オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

やったー!“クイーン新葉”GPファイナルへ

こんばんは。フランス大会女子フリーが終わりました。

(丸1日前に書いたブログです)

 

ざっくり順を追っていくと

第一グループは、フランス代表が3人続きました。

印象に残ったのは、2番目に滑ったリア・セルナ。

 

 

母国開催なのに精彩を欠いてしまい、

SPでは涙を見せていたフランス女王。

何かを吹っ切ったように、しっとりと素晴らしい「Exogenesis: Symphony Part 2」の演技でした。

エクソジェネシスの曲の使用パートも使い方も素敵でした。

ただ、フランスのロリーン・シルドとSPもFPも互角の点数で、

オリンピックシーズン、フランス女子のどちらが抜け出すのか気になります。

 

私の好きなアナスタシア・グバノワは、「Balder」。

疲れているのかな。熱があるような顔をしていました。

グバノワ比で動きが重く見えました。

モチベーションを後押ししてくれないような、とても難しい曲。

最後に涙ぐんでいたけれど悔し涙だろうか?何かあった?ちょっと心配。

ロシアの試合で見かける巨大なぬいぐるみをもらっていました。

 

 

三原舞依ちゃんの「レッド・ヴァイオリン」

 

 

美しい。ひたすら美しい。

だけど、スピードやジャンプの高さからまだ足首が完治していないことを伝わってきて

少しつらかったです。

公式練習の映像ではビュンビュン飛ばしていたので

日によっていろいろあるのかな。

 

でもピークはここに持ってこなくていいので、

怪我が少しでもよくなって、コンディションも整って

今後の試合に出られますように。祈るしかない😭

 

そしてどんな時でも、観客にしあわせを届けてくれるスケーター。

滑ることに対する純真さがここまでリンクの上に表れる人はいないと思う。

リンクの空気が鈴のようにふるえるのを感じます。

 

ISUが舞依ちゃんの演技が日本から見られるようにしてくれています。

 

youtu.be

 

ニーナ・ピンザローネ もコンデイションが悪いみたい。

FPは「Escapes Within (内なる逃避)他」

 

 

プログラム冒頭で頭を抱えている時間が長く…

続いて「椅子、テーブル…」みたいなセリフが入るプログラムです。

怪我が治っていないのか勢いがなかった。
脚に力が入っていないように見えました。

そして、彼女の衣装はいつもとびきり美しくセンスがいい。


ここまでの演技、みなさん点数がなかなか伸びず、
表彰台は続く5人の中が出るだろうなーという感じでした。

 

そこに登場したのが住吉りをん選手。

「Song Of Sanctuary他」

 

 

滑るスピードがそれまでの選手から一段アップ!

そして4T!変わらぬファイターぶりです。

このプログラムには、素敵なコリオがたくさん。

シェイ=リーン・ボーン振付かな。

 

後半、心が躍って鳥肌が立ちました。

住吉選手の曲からいつも元気をもらうのですが

彼女が曲に元気を与えてるのかもしれない、と気づきました。

次の記事でマーク・ヘンレッティさんの解説を意訳します。

 

続いて久しぶりに見たサラ・エバーハート選手の「火の鳥」

 

 

ジャンプは高くないものの、着氷のストレッチが効いていて

心地よい演技でした。

ノーミスだったのでメダルを獲るかなと思いましたが、

ジャンプの回転が足りていないのを減点され、フリーは4位でした。

 

コーチはマリニン君のお父さんですよね?気になっちゃって(笑)

 

 

そしてSP3位の樋口新葉登場!

SP1位のアンバーと2位のチェヨンとは、

ちょっと点差があるものの何とかファイナルへ行ってほしい!

 

 

氷の上で、目も表情も“気合の格”が違う。

思わず背筋を伸ばして見ましたが、

プログラムが進むにつれて全身にグーッと力が入って前のめりに。

 

途中から観客の手拍子も入って、会場全体がゾーンに入っている感がありました。

すごいもの見ちゃった。

 

「Nature Boy/Running Up」。

もちろん振付はシェイ=リーン・ボーン!

さすがのコリオだし、スケートアメリカよりも

さらに新葉ちゃんの魅せ方が深まっていました。

 

ジャンプを跳んだあとに「どうだ!」とばかりに両手を広げる

彼女のジャンプが好きだと改めて気が付きました。

この演技も後日ISUの解説を訳したいと思います。

 

 

点数を待つ間、緊張しました。

SBが出てびっくり&喜ぶお二人。

 

 

新葉ちゃんのメダルは確定したものの、まだ手強い二人が残っています。

SP2位のキム・チェヨン。

アンバーはSPがうまくいくとFPが崩れることがあるので

もしかするとチェヨンが優勝するかも…という予感がありました。

 

 

曲は「Love Dance(シルクドソレイユ)」。

私は彼女の新体操のような体の使い方や空気抵抗の少なそうなジャンプ、

感情を消したような表情がけっこう好きです。

 

だけど今回は、演技から何も感じなかった…。

コンテンポラリーで無表情は好きだったけど、

シルクドソレイユでこれはさすがにどうかな。

 

と思ったら、ジャンプの回転でめちゃめちゃコールされて(彼女はこのパターンが少なくない)、フリー暫定4位。最終的にはフリー5位。
え、メダルもなし?

新葉ちゃんの銀メダル以上が確定しました。

 

最終滑走はアンバー・グレン。

最高のSPを見せてくれたから、ぜひとも優勝してほしい。

 

 

アンバーは、後半疲れが見えていたような記憶がある…

気分を高揚させない曲で滑っていたような記憶がある…

 

しかし、ハッピーすぎるキスクラのインパクトが強すぎて

何も思い出せない🤣🤣

 

 

アンバーとアレンコーチのキスクラは、

悲しむときは地球の反対側まで沈み込み、

うれしいときは宇宙の果てまで飛んでいくところが好き。

 

■結果

 

 

🥇アンバーGP初優勝おめでとう!

🥈新葉ちゃんGPファイナル進出おめでとう!

🥉りをんちゃん初200点台と銅メダルおめでとう!