こんばんは。節分ですねー。
家の中に豆をまいても、自分の中の鬼は退治できない種子島ぴーです。
さてさて、一年前の2月4日金曜日は、
北京オリンピックの団体戦男子ショートの日でした。
あの日は、家で待機して観戦していたような気がするなぁ。
ムック本の北京オリンピック特集号でも見て、
当時の思い出をよみがえらせようと思ったのですが、
整理が悪いのか、北京オリンピック関連が載っているフィギュア本が、見当たらない。
本棚と格闘すること30分。ふぅ~疲れた。
そういえば、昌磨たちメダリストよりも、
メダルを獲っていない選手ばかり持ち上げる雑誌の表紙にうんざりして、
本屋さんに近寄らず、何も買わなかった気もします。
そういうわけで、代わりに動画で試合を見直すことにしました。
北京オリンピック男子SPのリンク→
Figure Skating | Full Replay | Team Event - Men's Short Program | #Beijing2022 - YouTube
各選手の演技を単独で見返すことは多いけれど、
試合全体を見るのは、オリンピック以来初めてです。臨場感があっていいですね。
昌磨、このとき、ステファンがコロナ検査で妖精判定😅いや陽性判定が出て、来られなかったんでしたね。デミさんが、ずっと一緒にいてくれた。
そして、日本チームからは、鍵山ゆまちだけが応援に駆けつけてくれていました。
観客のいない(はずだけど中国の関係者が客席にいる不思議)会場で、
参加国の選手全員が、他の国の選手の演技を見て、応援していた温かい空間でした。
昌磨の『オーボエ協奏曲』は、静寂に包まれた神聖なリンクで、
これ以上ないほど、光彩を放っていたのを覚えています。
他国の応援席も、昌磨の演技に吸い付けられるように見入っていました。
演技が終わると、チームのほうを振り返ってガッツポーズ。
キスクラに戻る途中で、カナダかどこかのチーム席から、「ビューティフォー」の言葉がかけられ、ペコリとお辞儀するサンキュー昌磨。
105.46点.
この演技が、日本チームに勢いをつけたんでしたよね。
非の打ちどころがない演技でしたが、それでも、現在のほうが、腕の使い方やステップがランクアップしているのがわかります。
そして、私が昌磨の演技よりも緊張したネイサン・チェン選手の演技。
ネイサン、中国で人気がないとかいろいろ言われたけど、
会場の歓声はすごいですね。観客はいないはずなのに。
スケートコミュニティからは、応援されていたということか。
ネイサンの顔も手も血色が悪くて、アップになった頬も緊張でビクンと動いて、
今見ても、息が詰まりそうです。
結果はわかっているのに、手に汗握って演技を見守りました。
が、ここで、私と同じように緊張して演技を正視できていない人物を発見。
ラファ親父です!!😅
手に持ったネイサンのマスク?を振り回しながらリンクの外をうろうろして、
演技見てないよね??
私も、ネイサンが転んだらどうしよう、脚が絡まったらどうしようと、
ジャンプ以外のシーンでもドキドキ。
で、改めて演技を見ていたら、最後のコンビネーションジャンプに入る前に、
ネイサンの体重が一瞬後ろに「ウッ」てなってませんか😱?
ブレードが何かにひっかかったの??
ひゃー。心臓が飛び出るかと思いましたよ。圧巻の111.71点でした。
ネイサン、本当に金メダル獲ってくれてありがとう。
獲ってなかったら、私の2022年は、もっと陰鬱だったと思います。
そして、ダニエル・グラッスル。
ヨーロッパ選手権が終わって、またロシアに戻ってしまったようです😢
「すばらしい選手なのに、ロシアのそれもエテリ組に行く必要はあるのか?」
と思わざるを得ない、渾身の『ホワイト・クロウ』。
20歳だから、壁にぶつかって「何とかしなくちゃ」と思ったとき、
エテリ組しか解決作がないと思い込んじゃったのかな。
当然、バッシングされているし、ファンも離れていってしまったかもしれないし、
精神的ダメージが増えた今後が心配です。
イタリアのスケート連盟も、「彼がロシアに行くなら、サポートします」とか言っちゃうの、矛盾してない??
ロシアの国際大会参加は認めない立場なのに、自国の選手はめんどう見てもらうの??
