オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

デニス・テンさんの遺志を継ぐ大会がチャレンジャーシリーズ入り

こんばんは。種子島ぴーです。

遅くなってしまいましたが、2020-21チャレンジャーシリーズが決定したことに、触れておきたいので記事にしています。

 

f:id:tanegashimapi:20200429032640j:plain

 

2014-15シーズンにスタートしたISUのチャレンジャーシリーズ。

世界選手権やグランプリシリーズに次ぐ国際大会で、

選手は世界ランキングのポイントを得ることができます。

 

世界中でフィギュアスケートの大会が開催されていますが、

チャレンジャーシリーズに加わりたいと、今年も多くの申請があったそうです。

「ISUは、すべての申請を注意深く分析し、開催場所と日時を決定し、ここに発表できることを誇りに思います」(ISU)

 

ということで、選ばれた10のISU国際大会はこちらです。

f:id:tanegashimapi:20200429031919j:plain

上記の日程は、他のISUの試合同様、コロナウイルスの状況に注意を払い、安全に開催できるようにします。(ISU)

 

ニューフェイス大会

うれしい驚きは、

故デニス・テン選手の遺志を継ぐデニス・テン・メモリアルチャレンジが、

チャレンジャーシリーズに加わったことです!!

 

f:id:tanegashimapi:20200429041449j:plain

 

なんとなんと、昨年が第一回大会で、第二回目でシリーズに認められました。

カザフスタンのフィギュアスケートの発展を願い、「カザフで国際大会を」と願っていたデニス・テンさん。

 

すでにジュニアグランプリシリーズなどは開かれているわけですが、

名前を冠したメモリアル大会がチャレンジャーシリーズに選ばれるとは、

財団の方々も感慨深いのではないでしょうか。

f:id:tanegashimapi:20200429033720j:plain

なんとすばらしい

その他に、ブタペストとインゲ・ソーラーも新しく加わりました。

インゲ・ソーラーは、返り咲きですね。

そういえば、タリン・トロフィーは、最近聞かないですね?!

 

アジアンオープンは、昨年、

台湾⇒香港⇒アジアフィギュア杯として中国の東莞で開催と、

めまぐるしく変わりました。(もはや、同じ大会だったのかどうかも不明です)

日本からは、誰も参加しなかったと記憶しています。(たぶん)

台湾が国際大会開催の権利を奪われたままであることは、覚えておく必要があると思います。

 

シリーズから消えた大会

残念ながら、今年はシリーズに名前がない大会もあります。

  1. ロンバルディア イタリア (ベルガモ) 
  2. USインター アメリカ (ソルトレイクシティ) 
  3. アイススター ベラルーシ (ミンスク) 

ご存知のように、イタリアのロンバルディア州は、新型コロナウイルスで尋常ではない悲劇にみまわれています。

同じくアメリカも、耳を疑うような死者数で言葉もありません。

大会開催どころではないですよね。

大会自体があるのかどうかもわかりません。

 

ロンバルディアとUSインターは、私も好きな大会だったので、

またいつか、戻ってくることを願いましょう。

 

旧ソ連のベラルーシは、コロナ対策が国際基準からずれている(?)ようなので、

審査からもれたのかなぁ。単に申請しなかったのかもしれませんが。

 

とりあえず、10大会の選定は終わりましたが、選手もスケート連盟も、

どの大会に参加したいとか、誰をどこへとか、とても今は考えられないですよね。