こんにちは。フレンズオンアイスの余韻がいまだ残っている種子島ぴーです。
公式やメンバーのインスタの投稿を見ながら、しあわせに浸っています。
考えて見れば、元々、フレンズオンアイスは、行こうかどうしようか迷って、
先行販売で1公演分だけ確保していました。(ザ・アイスのチケット確保の時期だったこともあり)
それが、こんなに素晴らしい、こんなに圧巻のアイスショーだったなんて!!
最終的に2公演観られただけでも、感謝の気持ちでいっぱいです。が、3日間行けばよかったという後悔もあり…人間の欲はつきないのであった。
CS放送が見られて録画できる環境なら、繰り返し堪能できたのだが・・・。
実はこの記事は、2日前に書き始めたのですが、プログラムを思い出すのと曲名を調べるのに時間がかかりすぎ!!
放送だったら、画面に曲名が表示されていますよね。それがないので、
会場でメモった歌詞の一部から(有香さん、無良くん、大ちゃん&アボコラボ)ネットで検索したり、
スケーターのインスタで流れている曲を音楽特定アプリ(Shazam)に聞かせたり(アボ、ウィーバー&ポジェ)。
フィナーレのかっこいい曲は、サビを歌ってみたけど、アプリには「結果なし」「なかなか見つかりません」の表示。「下手ですいませんねぇ!!」
意地になって、15回くらい歌って聞かせたら、ついに判明!!
Armin van Buuren & Andrew Rayel の『EIFORYA』。
おおー、Armin van Buurenと言えば、昌磨のグレスピの人ではないですか!!
昌磨も滑ってほしかったなぁ~
シェイ=リーン・ボーンの振り付けだったそうじゃないですか!!
最後まで曲名がわからなかったのは、シェイ=リーン・ボーンのプロです。
ストーリー仕立てだから、アレンジも加わっていそうだし、そのうちわかるかな。あと、鈴木あっこちゃんの曲も。
ということで、曲名探しは、疲れ切ったけど、案外楽しい。
疲労困憊ながら、フレンズオンアイス27日夜公演の備忘録も書いておこうと思います。
(以下、敬称略)
第一部の余韻
■オープニング
『Sing, Sing, Sing』
ライトが付く前から、ノリノリで踊っているステファンが見えた。
ステファン、心からショーをエンジョイしてた。オープニングに昌磨の姿なし。
出演者紹介場面から合流して、キラキラパープルの衣装で、クリムキンイーグル。
■グループナンバー
『My Favorite Things』fromサウンド・オブ・ミュージック
荒川静香、村元哉中、ケイトリン&ポジェ、ジェイソン
♪私の好きなもの、バラをつたう雨のしずく、子猫ちゃんのひげ、あったかいウールのミトン♪
しあわせな気持ちに包まれ、夢の中へ誘うようなプロでした。
■Get the Chance
大島光翔
『Real? 』by MIYAVI
滑っているときの表情がめちゃめちゃいい。スター性があって、観客も手拍子のりのり。
■宮原知子
『Paternera 』by Gino D'Auri
ステファン振付のフラメンコプロ。知子ちゃんって、外見もフラメンコダンサーぽい。年齢を重ねても、生涯をかけて踊り続けられそうなプロ。
■無良崇人
『燦燦』by 三浦大知
英語のミュージカル曲のイメージがある無良くんには珍しく、日本語の歌。動きがダイナミックだから、海とか空とか出てくる歌が合う。歌詞がしみいる演技にスタオベ。特に、26日夜がよかった。
NHK『ちむどんどん』の主題歌なんですね。聞いたことある気がしたけど、見てないので知らなかった。「しろい花 ゆれる波」とメモって、帰ってから曲を調べました。
鈴木明子さんの振り付け。
■鈴木明子
曲名がわからず。コンテンポラリーダンサーの方に振り付けてもらった、とのこと。あっこちゃんと言えば、有名な曲で華やかに滑るのが定番だったので、新境地を開くプロ。だが、私にはやや難解でした。曲名がわかれば、表現しているものがわかったかも。(そういうことではダメ?)。
■本田武史
『Fall on Me』from映画「くるみ割り人形と秘密の王国」
By アンドレア・ボチェッリ, マッテオ・ボチェッリ
親子の絆がテーマ。温かくどっしりとした滑りが曲に合っていた。
もちろん、お目当てのイーグルも。
■シェイ=リーン・ボーン、ジェイソン・ブラウン
『リバーダンス』
シェイは1998年長野オリンピック(アイスダンス)で
ジェイソンは2014年ソチオリンピックで(男子シングル)で、
リバーダンスを演じています。
印象的なコリオを融合させながら、二人で演じることでリバーダンス感が増して、心が躍りまくりました。
今回の公演で、私のハイライトでした。企画してくれた人に感謝!!
