに、なんて素晴らしい!!
ありがとうございます。
ステファンは、「自分はもうコーチになったのに、ファンミーティングがあるってマジ??」みたいなことを言っていましたが、
ステファンのファンは、現役選手より多いと思う(笑)
昌磨についてのお話も何カ所か出て来たので、
和訳がどこかにあるかもしれませんが、ちょっとだけ紹介させてください。
☆私が想像で補って意訳しているので、
正しい意味ではない箇所もあると思います。その点、ご了承ください。
Q. 昨年の今日、1月14日は、タリンで開催された欧州選手権2022で、デニス・ヴァシリエフス選手が銅メダルを獲った日ですね。どんなことを思い出しますか?
S.僕は、あの週にデニスがどんなふうだったか、タリンでの一週間をすべて覚えているよ。
デニスはすばらしかった。同じような感覚を、全日本選手権のフリー当日の高志郎と昌磨からも感じたんだ。
彼らは、自分が何をすべきかわかっていたし、どのようにすべきかもわかっていた。自分に対して責任を持って行動していたし、責任感を身に着けた彼らは、すばらしかった。ビューティフルな瞬間だった。デニスも、昨年の欧州選手権の期間中、同じように行動していた。彼の試合との向き合い方(の素晴らしさを見られたこと)は、僕にとって、本当にすばらしい瞬間だったんだ。
時に、(コーチの仕事とは何かを?)自分で咀嚼する必要があるんだ。
コーチとして、つらい時もある。毎日がいい時ばかりではない。何をもって、コーチとしての成功というかはわからないけれど。でも、必死にコーチをして、彼らに与えられるだけのものを与えても、思うようにうまくいかない時もある。そういうとき、わからなくなるんだ。「なぜ僕はこれをやるんだ?これをやることで、どこに向かいたいんだ?こんなこと、子どもたちに意味があるのか?」と、自問自答する。行きつく答えはたいてい、「いつか、彼らが、僕を必要としない日がきてほしい(自律してほしい)」。そうじゃない?(と、みんなに問う)
彼ら(教え子たち)に、「自分は無敵だ。優秀だ。自分自身をわかっている。何をしたいのか、何が必要がわかっているから、自発的にやれる」と感じてほしい。
そして…そして、それが実際に起こったとき、ひゅーーと鳥肌が立って、「ワオ!! 自分の教えたことの一つが役に立った」と感じるんだ。だから、そういう瞬間(デニスや高志郎、昌磨が自分のやるべきことをやった瞬間)に立ち会えるのは、(コーチとして)とても光栄なことなんだ。
だから、そうだね。昨シーズンは、ビッグ、ビッグ、ビッグな年だった。ありがとう。
Q.高志郎が全日本で2位になったことについて
予想していなかった。もちろん、うまくいってほしいと願っていたけれど。
僕は、彼が、自分自身と自分のやるべきことにフォーカスしていたことが、スーパーハッピーだったんだ。フリーの試合の日の朝の練習で、彼は自分が何をすべきかわかっていることを、僕に示してくれた。
昌磨と高志郎の周りには、(コーチを寄せつけない?)バリアのようなものができていた。彼らは、僕を必要としていなかったんだ。(顔を輝かせて)その様子を、「ワオ(すごい!!)」と楽しんでいたよ。「これはすばらしい」って。
■トリノでのグランプリファイナルのエピソード
グランプリファイナルのとき、コーチが泊まるホテルに宿泊していた。明け方1時半に、火災報知器の誤作動があって、コーチが全員、パジャマ姿でレセプションルームに集合。そのときの様子が面白かったそうです。
Q.日本チーム(昌磨)について
S.昌磨は、とてものんびりしていて、同時に、とても集中力があり、落ち着いて、リラックスしている。
でも、ひとたびエンジンがかかって、何かやろうと思い浮かぶと、アンビリーバブル!!「シュッ」とそれにフォーカスする。すべての注意力を一点に注いで、ブホォーッとハイウェイを突っ走っていく(スポーツカーみたい)
以上、聞き間違いがあったら申し訳ないですが、
昌磨に関係するところを中心に、一部ご紹介させていただきました。
コーチとしての話に、ちょっと泣きそうになりました。