オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

男子GPファイナル。意外なジャッジ

こんにちは。グランプリファイナル男子はご覧になりましたか?

東京では地上波でもしっかり放送してくれたので

配信とテレビと二度見ることができました。

 

結果は🥇イリア・マリニン 🥈鍵山優真 🥉佐藤駿

おめでとうございます👏👏👏

 

 

駿くん、ファイナル初メダルですね👏

ジュニアのファイナルで優勝した日のことが思い出されます。

怪我もあったりして、ここまで長かった(かも)

忍耐強くここまできましたよね。おめでとうございます。

 

男子6名の演技は、それぞれによかったと思います。

点数は別にして全体のレベルが高い試合だったと思います。

 

ただ率直な感想ですが…

けっこう驚きもあったかな。

 

■まず、第一滑走のケヴィン・エイモズ。

私が一番エモーショナルに感じたのは、エイモズ君の演技でした。

 

序盤はジャンプに精神的な影響が出ているような演技でしたが

観客からの愛を全身に受けて、

演技がどんどんエモくなっていって

単独のアクセルの高さがすごーーくて

「ジャンプにも感情があるんだな」と気づきました。

 

そして、昌磨のことを思い出し…

ジャンプに感情を乗せられる人って少ないですよね。

テクニカルも80超えていて、

調子が悪いと思っていたのに、なんだかんだですごい演技を見せてもらいました。

試合が終わって気づいたのですが

感動する演技を見せてくれる人は、スピン、ステップでレベル4を取れる人だなぁ。

 

■ダニエル・グラッスルの「ビリー・エリオット」

そういえば今更ですが、SPはプログラム変更してましたよね?

「?」の衣装が憶測と物議をかもしましたが、プログラムの意味は最後まで謎でした。

 

いつも壁スレスレに見た目にも特徴あるジャンプを跳ぶグラッスル君。

ほぼミスがなくて、暫定テクニカルは100点超え。

いつものように回転不足を取られるとわかっていましたが

メダルを獲るのでは、と思わせる演技でした。

 

が・・・101.14→93.65にがっつりマイナスされていました。

得意のスピンもレベル4から3に下げられていたし(シットスピンは位置が高かったとは思う)、私の予想を下回る点数でした。

(それよりもルッツのエッジはあれでいいのか?)

 

■そして佐藤駿くん登場!

かおちゃんのドスの効いた「頑張れー」が響き渡りました。

「頑張れー(頑張らないとどーなるかわかってんだろうなゴラァ)」的な😆

 

 

公式練習で4回転ジャンプを苦戦していたとのことで心配されましたが、

ルッツが軽々と決まり、

「男は黙って4Lz!!」というファンの方の応援幕を思い出しました。

(今回は会場にいらっしゃったのでしょうか?)

 

 

フリップは転倒してしまいましたが、

他のジャンプはとにかく回転が速くてまっすぐで表情も飄々としているから、

4回転が3回転にしか見えない!

そういう意味では、常に観客の印象以上にすごい演技をしている佐藤駿を、全世界にわかってもらいたい。

 

テクニカルは100点超え!

だけどもう少し点が欲しかったなぁ。

 

スピンは若干心もとない感じがしてしまう。

ギヨーム先生😆引退されたことですし、駿くんに神業を伝授していただけませんか!?

 

あとヘアカラーをさらに華やかな色にしてロングにし、アイラインを引いてほしい。って何言ってんだ😆

伸びしろがいっぱいあるので全日本が楽しみです。「優勝が目標」と言い切っているので!

 

■続いてノッテる男ミハイル・シャイドロフ登場

冒頭の4回転ルッツで転倒したのは緊張していたのかな?

表現も出だしはゴージャスだったし3A+1Eu+4Sも着氷したし、

彼の演技が終わった時点では、駿くんの表彰台はないかな…と思いました。

 

だけど点数が出てびっくり😑低っ😑フリーは最下位ですよ…

観客も本人も振付師も驚いてました。

久々に強めのブーイングを聞いたかも。

確かにスピンは疲れ切っている風でしたが、それでもこの点数は…

 

ご本人のインスタストーリーに…😆😆

 

ちなみにPCSは中国杯と大差なく、わずかに上がっているので

調整されたわけではないと思うが…。

 

■続いて鍵山優真登場!

膝がやわらかい。どう考えても柔らかい。

最近、サルコウが鬼門なのかな? でも4T+3Tの幅がすごかった!

 

だけど、いつもより粛々と演じているように感じましたが、どうですか?

超難しいステップが最近注目されていますが、本人比で内容が薄かったような…

印象よりは点数が出たかなぁという感想でした。

PCSが高いですね。

 

■最終滑走はマリニン君。

最近ジャンプミスは考えられない領域に達していたので

マリニン君比でややジャンプが乱れた印象でしたが

 

それでも4Aが3Aにしか見えなかったし

3回転を跳ばれると「え、3回転も入れるの?全部4回転じゃないの?」と意外に思うくらいだし、表現も含めて圧巻、レベチの演技だと思いました。

 

200点近い点数が出ると身構えていたので、186.69で肩透かしをくらった気分でした。

試合の最後にトホホな空気。

このジャンプの判定すごくないですか?確かに着氷は詰まり気味でしたが…

 

 

今回のテクニカルパネルは、厳しかったですよね。

最高峰の試合の一つだから、きっちり判定されたという解釈でいいのかな?

 

ただマリニン君チームは同じミスはしてこないと思うから

世界選手権では修正してくると思います。

そもそも彼のピークはファイナルより全米のような気がします。

全員すばらしい演技でしたが、点数にびっくりする場面が何度かあった試合でした。