オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

やっぱり、“かおまい”は、最強の二人でした

こんばんは。世界選手権女子フリーの最終グループ、

坂本花織、三原舞依選手、それぞれの演技で

泣きまくった種子島ぴーです。

立ち直るのに、しばしの時間を要しましたよ。

 

舞依ちゃん。あぁ、あと一歩だったのに。

どうして。どうして。

 

 

あまりにもハードなスケジュールだった、今シーズン。

「これが10試合目です」と解説が入って、

「体がどうなろうと、最後までやり切る」という大会の抱負が表示され…。

 

座りなおして、正座して演技を見ました。

 

前半は、完璧だったと思う。

表彰台を疑いませんでしたよ。

 

後半のルッツの着氷に失敗してコンボにできなかったのが、

本当に惜しかった。

続く3連続の頭が2回転になったけど、

ルッツのコンボが決まっていれば、全体の評価はもっと高かったという気がします。

 

なんか、あのミスをトリガーに、

随分、点が低くなっちゃった気がした。

 

 

だけど、とても表情豊かだったし、

全身を使ったステップは、高く評価されていました。

 

確かに、ちょっと疲れも見えました。

中野コーチは詳しく言わなかったけど、

脚を痛めていたみたい。

 

そりゃあ、そうだよね。この一年、頑張りすぎたもの。

ずーっと、ずっとトップに立ち続けて、最後にこれは、

ちょっと辛くて、久々にむせび泣きました。

 

けど、「悔し涙が出ないくらい、すごく悔しい」

「まだ、ここでは終われない」

という三原選手の言葉に、

「とんでもなく強い人だ」と思ったし、

来シーズンも、試合で見られそうなことに安堵しました。

 

2022-23シーズンの三原舞依は、強かった。

間違いなく、全世界のトップの一人だった。

 

と、記憶しておきます。

 

そして、坂本花織選手、金メダルおめでとうございます!!

世界選手権、日本初の二連覇、おめでとうございます!!

 

 

かおちゃんは、

優勝+二連覇+最終滑走

という重圧が両肩にのしかかっているうえに、

 

「4年前にフリップをパンクしたときの『あ゛―』っていう観客の声を、

ノーミス演技で上書きしたい」という

さらなる重圧を自分でプラスして、

 

さらには、舞依ちゃんの結果を受けて、

「弔い合戦」はちょっと意味が違うけど、

一段とスイッチが入ると思ってました。

 

こういうときの坂本花織は、めっぽう強い。

力強く心地いい彼女のスケーティングに

心をぐいぐい持っていかれました。

 

だから、フリップがパンクしたとき、

思わず「あ゛―」って、叫んじゃって反省。

でも、1回転に3回転トゥを付けたし、

大きなダメージには見えませんでしたよね。

 

それよりも、“あの”坂本花織が、

いつのまにか、“表現力の坂本花織”になっていることに気づいて、

ほれぼれしながら見ていました。

 

 

昨シーズンとも違う。

こうなってみると、マリー・フランス・デュプレイユは、すごいんだろうな。

 

疲れていて、何がいいたいのか自分でもわからないけれど、

結論としては、三原選手の気持ちの強さに身が引きしまり、

坂本選手の気持ちの強さに心を持っていかれ、

どちらの演技の後にも、嗚咽したいくらい泣けてきたということです。

 

やっぱり、かおまいは、最強の二人です。

 

そして、ヘイン・リーも、ルナ・ヘンドリックスも、

イザボー・レヴィートも、

活力と伸びがあって、すばらしかったと思います。

そういう大会だったから、舞依ちゃんの総合5位は、

順位よりも価値があると思います。