こんにちは。今日もポカポカ陽気の東京で、家に閉じこもって四大陸選手権男子フリーを見ていました。
今晩の地上波を見る人は、ここから先はネタバレがあるので、引き返してくださいね。
さて、さて、さて!!大興奮の四大陸男子フリー。
めちゃめちゃよかったー、興奮冷めやらず!!
標高が高いから酸素が少ないけれど、天空に近いからか?!最後は神演技続出でした。
ざっくり興奮だけお伝えすると、
まず、韓国のシヒョン・リー選手。
SPでは、すべてのジャンプにミスが出て、14位スタートに。
が、フリーでは、すべての(たぶん)ジャンプが両手を上げたタノジャンプで、見た目ノーミスの演技をやってみせ、トップに躍り出ました。
最終結果は総合6位に巻き返しました。
カザフスタンのミハイル・シャイドロフは、『おお、運命の女神よ』の荘厳な音楽に乗って、これまたほぼノーミス。
SP12位→フリー5位で、最終総合5位です。
そして、ショート6位から巻き返しをはかる佐藤駿君!!
冒頭に4回転ルッツ跳びましたーーー。GOE3.78ですよ。どえらい加点です。
で、『レッド・バイオリン』の音に乗せて、爽快にジャンプを決める、決める👏
高地だっていうのに、笑っちゃうくらいミスしない。観客も大歓声。
ステップがちょっともったいなかったけど、178.33を叩き出して、トップに躍り出ました。
「これは、表彰台いけるんじゃない??」という空気に。
続いて、ジュンファン。
ショートは、後から確認したら、演技前に2回も笛をならされてますね😤おまわりさんの取り締まりかと思いましたよ😤あれは動揺すると思う。
なんとしても、巻き返してほしい。観客からも大きな声援が飛びました。
ジェームズ・ボンドの『No Time To Die』で、4回転サルコウがバーン!!と決まったときは、大歓声。胸のすくようなGOE3.74がつきました。
ショートで転倒した3Lz+3Loを着氷したときは、拍手~👏ただ、アクセルのパンクなどもあって、ジュンファンとしては、納得できない演技になってしまいました。
とはいえ、暫定2位につけていました。
キスクラにオーサーコーチが来ないと思ったら、次がボーヤンだったのね。
そして、SPで3位につけていたジミー・マ。表彰台を狙いたいところでしたが、今日は、最初の4Tで転倒すると、ジャンプの跳び方がわからなくなってしまったかのように、前半は精彩を欠きました。
でも、会場からは、絶えまなく温かい声援が。フィニッシュで氷を叩いていましたが、顔を上げたとき「サンキュー・ソー・マッチ」って言ったんですよね😢声援が飛ぶ彼のキスクラを見て、昌磨のフランス杯を思い出しました。次につながりますように。
そして、この時点で、駿君の表彰台が確定しました。
そして、キーガン・メッシングさんへ。
もーーーー、キーガン!キーガン!キーガン!でしたよ。
最後の四大陸。体力的に厳しくて転倒が続く予感がしていましたが、大間違い(申し訳ございません)。
意地でも着氷する執念と集中力が見事すぎました。
4T+2Tは、パーフェクト。4Tの軸もパーフェクト。3Aは、うううぅと踏ん張って、フリーレッグ耐えぇぇぇ。スピンは極上、ステップは観客を総動員。大・大・大興奮の演技でした。
キスクラで、ミニボトルの水を息継ぎなしでゴクゴク飲み干していくメッシングさん。点数が出た瞬間、ペットボトルを片手でメリメリメリ~と握りつぶしました😆
188.87のシーズンベスト。もしかしたら、パーソナルベストも更新したのでは??
トップに躍り出て、家族写真を3ショットも披露する大奮発ファンサービスでした。
ファンサービスと言えば、リンクを去る時に、周回しながら観客とハイタッチしていました。
観客としては、このままキーガンに優勝してほしいくらいの雰囲気だったかもしれません。
そこへ登場したのが、「今回は優勝しか狙わない男」三浦佳生。
私は、キーガンの演技で興奮していたので、『美女と野獣』をハミングしながら上機嫌で観戦。
佳生君、すべての展開が、速い、速い、速い。ものすごい勢いで、一切の迷いなしにジャンプに突入します。スピード違反だよ。
腕の引き付け方が天才じゃない?? 4回転トゥは、「空中でそこまで移動しますか?」ってくらいの飛距離を出して、GOE3.66。
ステップに入る前に、やわらかく微笑んで王子さまに戻ると、大歓声が止まらない。一番の驚きは、「佳生くん、アメリカでそんなに人気あったの??」ってことです😅
腕を曲げて、うやうやしくお辞儀をするダンスシーンで、ジーン。映画の大広間の場面が浮かびました。まだ演技の途中なのに、優勝を確信した観客席から大歓声と拍手が鳴りやみません。
フィニッシュと共にガッツポーズ。
点数が出るまで、実はひやひやしていました。メッシングさんか、佳生君か。
セカンドマークは、当然、メッシングさんのほうが高いと思うし。
祈る佳生君。すると、189.63のシーズンベストが出ました!!
優勝です。おめでとう!!おめでとうございます!!
なんか、美人な佳生くん。ネイルも美。
優勝インタビューで、「目の前でキーガン選手のすばらしい演技を見させてもらって、その流れでいい演技ができた」と、メッシングさんへの謝意も。「他の選手のいい演技が続いていたので、流れを止めないように」とも。
表彰台の上で「君が代」を斉唱しながら、佳生君の目に涙がにじんでいた(と思います)
これで、ジュニアの世界選手権に出るんだから、ジュニアのみなさんは戦々恐々ですね。
とにもかくにも、見終わって、しあわせな気分が残る試合でした。
さて、昌磨のナウボイスを聴きますか。