オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

エテリの娘デイビス&スモルキン、ロシアチーム脱出に成功

こんばんは。そこまで興味があるかと言われれば、それほどでもないのだが、

何度か取り上げたニュースに決着がついたようなので、お知らせします。

 

ロシアスケート連盟が、

エテリコーチの娘であるダイアナ・デイビスと、

ロシアの著名俳優の息子グレブ・スモルキンのアイスダンスカップルの、

ジョージア移籍を承認したとのことです。

 

おめでとうございます!!

 

©sports.ru

 

エテリの娘ということもあり、

あれよあれよという間に北京オリンピック代表チームに加わって、

オリンピック出場の夢をかなえた二人ですが、

 

ロシアがウクライナに侵攻し、国際大会への出場が禁止されると、

いち早く米国へ脱出。

以来、ロシアに一度も戻っていませんでした。

 

一時は、エテリコーチも米国に滞在しており、亡命の噂もありましたが、

戻ってきて、ロシア代表チームのコーチを継続しています。

 

デイビス&スモルキンは、

「デイビスが生まれた米国でのチーム入りを模索している」

とも伝えられましたが、それは叶わなかったようです。

 

続いて、スモルキンの父親が民族的なルーツを持つ

イスラエルへの移籍もささやかれましたが、

それも難しかったようです。

 

今回、ジョージアへ移籍が決定した明確な経緯はわかりませんが、

デイビスの母方(エテリ氏)のルーツに、ジョージアがあるそうです。

 

また、ジョージアの選手は、モリシ・クヴィテラシヴィリやニカ・エガーゼが、

エテリ門下で指導を受けていますし、

女子のアナスタシア・グバノワも、ロシアからジョージアに移籍して大活躍。

二つの連盟のつながりは緊密なようです。

 

ロシアナショナルチームのエレナ・チャイコフスカヤヘッドコーチ談によると、

「デイビスとスモルキンからは移籍の申請はなかったが、5月22日にジョージアから移籍の機会を与えるよう求める書類を受け取った。私たちはこの問題を検討し、5月25日に実行委員会事務局が、彼らを手離すことを決定しました。彼らはオリンピック後1年半の間、いかなる競技にも参加せず、ロシアの資金も使われなかった。彼らはロシアに来なかったので、私たちは彼らを行かせました。」sports.ruより

 

タチアナ・タラソワ氏も、

「彼らは長らくロシアでトレーニングをしていないし、

国家は彼らに資金を支出していない」と語ったようなので、

連盟の援助を受ていないことも、よかったようです。

 

二人は、渡米後、ブノワ・リショー氏に

プログラムを振り付けてもらっている姿が、話題になりました。

新シーズンの国際大会に、

ジョージア代表として、すぐにも登場してくるのでしょうか。

 

ヨーロッパ選手権で、ジョージアには、

マリア・カザコワ&ゲオルギー・レヴィヤ組が8位になって獲得した

来年の出場枠が2あります。

世界選手権は、彼らが13位だったので、出場枠は1です。

どうなるのでしょうか。(わかりません)

 

デイビス&スモルキン組にとっては、

国際大会出場の道が開けて、たいへん喜ばしいことだと思います。

 

一連の流れには、エテリコーチの娘への並々ならぬ愛情を感じます。

デイビス&スモルキンが、母国からどのような仕打ちを受けるか心配されましたが、

エテリコーチがロシアに忠誠を誓い、貢献すれば・・・

 

そして、ロシアのナショナル(代表)チームが発表されたのですが、

男子の勢力図も少し変化しており…

 

 

代表は、ドミトリー・アリエフ、ペーター・グメンニク、アルテム・コバレフ、アンドレイ・モザリョフ、アレクサンダー・サマリン、エフゲニー・セメネンコ。

 

マーク・コンドラチュクとマカール・イグナトフは、補欠です。

また、コリヤダ君は、選出されていないようです😥

 

ロシアが国際大会に出場できない間に、

私の好きなドミトリー・アリエフが復活を遂げています。

彼が困難な時期を乗り越えたことが、とてもうれしい。

けど、直接、見られないことが、ちょっと寂しく苦いです。