CBCスポーツ「That Figure Skating Show」の
世界選手権男子振り返りを意訳しました。
点在する誤訳はご容赦ください。
世界王者がまたしても、金メダルを獲りました。
ショーマ・ウノは、日本男子で初めて、世界選手権連続優勝者になりました。
銀メダルは、ジュンファン・チャ。
韓国男子で初めて、世界選手権のメダルを獲得しました。
そして、銅メダルは、クワド・ゴッドこと、
ヤングアメリカンのイリヤ・マリニンが獲得しました。
僕のお気に入りスケーターが、
金メダルを獲得し、世界王者のタイトルを守りました。
ショーマン(Show-Man:昌磨の愛称)は、大会のSP、FP両方で1位になりましたが、
足首に怪我を負っていたため、
優勝に向けたスケーティングは、容易い(たやすい)ものではありませんでした。
彼のコーチであるステファン・ランビエールによると、
昌磨は先週、2度足首を捻挫し、大会中にまた別の捻挫をしたそうです。
彼は、洗練されたクラシック音楽に乗せたフリープログラムを、
14点以上の得点を叩き出した、すばらしい4回転ループで幕開けました。
加えて、4回転トゥと2本のトリプルアクセルを跳び、
うち1本は、プログラム終盤のジャンプシークエンスに組み込まれていました。
すべての要素で盤石なレベル4を獲得し、
すべての要素で高いプラスのGOEを得たので、
4回転サルコウと4回転トゥのコンビネーションで2つのミスがありましたが、
それらの失点のいくらかを取り返したため、彼に大きなダメージはなく、
フリーもトップとなって、世界選手権王座のタイトルを守りました。
ジュンファ~ン♡♡♡イエース!!
スケートファンなら、ジュンファンが表彰台に立つ姿を目にして、
大興奮したはずよ。
ジュンファン・チャは、韓国男子初の世界選手権メダリストになりました。
フリープログラムのハイライトは、
僕が今まで見た中で、ジュンファン史上最高の2本のアメージングな4回転ジャンプ。
ゴージャスなスピンはすべて、最高レベル。
トレードマークのアウトサイドエッジ・イナバウアーを盛り込んだ
エモーショナルなコリオシークエンスは、
みんな、口ア~ングリだったでしょ。
ジュンファンのフリーは、とてもいい出来だったので、
トップとわずか0.12差に迫り、
イリヤ・マリニンを3位に下げて、スウィートな銀メダルを獲得しました。
そして、4回転の神ことマリニン君。
彼は今年、フィギュアスケートで最も難しいジャンプである
4回転アクセルを初めて成功させて、スケート界の度肝を抜きました。
それによって、彼は世界選手権の優勝候補になりました。
マリニンは、フリー『Euphoria』をこの4回転アクセルでスタートし、
着氷でこらえて、世界選手権で初めて4Aを成功させました。
歴史の扉を開くことは、明らかに彼にとってお気に入りのテーマです。
(=彼は、人が成功させたことがないものに、挑戦するのが好きなようだ)
彼は、それ以外に5本の4回転ジャンプに挑み、
そのうち4本を成功させましたが、
不明瞭な着氷で、いくつかの減点を受けました。
しかし、4回転モリモリのプログラムは、
彼を技術要素で1位にしました。
が、プログラムコンポーネンツでは、11位にとどまり、
フリープログラム188点は、総合順位を2位から3位に落としました。
試合後の記者会見でマリニンは、
「前進するための、いくつかの教訓を得た」と話しました。
リスクを下げたプログラムにすれば、
彼は、彼にダメージを与えたプログラムコンポーネントの得点に、
もっと集中できたかもしれません。
明らかに、PCSが彼にダメージを与えています。
将来的に、彼がアールラウンドのスケーターになりたいならば、
この部分は、避けて通れません。
さて、カナダのスケーターについて、
まずはキーガン・メッシングからお話しましょう。
キーガン・メッシングは、
観客を巻き込んだ空前絶後のエネルギーとスタンディングオベーションによって、
ショートでパーソナルベストを叩き出しました。
それは、彼のスワン・ソング(最後の試合)に向けた物語の、
パーフェクトな幕開けでした。
フリープログラム『Home』は、最初のトリプルアクセルがパンクし、
フライングシットスピンがほとんど転倒状態になって要素が0点になると、
(曲のようには)牧歌的ではなくなりました。(荒れ模様になりました)
しかし、彼と私たちみんなが感じた“つながり”は、明白でした。
キーガンの競技生活のキャリアは、
世界選手権での総合7位、(キスクラで披露した)二人の子どもたち、想い出と共に幕を閉じたのです。
すべてに感謝します、ありがとうキーガン。
カナダの二番手、コンラッド・オーゼルは、ショートを26位で終え、
フリーに進めませんでした。
しかし、彼は、日本に向けて出発する前にトラブルがあり、
新しいスケート靴を手に入れる必要がありました😰
そして、日本で練習中に、スケート靴が壊れてしまいました。(どんだけー😱)
波乱の世界選手権デビューとなりましたが、私たちはこの若いカナダ人を、
もう少し見守りましょう。
(以上です)