こんにちは。
フランス大会の演技で特に印象に残ったのは、
ボーヤンのSPとアンバーのSP、
樋口選手のFPと住吉選手のFPでした。
いつも私の心を躍らせてくれる住吉りをん選手のフリーの
ISU解説(マーク・ヘンレッティさん)を意訳しました。
誤訳があればご容赦ください。
ウォームアップの時間に述べたように、
このフリープログラムの芸術面で、リオンは植物たちの成長ストーリーを表現したいと思っています。
最終的にこのパフォーマンスでは、彼女は恵みの雨を受ける植物の喜びを投影しながら滑ります。
曲は「Adiemus」。
リオンがウォーミングアップ代わりに、
楽々と気持ちよくダブルアクセル+トリプルトゥで演技をスタートさせました。
2A+3T *GOE+1.47⇒1.38
次のジャンプは4回転トゥループを予定しています。
予定通り跳びましたが、両足着氷になってしまいました。
たぶん回転不足でしょう。
4T *GOE-3.80
チェンジフットコンビネーションスピン
*レベル4 GOE+0.82⇒0.85
なんという美しい流れ。
リオンのすばらしい技術を見せつけるようにエッジで長い弧を描いてからのトリプルループ。
3Lo *GOE+0.82
3S*GOE+1.29⇒1.23
コレオシークエンス *GOE+1.00⇒1.38⇒1.40
トリプルルッツの着氷が詰まりましたが、
なんとかトリプルトウを跳んで3+3にしました。
3Lz+3T*GOE+0.69
(はっ)←息をのむヘンレッティさん
3F*GOE-1.72⇒-1.67
フライングチェンジフットコンビネーションスピン
*レベル4 GOE+0.93⇒0.90
3F+2A+2T *GOE+1.06⇒0.91
ステップシークエンスで、
リオンの本当にすばらしいエッジの組み合わせとブレードの使い方です。
ステップシークエンス*レベル4*GOE+1.24⇒1.28
レイバックスピン*レベル4 GOE+0.81
日本のリオン・スミヨシの演技でした。
私は、今年のシニアグランプリには9人の日本人女子スケーターが出場していると話しましたが、
これは、日本の女性スケーターのとんでもない才能の層の厚さと驚異的なスケーターがたくさんいることを反映しています。
思うにリオン・スミヨシは、本当にとても特別なスケーター。
まだ世界選手権に出場したことはないし、
四大陸選手権に出場したことも、
ISUのチャンピオンシップに参加したこともありません。
一度だけ、ジュニア世界選手権に出場しましたが、
プログラムコンポーネンツのクオリティとテクニカルのクオリティの両方がトップクラスだと思います。
今日の4回転トゥは技術点としては完璧ではありませんでしたが、
彼女は本当にすばらしいスケーティング技術を見せました。
ショートプログラムでは、ジャッジは技術点もプログラムコンポーネンツも彼女に4位をつけましたが…
あ、今このリプレイはダウングレードされた4Tの場面です。
大きな減点を受けてしまいました。
これは、3Lzと3Tのコンボの場面。
3Lzの着氷スピードはありませんが、
後半に3Tを付けて3回転のコンビネーションをやり遂げました。
映像がカットされてしまいましたが、3Tが回り切っていることを願いたいですが、少なくともアンダーローテーションだと思います。
ここはトリプルフリップでミスが出ましたが、大きなミスではありません。
ここは、トリプルフリップ+ダブルアクセル+ダブルトゥ。
そして、彼女の表情には、最後のジャンプを着氷した喜びと安堵感がにじんでいます。
私は、リオン・スミヨシから世界選手権の日本代表チームに入る候補選手のポテンシャルを感じます。
しかし、昨シーズン彼女はシニアグランプリシリーズで素晴らしいスタートを切ったものの、
シーズン後半は疲労が蓄積して、クリスマスの全日本選手権では10位にとどまったと報道関係者に話しました。
2025年のISUチャンピオンシップ大会に参加したいのならば、
シーズン中のペース配分に対して経験を積む必要があります。
12カ月前、彼女は今日よりいい滑りをして、136点を達成しました。
今日はその時よりも技術的にはうまくいきませんでしたが、
ブログラムコンポーネンツの点がジャッジに、(12カ月前より)好意的に評価されることを願います。
前に滑ったニーナ・ペトロキナのプログラムコンポーネンツが7点台後半だったので、
リオンの武器であるスケーティングのグライドや流れ、
それらをプログラムを通して披露したので8点台がベースになるでしょう。
134.47点でここまで最高のプログラムコンポーネンツが出ました。
暫定で彼女が1位であることを確認して、ほっとしているようです。
気持ちよくトップに立ちました。