■田中刑事
『Run Boy Run』by ヨアン・ルモワンヌ(Woodkid)
前の記事にも書きましたが、音楽、衣装、コリオ、ケージ・タナカ、すべてがスタイリッシュ。
そして、「肘から指先までの美しさは世界一だな」と改めて思いつつ(手のひら、大きいですよね)、腕全体の使い方が世界随一になったのでは??とも思った。
ジャンプの着氷までが、競技時代より進化していたのが謎。プロスケーターとして、独自の路線を確立しつつある気がします。
■佐藤有香
『The Story 』by Brandi Carlile
「いつも支えてくださっている人たちのために滑る」と、有香さん。派手なジャンプはないけれど、足元にきらりと足技満載。卓越したスケーティング技術を見せながら、そんなことはおくびにも出さない慈愛に満ちた表情で、やさしくやさしーく滑っていました。恐るべし。
■ステファン・ランビエール
『This Bitter Earth 』by Dinah Washington
『On the Nature of Daylight』by Max Richter
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ワークショップの即興ダンスを連想した。前日に見たものと、ところどころ違って、そのときの感情をぶつけながら、動き、呼吸し、声を発している。緊迫感があって、思わず「あーっ」と叫んでしまった人も6人くらいいた。
感情のままに動きながらも、ジャンプやスピンがコントロールされていて、乱れないのが驚異的。氷の上でここまで体を動かせる人は、他にいないのではないかと思う。
演技後、客席を埋め尽くすスイス国旗。特に、2日目は国旗の数が増えていた。感動した人が買いに走ったのだろうか。ステファンも、ちょっと驚いてた。「私にも、私にも、スイス国旗をくだせぇぇぇと思った」(自分で買えよ!!)
■髙橋大輔、ジェレミー・アボット
『You'll Never Walk Alone』
美しい二人が、美しいスケーティングで、美しくシンクロする、うっとりプロ。
2公演目は、スマホの電源は落とさず、無事にライトをつけて演出に参加できました。大満足!! けっこう長い曲なのに、コリオを覚えて、動きをシンクロさせる二人。アイスダンスに転向しても、ジャンプやスピンができる大輔氏はさすが。
■プレゼント抽選コーナー
(他で書いたので省略)
第二部の余韻
■グループナンバー
「子どもたちの笑い声が響き、やさしい気持ちをやさしいままでいられる日常を大切に…」というようなメッセージと共に、あたたかなナンバー。曲を忘れました。
有香さん、ステファン、荒川さん、武史先生など、ベテランチームだった気がするけど…
■Dear kids
アイスダンス八幡奈乃花、武正侑駕
『古畑任三郎』
衣装を見て「ルパンかな」と思ったら、まさかの古畑任三郎。すごいチョイス。しかも、8歳コンビなのに、堂々のフリーダンスを踊り切りました。侑駕くんの表情が古畑任三郎だったのは、恐れ入りました。
■シェイ=リーン・ボーン
『闘牛士』
曲名わからず。効果音も入っているので、オリジナル編曲も加えているかも。
個人プロは、平和へのメッセージがメタファー(暗喩)で表現されたプロでした。
前の記事でだいたい書いてしまいました。
マタドール(闘牛士)の衣装、帽子を超スタイリッシュに着こなし、赤い布をあやつりながら牛と闘うシェイ=リーン。牛を倒して大歓声を浴びるものの、倒れて死にゆく牛に目を向けたとき…というようなストーリー。「引かれ合う二人」「遅かれ早かれ私たちは真実を知る」と、シェイ。
私は、ロシアとウクライナのイメージで見ました。「相手の戦車を何台爆破した」と勝利を祝っても、一握りの政治家のために兄弟国で殺し合った事実は、やがて明らかになり、人々を苦しめることになるでしょう。
■ジェレミー・アボット
『A Case of You』by James Wolpert
「コロナ禍の暗闇の時代に、みなさんにいつかまた会えるという希望が心の支えになった。これは、僕からみなさんへのラブレター…」というメッセージと共に、リンクの壁に頬杖をついた(?) アボットがライトに浮かび上がる。長い手足、大きく伸びやかなスケーティングに、「あぁ、久しぶりにアボットだ!!」。
■ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
『Dernière Danse(最後のダンス) 』by Indila
ケイトリンがフランス人形風、ポジェも帽子をかぶって、黒とピンクの衣装。動きや表情に、“ドール感”があり、フランス語の曲もおしゃれで、めちゃめちゃ好きなプロ。2013年のヒット曲なんですって。
■安藤美姫
『Lonely』
ジョニー・ウィアー振り付け。
ブロンドに染めたロングヘア―とブロンドの衣装で、ロンリーというよりもゴージャスな雰囲気でした。
■ジェイソン・ブラウン
ラ・マンチャの男より『見果てぬ夢』。ロヒーン・ワード振り付け
Josh Grobanの声?
