こんばんは。肌寒くなると、南の島にに行きたくなる 種子島ぴーです。
くじ運だけは良い私
日々の生活ではヘンな目に合いやすい私ですが、くじ運はそこそこあります。といっても、宝くじで3億円が当たったとかいう大きな話ではなく、小金ラッキー。
筆不精なので自主的にはがきを書いて懸賞に応募することはないのですが、「クリック一つでOK」とか、応募はがきを渡されて「この場で応募箱に入れてください」というラクなものなら応募します。ただし、景品が「海外旅行」や「旅行券」の場合だけですが。
旅行関係の懸賞は、高確率で当たります。
これまで当たったものの一例は、
- スポーツクラブの入会時に、5万円の旅行券。
- ホノルルマラソンのカードカウンターで、コンラッドホテルの高級エステ2名分。
- ツアー旅行中に渡された応募券で、JAL機内食の詰め合わせが大きな段ボールいっぱい。
- ホテル予約サイトのオープン記念で、アジア往復航空券
- ヨーロッパ旅行の写真を送ったら、高級万年筆
といった感じです。
一方、夫はくじ運がありません。
ゼロと言っていいでしょう。
初めて当たったくじがローソンの店頭くじで、500mlの缶ビール。
しかし、本人はアルコールが飲めない。
ので、私がいただきました。
そんな 私が、トラベルサイトで台湾往復航空券をゲット
夫を置いていくのは忍びないので、もう一人分の航空券を追加。ホテル、空港からのリムジン、九ふん観光、市内観光、レストラン、マッサージなど、すべて私が一人で調べて予約しました。
いよいよ、2泊3日の台湾旅行に出発です。
わくわくしながら成田空港へ向かいました。
空港につくと、航空会社のチェックインカウンターへと向かいます。航空券とパスポートを渡して、まず、私がチェックイン。
続いて、夫がチェックイン。ピピーッ
「お客様、ビザをお持ちですか?」
「へっ? 台湾はビザが必要ないのでは?」
「パスポートの残存期限が2週間ほど足りないようですが・・・」
どどーん・・・
パスポートの残存有効期限が足りない?!
台湾へ入国するには、滞在期間が90日以内ならビザは必要ありません。ただし、パスポートの残りの期限が3カ月以上必要です(私たちが渡航しようとした時点での情報です)。夫のパスポートの残存期間は、2か月ちょっとしかありませんでした。
「なんとかならないですか?」と、バカな質問が口をつく。
「成田で飛行機にお乗りいただいても、台湾で入国拒否されると思います」と、冷静な回答。そりゃ、そうだよね。
「しかたないから、家に帰ろうか」と、のんきな夫。
こういうとき、あっさりあきらめるのが夫。そして、最後の一秒まであきらめないのが私。
せっかく休みも取ったし、友人たちにも台湾旅行の話をしている。今さら、どのツラ下げて帰宅できようか。
「今からでも、台湾のビザを取る方法はありませんか?」と、空港の職員に相談する。が、あいにくその日は週末で、関係機関はお休みだった。
どうやっても、台湾に飛ぶのは無理そうだ。
損害を最小限に抑える闘い
次に頭をよぎったのは、ホテル代や現地オプションツアー代。損害を最低限に抑えるべく、キャンセルできるものはキャンセルし、交渉できるものは交渉した。レストランやマッサージ店に連絡する必要もあった。
空港のベンチに座って、電話したり、メールをしたり。週末でなかなか連絡が取れないし、日本語、中国語、英語がまじってスムーズに話が進まない。まさに、集中力勝負。汗だくである。
こういうとき、日本語オンリーの夫は、なすすべもなく座っているしかない。2時間ほど経過した頃、夫が無邪気にこう言った。
「お腹すいた~トンカツ食べに行こうよ」
そう、海外旅行に行くときはいつも、空港でトンカツや日本そばを食べてから飛行機になるのが習慣なのだ。
「うりゃ~、誰のせいでこうなってると思ってるんじゃ~!!」と言うセリフをのみ込み、ニッコリと夫にほほえんだ。
すべての作業が終了したのは3時間後。だが、まだやることがある。
さて、どこに行こうか?
次なる目的地を探して
2泊3日で行けそうな行き先をピックアップし、空港中をかけまわりました。香港行きも考えましたが、米国系航空会社のカウンターで「香港行き往復2人で45万円になります」って・・・。本日の出発便がなくなった航空会社のカウンターは、次々と明かりが消されて職員が帰っていく。
万事休すかと思われたが、こういうときに頼りになるのがJALさんです。
カウンターに行って相談すると、年末用に予約していた香港行きのマイレージ特典航空券を、グアム行きに振り替えてくださるというではありませんか。(現在もそういうことが可能かどうかは不明)
うぉー、JALさん、一生ついていきます!!!
グアム行きのチケットゲット~しかも、費用ゼロ!!
しかし、手続きしてもらっている間にネットで見る限り、連休ということで、めぼしいホテルはどこも満室。
「ホテルが取れないかも・・」と言うと、JALのスタッフが「ホテルニッコーグアム」に電話をしてくれて、「キャンセルが1室出たようですが、予約しますか?」と。
うぉー、JALさん、一生ついていきます!!!
私はグアムが好きで18回ほど行っていますが、ホテルニッコーグアムは全室オーシャンビューなので、眺望の心配がいりません。どの部屋に泊っても、海!海!海!なのでおすすめです。
さらに、手続きをしながら台湾に行く予定だったトホホな一日の顛末を話していると、「それは大変でしたね」とおっしゃって、座席をアップグレードしてくださったのです。うぉー、JALさん、一生ついていきます!!!
こうして、朝10時に台湾行きの飛行機に乗るはずだった私たちは、夜22時の便でグアムへと飛び立ったのでした。
小籠包はなくても海がある
翌朝起きると、目の前にはバーンとグアムの海が。
幸せ~
夫は、それまで仕事でしかグアムに行ったことがなかったのですが、2泊3日でも丸々2日は海やプールを堪能できるグアムが大のお気に入りになりました。
私は同僚や友人とすでに十数回グアムへ行っていて、実は少々飽きていたのですが、楽しい旅を経験して、またグアムが大好きになりました。
1年後、夫はおわびに台湾旅行を企画してくれました。
もちろん、全額夫持ちで。