オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

【宇野昌磨引退会見】「『彼はよくやったな』と自分でも思う」。

こんにちは。今日の東京は、晴天です!

宇野昌磨選手の競技引退会見、すごくよかった。

私にとっては、最高の会見でした。

 

トヨタイムズでやっていただいて、本当によかった。

正直なところ、競技をしている昌磨が大好きだったので、

会見の内容によっては、今後どうしたらいいのか途方にくれるところでした。

 

会見が始まる前に流れた演技動画でジーンとしかけましたが、

会見に現れた昌磨が、

美白パックシートを3回やったくらいにすっきりクリアな顔をしていて、

あまりの清々しさに、じめっとした空気は吹き飛びました。

 

スクショタイム for スマホでご覧の方々向けアップ


「昌磨vsメディア記者の質問」という構図だと、

下世話な質問もあったかもしれませんが、

トヨタイムズの仕切りで、さくさくテンポよく進んで、

アスリートに徹した内容となったのがよかったです。

 

たくさんの取材陣が集まってくれたことに対して、

また、顔見知りの方々が笑顔で迎えてくださったことに対して、

「自分がこれまで歩んできた道を表しているようで感謝」と。

 

引退に際して、笑顔でいてくれる人もうれしいし、

(私のように)「悲しい」と言ってくれる人のことも、

「それだけ自分と自分が携わってきた競技を熱心に応援してきてくれたからだと思うので、どちらもうれしい」と。

 

そう言ってもらえて、心が軽くなりました。

ここしばらく、みんなが明るく引退後を応援しているのに、自分だけが落ち込んでいるのかと、罪悪感を感じていたんですよね。

 

スクショタイム開始


「競技への未練はまったくない」と言い切りました。

昔の動画など見ても、「彼はよくやったな」と自分で思うし、満足している気持ちしか残っていないって。

最高の終わり方だと思う。本当によかった。よかったね。

 

今は、これから自由にスケートができる喜びを感じているらしいです。

確かに、ミラノオリンピックまで現役を続けて、枠取りや集客等をけん引しろと言われても、しんどすぎる。

 

昌磨は、パトリック・チャン全盛期にも羽生結弦全盛期にもネイサン・チェン全盛期にも、トップに肉薄してフィギュア人気を盛り上げた立役者だと思っているので、

宇野昌磨全盛期を経て、イリア・マリニン全盛期まではサポートできないよね😉

 

「これからもスケートに全力で取り組むので、応援してくれるとうれしい」って言われて、素直に「応援しよう」と思えました。

 

実は、マスコミが変なことばっかり書くから、“夫婦スケーター”みたいな感じを目指すなら、個人的にはホタルノヒカリかなと思っていました(結婚は祝福しますが、方向性としてはうまくいかないと思う)。

妙な質問もなく、スケートにまっすぐなことが伝わって、温度感もとてもよかったと思います。

 

引退については、2年くらい前から考え始めていたようですが、

ステファンに伝えたのは、今回の全日本選手権が終わってからということでした。

 

「次の試合が最後」と弟子兼同志の昌磨に聞いてから、世界選手権前に来日して、マンツーマンで合宿したステファンのことを思うと、涙が出そうになる。けど、今は泣かない。

 

「試合で一番印象に残っていて、人生のお守りになるようなこと」を聞かれると、

「初めて世界選手権で優勝したとき、ステファンが喜んでいた姿」と。

やっぱり、一度、泣いておこう。

あのときは、昌磨ファンみんなが、本当にしあわせだったよね。

 

スクショタイム「花束もう少し上げて」バージョン


そして、本当によかったなぁと思うのは、

契約満了で社員ではなくなりましたが、

トヨタが昌磨のセカンドキャリアをサポートしてくれるということ!

 

これは、すごいことですよ!

プロとしてアイスショー出演は決まっているので、一般的なアスリートとは違うかもしれませんが、選手を引退してから人生に迷うアスリートは多いですよね。

 

しかし、世界のトヨタが昌磨がセカンドキャリアを探す旅路をサポートしてくださると👏👏👏これも昌磨の人徳のなせる業。真央ちゃんや大ちゃんみたいに、自ら動くタイプに見えないので、本当によかった。

 

今日の引退会見で、気持ちに軽く区切りがつきました。

「引退おめでとう。長い間お疲れさまでした」って、心から言えます。

 

今後、グランプリシリーズのアサイン表を見て、

昌磨の名前がないことを寂しく感じると思いますが、

一歩一歩乗り越えていきたいと思います(ってアスリートか!)