私にはよくわかりません。
中国の男子は、盲腸をおして、たった一人で団体戦、個人戦の4演技を滑ったボーヤン・ジンでした。
気合と責任感が、これほどすごい演技をさせるのかと、鳥肌ものの演技です。
特大の4回転ルッツを深い着氷で決めたのも拍手喝采だったけど、
激しく転倒した4回転トゥは、もっとゾクッとしました。
来週開催される4大陸選手権にエントリーしていますよね。
久しぶりに見られるのが本当に楽しみです。
モリシ・クヴィテラシヴィリも、このころは元気だったのになぁ。
最近は、試合で見るたびに心配になってしまう。
彼も、簡単ではない状況・立場に陥ってしまいましたね。
そういうわけで、オリンピックの団体戦から約1年経とうとしているのですが、
ロシアのワリエワ選手のドーピング違反問題に決着がついていないため、
順位は確定しておらず、
団体戦の表彰式もなければ、メダルも選手にわたっていません。
ロシアを失格にして、「金メダル米国、銀メダル日本、銅メダルカナダ」になるしかないと思うのですが、
先だって、RUSADA(ロシア反ドーピング機構)は、「ワリエワは禁止薬物を使用したが、本人に過失はない」という結論を出しました。
「だから、年末のロシア国内選手権の金メダルははく奪するけれど、年明けのオリンピック団体戦の金メダルはちょーだいな」と。
モスクワから遥か遠く離れた故郷に住むワリエワのおじいちゃんが、心臓病でもないのに心臓病の薬を服用し、孫娘が水を飲むコップに大量の唾を入れてしまいました。孫娘は、その水をうっかり飲んでしまっただけです。
という、人を馬鹿にしたようなストーリーを信じてほしいと、そういうことですよね。
責任者はおじいちゃんなの??
故意ではないし、高齢で病気だから、おとがめなし?
もちろん、こんな言い訳が通用するわけもなく、事件の決着はついていません。
そんな中、この問題を毅然とした態度で追及している米国スケート連盟が、
北京オリンピック一周年を前に、声明を発表しました。
概略は、「1年経っても、団体戦の結果に結論が出ていないことに、米国スケート連盟と選手たちは、深い失望を感じている。選手たちは、今までこの問題に落ち着いて、尊厳を持って向き合ってきた。ドーピングなどせず、クリーンにスポーツに打ち込んできた選手たちに、公正にメダルを授与する適正な裁定をくだしてほしい」という内容です。
うやむやにせず、何度もコメントを出す米国の姿勢はすばらしい。
日本スケート連盟も、何か発信してほしいです。立場を明確にしてほしい。
オリンピックを目指してきたのにメダルを受け取れずにいる選手たちが、メダルを受け取れることに、こだわってほしいです。
私は、「2024年のパリ五輪で、団体戦の表彰式とメダル授与式をしてほしい」と思っています。
オリンピックのメダルは、オリンピックの場でもらってこそ、意味がある。
首相官邸とか代々木のオリンピックセンターとか、市役所とか公民館でもらっても、
(私の場合は)うれしくありません。
「メダルにこだわっていない」という選手もいると思いますが、
オリンピックに心血を注いできた選手もいるわけで、そこはちゃんとしないと、
市役所で受け取ったりしたら、オリンピックの価値が下がると思います。
と思っているのですが、
ここへきて、IOCがロシアとベラルーシの選手に、パリ五輪への参加を許可しようとする動きがあると、一部で報道されています。「中立の立場であればOK」と。
「中立」ってどういう状態?侵略に賛成でも反対でもないということですかね?ノーコメントを貫けばいいの?
そもそも、国家ぐるみのドーピング違反で、国家ではなく「ROC(ロシアオリンピック委員会)」としての参加でしたよね。国旗も国歌の使用も禁止されて。
にもかかわらず、北京でドーピングをした選手は処分なしで、
ウクライナを侵略しているけれど、中立の立場を表明すればオリンピックに出られるの?
いやもう、難解すぎて、私の頭では理解できません。
北京オリンピックの団体戦メダルが幻のままなのに、
パリオリンピックの議論が始まっているのも、いかがなものか。
気を取り直して・・・
北京オリンピック一周年を前に、昌磨のインスタがアップされました。
北京一周年とかまったく意識していないと思うけど、まったく関係ないと思うけど、
2枚目の写真、かわいすぎ。焼肉おいしそうすぎ。
宇野昌磨ShomaUno on Instagram: "焼肉龍音"
昌磨がしあわせそうだとうれしいね。
北京オリンピック団体戦SP一周年、おめでとう😘😘