オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

坂本花織、衝撃の4分間

NHK杯女子フリーの坂本花織選手の演技を見終わって、動けなかった。

 

 

感動なのか衝撃なのか。

演技から受ける“何か”がすご過ぎて、

動くエネルギーが残ってない。

 

珈琲を飲み、甘いものを食べ、一時間ほどボーゼンと座ってから

ようやく、カラダが動くようになりました。←今ここ

 

素晴らしい演技や美しい演技、ノーミス演技をする女子スケーターはいるけれど、

“女王の演技”ができる選手は、坂本花織ただ一人。

 

曲のアレンジも衣装もコリオも、すべてが女王だった。

女王というより、女王陛下。

 

『愛の賛歌』。

曲が流れだした瞬間から、曲だけでもう、しびれてしまう。

曲のアレンジのすばらしさもあるけれど、

坂本花織が氷上で、すでに何かを放っているからだと思う。

 

そして、何なのこのスピードは?

何なのこの完璧なジャンプは?

 

かおちゃんの着氷は、エッジが深くてスピードが落ちずに次のフローに入るので、

転倒するんじゃないかと思って、いつもドキッとする。

そのスリリングなところも演技の“華”。

 

演技に切れ目がなく、一筆書きのようになめらかなのに、

どの瞬間もどの一瞬も、ゴージャスかつ強い。

 

生命力をたたえた表情。

歌詞を全身にまといながら創り出す世界観。

 

これ以上の演技は考えられない。

 

 

だけど、「これ以上の演技は考えられない。」という演技を、

坂本花織は何度も何度も、「今この時だ!」という適時に見せてきてくれた。

 

それがすごい。

どう考えてもすごい。

適時に最高の演技ができるだけの、どれだけの練習を積んだのか。

 

目の前で起きているミラクルな時間、

この演技の輝きを一瞬たりとも見逃さず、

記憶に焼き付けておこうと凝視した。

 

150は超えると思った。
154点くらい出ると思った。

 

揺れるスカートのひだも、背中で踊るチョーカーのキラキラも

ずっと忘れない。