最近、アイスショーでは無敵のジェイソン。リバーダンスのときに着ていた白いシャツ?ノーミス&卓越したスケーティングで、見る人の想像をかき立てる『見果てぬ夢』でした。
■村元哉中&髙橋大輔
『Conga and Rhythm is Gonna Get You 』
『Ahora』 and 『Move』
観客一同、身を乗り出し、膝の上のバナータオルを握りなおす者もいる“かなだい”新RDのお披露目。
もーね、リンクが狭いのよ。その中を、これでもか!!ってくらい動き回る二人。
超難プログラムを滑りながらも、過去二年弱よりも、安定感、信頼感が明らかに増していて、ノリノリで楽しめました。
この時期に、アイスダンスでここまで仕上げてくるって、すごいことだと思います。
まだ完成形ではなく、ここに、ねっとり感、暴れん坊感、イケナイ感がプラスされていくんだと思う。試合でも、話題をさらうこと間違いなし!!
昌磨のラバーキーホルダー。いろんな鞄やリュックに合わせてみましたが、意外にもブランドもののバッグにマッチ😂お試しください。
■宇野昌磨
『Padam, Padam』
ゴージャスでドラマチックで繊細。見る人を多幸感で包んで空に飛ばすプログラム。
流れるような華やかなステップと共に、空気を含んで揺れるブラウスの袖。
♪パダーム♪パダーム♪パダーム
これ、試合で見たら、みんなうっとりして、しあわせな気持ちになるよね。
今や『Gravity』より好きになっちゃってるわけですが、試合ではなくアイスショーで演じているからこそ、甘さやしあわせ感が増量されているかもしれないので、
昌磨の言うように、この一年、ショーやEXで滑り込んでから、来シーズンのSPにする(かも)、というのがいいのかな。
それから、原型はシャンソンだけど、ポップスのアレンジで、会場では音が大きかった(ちょうどいい)し、昌磨の滑りが音に負けていないし、試合映えする曲とプログラムだと思いました。
■荒川静香、ステファン・ランビエール、宮原知子
『ミス・サイゴン』
『I'd Give My Life For You』from ミス・サイゴン(荒川静香)
最初に宮原さんが出てきて、『メモリーズ・オブ・ゲイシャ』を思い出していたところ、ステファンが現れて『蝶々夫人』を思い出し、そこから、ベトナムの民族衣装をアレンジした美しい衣装の荒川さんが登場。ミュージカル『ミス・サイゴン』の有名な曲『I'd Give My Life For You from』へ。
私は、蝶々夫人、ミス・サイゴン、舞姫(森鴎外)の三大“女性は一途だが男は帰国して母国で結婚”シリーズが、高校生の頃から苦手でして…。しかしながら、子の幸せを願って命を差し出す荒川さんの演技は、胸に迫るものでした。これぞ圧巻。衣装も美しい。なぜあんな長いスカートでジャンプができるのか。
この3人の時空を超えてシンクロする二つのミス・サイゴンプロが、ショーのラストだったことで、今回のフレンズオンアイスの印象を数段階高めたと感じました。
■フィナーレ
『EIFORYA』by Armin van Buuren & Andrew Rayel
ブラックとレッドのスタイリッシュな衣装にて、昌磨をのぞく全員でグループナンバー。
盛り上がるし、かっこいい、最高の選曲。
シェイの振り付けだったのね。昌磨、踊ってくれ~
■グランドフィナーレ
キッズスケーターと昌磨が合流し、ジョン・レノンの曲でフィナーレ。
手でアーチを作って、順番にその中を通っていく演出もあった。
昌磨の衣装が、レッドのパンツにレッド系タータンチェックに見えないこともないジャケットで、ビートルズに合っていてよかったです。
<シェイ先生の後ろをダレダレ歩く昌磨>
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昌磨は、コラボやグループナンバーに参加していないので、
ちょっと遠慮気味でしたが、ステファンを始めみんなが、温かく迎えたり面倒を見てあげたりしていました。
何より、現役世界王者にふさわしい演技を見せてくれたから、コラボがなくてもお釣りがくる大活躍でした。
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以上で、フレンズオンアイス2022のプログラム備忘録は終了です。
5000文字の長すぎるブログ記事を、最後まで読んでくださった方がいたとしたら、ありがとうございました。