おはようございます。
スケートカナダ男子SP、地上波放送が終わったのでネタバレで書かせていただきます。
第一グループは、いきなりカナダ男子が3人続いて登場。
スティーブン・ゴゴレフがノーミスで完璧な演技をして、
グッドな大会が幕を開けました。
リュック・エコノミド with フローラン・アモディオは、
4回転こそないものの、完璧チョイスの音楽で、コリオを魅せる見せる!
ジェイソン・ブラウンは、大好きなプロ「ターザン」by ロヒーン・ワード振付。
ジェイソン比でジャンプにミスがあったり、
随所の伸びやかさが足りなかったりして、
久しぶりのグランプリシリーズはちょっと苦戦?しながらも暫定2位で、
第二グループへ。
すると、一気に空気が変わりまして、
久しぶりに見たアゼルバイジャンのウラジミール・リトヴィンツェフは、
4Tも決め、スマートでエレガントにノーミス演技。
続いて、今シーズン絶好調のイタリア代表フランジパーニ。
どっからどう見ても“全方位ブノワ・リショー”なプロ「Fjara」でしたが、
うーん、冒頭の4回転で転倒して、
ステップとスピンも精彩を欠いてしまいました。
何か事情があったのかな。
続いて、大人気者ジュンファン・チャ。
華やかさと巧さが両立しているスケーターなので、いるだけでうれしくなります。
冒頭の狙いを定めてからのダイナミックな4回転サルコウは、
本当に美しくて+2.91。
それだけでも十分なのに、トリプルルッツ+トリプルループのジュンファンコンボも決まった~!(得点を見る限り回転不足を取られているぽいが)
イマジン・ドラゴンの曲「Natural」byシェイ・リーンは、
細部のコリオも凝っていて、やっぱりすごい。
これでSP4位だから、レベルが高くて選手は大変です。
そして、山本草太選手。衣装の肩と背中が美しい♡
始まる前の目が…ゾーンに入っていました。
そして、4T+3Tも4Sも、ドリーミングに決めて、
3Aはちょっとひやっとしたけど、
ブノワ・リショー振付を、ブノワ・リショーぽくなく、
自分のものにして演じているのがすばらしいと思いました。
手の動きが、これまでと全然違う気がします。
現地で見たら、スピードもすごいんだろうな。(草太君の演技のだいご味は、現地で見てこそ最高に堪能できると思う。)
そして、こんなポーズで終わる草太くんが新鮮でした。
続いて、佐藤駿くんの登場です!
スタート前の表情と
左手の小指に力が入りすぎているのを見て、
本人の緊張が伝わってきて、私もめちゃめちゃ緊張しました。
だけど、ジャンプは、空中でどのような状態であれ、
着氷するときは、ヒョイッとまっすぐなんですよね。
冒頭の4回転ルッツは3回転にしか見えないようなフランクなテイストでGOE+2.79。
続く4T+3Tも、3回転+3回転かな?と思うほど、イージーイージーな仕上がり。
ジャンプがすべて成功して、ここからはシゼロン先生直伝のコリオ全開になると思ったら…なぜかエッジも浅く、シゼロン先生風味も少なかったなぁ。
だけどスピンは、昨シーズンからするとものすごい進歩だと思います。
ガッツポーズがでたけど、96.52で100点に届かず…
でも、「100点に届かず」とか言っている時点で、
世界のトップグループに指定席をキープした証ですね。
そして、王者マリニン君は、シェイ・リーン振付の「Running」。
マリニン君の良さを引き出す上手いブログラムだと思います。
ジャンプの回転軸も美しいし、一部の隙もなく、完璧な王者ぶり。
106.22点に異論なしでした。
日本男子2人ともすばらしいSPでした。
このままフリーも決めて表彰台に上がってほしいです。
順位は1位マリニンくん 2位駿くん 3位草太くんです。