こんにちは。7月に入り、フイギュアスケートの新年が開けました。
今週末は「氷艶2025」、来週は「Ice Brave新潟公演」です。
出演者はもちろん、観客のみなさんも体調に気を付けてくださいね。
私は、「氷艶2025」に行きます。
さて、その前に、ドリーム・オン・アイス2025の続きで、シニア男子の初見の感想を。
第一滑走は友野 一希選手。
友野くんは、「ミラノオリンピックに行ってほしい」という視点からの感想になります。
フィギュアDOI 友野一希は重低音の新SP ステップに会場沸く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
『That's It (I'm Crazy) 』という選曲は、友野くん本人が「これしかない」と思って選曲したそうなので、そこが一番重要なポイントだと思います。
一方、初見の印象だと、「難しい曲を持ってきたな」と。
4拍子だけどジャジーなリズムも入った曲。
私が見た回は、前半のジャンプのタイミングがまだつかめていないように感じたので、
演技開始と同時に起こる手拍子が、吉と出るかそうでないか心配ではあります。
振付はシェイ=リーン・ボーン。
「まさにシェイ=リーン」という強さと個性、友野くんにしかできない動きが随所に散りばめられていました。
確実に言えるのは、友野くんはフイギュア界一“アイソレーション”の首の動きがうまい!それは断言できる😊
昨シーズンの『Muanapoto』の要素も残っているし、
『Underground』で磨いた美しい指先の動きも光り、これまでの蓄積が全開。
フリーの『Halston』とテイストが明確に違うので、メリハリもつくと思う。
あとは、若干、エキシビション向けのようにも感じるこのプロが、競技プロとしてどう仕上がっていくのか。
前半のジャンプが決まらず、〆のステップで大盛り上がり…というのは、
今シーズンは目にしたくない。
心から、まじで、本当に、友野くんにはミラノオリンピックに行ってほしい。
そうすれば思い残すことなく、フィギュアスケートファンをやめられます。(←なんだそれ)
第二滑走は、壷井達也選手で「Anniversary」played by Yoshiki。
美しい。ノーブル。
壷井選手は、クラシカルな曲を演じても曲に負けない希少な若手スケーターだと思う。知性がにじみ出ているからなのか?!
お恥ずかしいことに、最初、曲を聴いてクラシックだと思ったのですが、
Yoshikiさんの曲(現代)なんですね。
胸が締め付けられるような、それでいて未来に羽ばたくような世界観。
滑らかなエッジで氷の上を流れていくような達ちゃんのスケーティングとメロディが一体化して、それはそれは美しかった。
一筆書きの世界。あっという間に終わっちゃいました。
振付は、マッシモ・スカリ。
マッテオ君といい、マッシモは滑りの美しさを見せるのがうまい。
オリンピックイヤーにふさわしいプログラムだなと思いました。
第三滑走は、佐藤駿選手の「火の鳥(The Firebird)」。
シニア男子で一人だけフリーだったので、達ちゃんがはけた直後に、コールも待たずにリンクに登場してポーズを取ってた。
たぶん、そういう段取りになってたんだろうな。
感想は、先日書いたので省略。
Dreams on Ice 行ってきました①佐藤駿「火の鳥」 - オオナゾコナゾ
代りにテレ朝スポーツの「フィギュア界きってのパンダ好き!?初めての動物園ロケに挑戦!」を貼っておきます。
私は、上野動物園で複数回、あと香港オーシャンパークでもパンダを見たことがあります。
赤ちゃんパンダはかわいいけれど、大人になったパンダは、貫禄があっておじさんぽい気がする。(パンダファンからお叱りをうけそうですが)
この写真も、パンダより駿くんのほうがどう考えてもかわいいと思うけど、どうですか?
話を戻して、第四滑走は鍵山優真選手。
SP「I Wish」。振付はローリー・ニコルです。
一言で表すと、「独壇場」。
いとも簡単に跳ぶ4回転ジャンプはもちろん、ステップもスピンも演技も
すべてに余裕があって、演技を楽しんでいるのが伝わってきました。
イーグルですーっと移動しながら、観客にむかって「笑顔+首クイッ」みたいな場面があるのですが、6分間練習のときにあまりにも自然な笑顔で目の前を通過していったのを見て、
「顔見知りのファンを見て笑顔になったのかな?」と思いましたが、
本番でも同じコリオを、同じ自然なスマイルで演じていたので、
「すごい進化だなぁ」と思いました。
今まで演じたジャズプログラムでは、コミカルな表情がここまでナチュラルではなかったと思う。この感じを国際大会でも出せたら日本男子では無敵だと思う。
最後のご挨拶も、決めポーズで演じていて、自信を通り越して肩の力が抜けている感じ。シーズン前に、すでに完成されている。
ゆまちパパがリンクの外に立って見ていて、パパに向けても決めポーズをしていました。
すごいと思ったのは、ゆまちパパが、他の選手の演技のときも、ずーーーっとリンクの外に立って一人で演技を見ていたこと。
他にも教え子がいてその演技を見ているのかな、とも思ったけれど違いました。
極寒のリンク際にずっと立って演技を見続ける姿に、密かに感動していました。
おまけ
フィナーレの後の周回で、目の前をみなさんが通っていく様子を貼っておきます。
もっと拡大できるスマホならよかったのですが…私の腕ではこんなものです。
まとめると、男子シニアはレベル高すぎ4人組でした。