オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

香港&香港ひと昔話

さようなら、りんご日報

ここまで来た、香港

鴛鴦、普洱、熱可楽。香港で飲むとおいしいけど、日本で飲むとそうでもない飲み物3つ。

香港に行くと、なんとなく飲みたくなるものがある。 それは、日本になくて香港だけにあるもの。そして、香港で飲むとおいしいけれど、日本で飲むとそうでもないと感じるもの。 鴛鴦茶(ユンヨンチャー)、熱可楽(イッホォロッ)、普洱茶(ポウレイチャー)の3つで…

香港ひと昔話(8) 番外編 有名ビールのCMで香港人になった話

求ム。広東語を話せる友人役 「ビール会社Kが香港でCM撮影をするらしい。女優N嬢の友だち役で広東語を話せる人を探しているから、すぐに履歴書をファックスして!」。 香港人の 広東語講師から電話があったのは、香港で広東語を勉強して帰国したばかりの頃だ…

香港ひと昔話(7) ピンクイルカもペリカンもいるよ!「香港の知られざる自然」。

きっかけは、香港への修学旅行を勧誘する広告を見たことだった。 アピールポイントの一つは、「香港の知られざる自然」。 「香港の自然」と聞いて思い浮かぶのは、南Y島や長州島など離島の緑か、半山區(ミッドレベル)に出没する巨大ゴキブリぐらいのものであ…

文字もなければ辞書もない?! 香港ひと昔話(6) エロ本で広東語勉強

// ひと昔前まで、香港には数軒しか本屋さんがなかったような気がする。 この場合の本屋さんというのは、ハードカバーの書籍や辞書を扱う書店で、雑誌類は「報攤(ポータン)」と呼ばれる新聞スタンドで買うのが一般的だ。 「いくらなんでも、本屋さんが少なす…

目覚めれば「おてもやん」。香港ひと昔話(5) 華麗なるリラクゼーションの世界

香港といえば、全身マッサージや足ツボ、 エステなどのリラクゼーションが種類豊富で、格安なイメージがある。 香港映画にも、黒社会(暴力団)のボスが広々とした風呂につかった後、ゆったりとマッサージを受けるシーンがチョイチョイ登場する。 だから、香港…

食べることは闘いだ! 香港ひと昔話(4) カモカモ日本人

香港人に言わせると、香港人の特徴は「古惑(ぐうわっ)」。ずるい、人をだまそうとする、という意味なんだそう。「香港人比較古惑D。小心啦!」(香港人は人をだますから、 気をつけた方がいいよ)と、香港人に言われてもなぁ、、、。 私の友人に古惑な人はいな…

蛇だったのかトカゲだったのか。香港ひと昔話(3) 蛇のスープ

香港は寒い。特に夏は、レストランも映画館も「長居は無用」とばかりにキンキンに冷やされていて、冷蔵庫の中にいるようだ。 「冷房を止めて」と頼むと、温度を上げてくれることはあるが止めてくれることはない。なぜなら、冷房を止めると窒息してしまうから…

「1日作さぎざれば、1日食わず」。香港ひと昔話(2) ヘンテコ日本語Tシャツで"日港友好"。

日本のファッション、日本のテレビドラマ、日本の食品、日本のアダルトビデオ……かつて香港では、「日本ブーム」が花開いていた時期があった。日本直輸入のものもあれば、怪しい日本語のタグや包装紙のついた"似非日本製"の商品も大量に出回っていたのである…

香港ひと昔話(1) トイレ求めて三千里。待っていたのは鍵のかかった扉だった。

香港で急性膀胱炎になりかかる日本人観光客は、多いらしい。 かくいう私も、何度、膀胱が破裂しそうになったことか。 香港の室内は、どこも冷房がかなり効いている。昔は、各家庭に冷房がなかったことから、冷房をキンキンにきかせることが、伝統的なサービ…