こんばんは。五輪最終予選会が終了しました。
いろんな選手やコーチ、スタッフの緊張と涙と喜びと悲しみに触れて、
かなり疲れていたみたい。昨夜は爆睡しました。

そして、アイスダンス4枠をめぐって、RD4位につけていた“うたまさ”。
フリーダンスの『トゥーランドット』は、余裕さえ感じられてすばらしかったです。

緊張や萎縮を一切感じさせず、自信にあふれ、二人の動きはぴったり。
感情表現も、迷いなくトゥーランの世界に入っていました。
短期間でここまでうまくなっているとは!
『トゥーランドット』を演じて曲に負けていない。
パーソナルベストが出るのではないかと思ったのですが、
あと一歩のところで及ばず。
私は、アイスダンスは詳しくないのでよくわからないのですが、
最終予選のフリーは、ちょっと政治的だったと思います。
そう感じたのは、スウェーデンのルード・レイタン/マヨロフ組の得点が出たとき。
私は、マヨロフ組の『ロミオとジュリエット』の演技にとてもとても感動ました。
スピードと伸び、軽やかさ、二人の間の距離とシンクロ、美しい表現、ブレのないツイヅルetc.
「マヨロフ、経験浅いのに天才じゃね?」と思ったし、「優勝してもいいのではないか?」とさえ(後にリード組とかは控えていましたが)、その時点で思いました。
絶対、いい点数が出ると思ったのですが、キスクラに座ってから点数が出るまでの時間が、長い!
ロング、ロング、ロ~ングで、アイスショーでトイレの行列に並んで戻ってきてもまだ出てないくらいの勢いでしたよ。(言い過ぎ)
そして、「出るか!」と思ったところで、再びロング、ロングな待ち時間。
結果として、RD3位だったマヨロフ組が、RD6位だった中国組より総合点で0.17点足りずに5位でオリンピック出場ならず😲・・・😲・・・これについては、どういうことか、ネットサーフィンしていただきたいのですが、
個々の選手が驚異的なプレッシャーの中で努力してオリンピックを目指している中、
オリンピックが多分に政治的だったことを、不意に思い出したのでした。
“うたまさ”も、エレメンツの詳細を、がっつりがっつりチェックされていました。
さて、すばらしかった“うたまさ”の演技のISU解説を意訳します。
T・テッド氏:吉田唄菜と森田真沙也の登場です。このチームはこれまで世界選手権に1度しか出場しておらず、ここまでに見てきた他のチームと比べると経験は少なめです。
それでもオリンピックの出場枠を強く望み、プッチーニ『トゥーランドット』の「ヴァイオリン・ファンタジー」で滑ります。
(演技中無言)
M・マーク氏:(微笑ましく笑いながら)今、後ろにコーチのキャシー・リードが映っていましたが、彼女の生徒、吉田唄菜と森田真沙也のフリーダンスの演技が終わるまで、ほとんど動けないほど緊張しているように見えました。
チームは「オリンピックシーズンのプレッシャーは自覚している」と語り、そのうえで「この経験で得る自信が自分たちをより強くしてくれるだろう。自信を持って滑ることが、オリンピックの出場枠を勝ち取るチャンスを広げてくれる」と。そして、すべてを注ぎ込もうと決意し、実際にそういう演技をしてみせました。
M:プログラム構成も特徴的です。冒頭がコレオ・キャラクター・ステップシークエンスから始まるのは珍しい。最初の要素の選択がユニークでした。
T:そうだね。
M:そしてツイズルを、9つあるフリーダンスの要素のうち8番目に持ってきていて、リスクがありますが、思い切って挑みました。(あぁ 緊張のため息)
T:で、(順位は)どうなると思う?
M:うーん(緊張の呼吸)
T:レビュー(判定審査)のついたエレメンツがたくさんあります。9つの要素のうち6つに、技術的審判がビデオでリプレイをチェックする印がついています。
M:わーお
T:スローモーションで、あらゆる細かい部分をチェックします。技術審判が「これは見直さないといけない」と思う場面がこのチームにあったからです。
M:印象的だったのは、二人が接近するパートで、真沙也が唄菜に笑いかけているのが見えました。まるで、音楽に身を委ねるように——。
この音楽はいつも、私に中国の隋文静&韓聰(オリンピック金メダリスト)の演技を思い起こさせます。彼らが、同じ色の衣装で同じ曲を情熱的に滑る姿と重なったのです。それと比べても、本当に高揚感があって情熱的でした。ただ、こうした大舞台では「力み過ぎ」は禁物。必要なエネルギーを“ちょうどよく”使うことが大切なのです。
T:演技をするエネルギーは、ちょうどよい加減でなくてはいけません。
M:この場面は、コリオグラフィック・ハイドロブレード。笑顔も見えます。このツイヅルは、プログラムのかなり終盤です。
T:二人ともレベル4でプラスのGOE。
M:これだけの要素を入れられるのは、高いトレーニングを積んできたに違いありません。こうやってスローモーションでチェックされても、リスキーな要素をきちんとシンクロしているのがわかります。
M:私は…このチームには、他のチームよりも潜在的に強いスケーティングスキルがあると感じました。ただしプログラムコンポーネンツでは、やや劣るかもしれません。最終的には、技術審判のレベル判定次第でしょう。
ワンフットターンは、唄菜がレベル1、真沙也はレベル3。結果的に、両選手ともレベル2を取った他のチームと同じ形になりました。はぁ~ふぅブルル(緊張)
T:キス・アンド・クライで点数を待つ間の緊張感はすさまじいものです。
M:彼らにとってはまさにオリンピック枠をめぐって、運命の別れ道です。
T:得点はシーズンベストで98.41。しかし、フリーダンスで4位。これは厳しい結果です。総合点は、167.63。五輪出場枠をかけた戦いにおいて、大きな試練となりました。
M:ああ…彼らが団体戦に出場できることを願っています。
残念ながら、うたまさはミラノオリンピックの個人戦には出られませんが、
日本が団体戦に出場するので、オリンピックで演技をすることはほぼ確定しています。
アイスダンスでも選りすぐりの強豪が集まる団体戦ですが、
うたまさの進化のスピードを考えると、ものすごい演技が見られると思います。